青藍病治療マニュアル

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 126
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041025291

感想・レビュー・書評

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  • 似鳥さん初読み。とてもフレッシュな読み心地でした。

    ある種の不安が付きまとい、それを脅威に感じパニックを伴ってしまう症例。異能症。別名「青藍症」完治はしないけどコントロールは可能。軽いのから重いのまで症状は様々。



    4人患者さんが登場する。それぞれパターン、症状はまったく一致しない。軽く笑える田辺君の能力。「犬が光る」。


    やるかやられるかどうなってしまうの?切ない二人の「この世界に二人だけ」(←面白かった)


    人の年収が見えてしまう、またまた変わった能力。ある意味うらやましい。「年収の魔法使い」


    一番ハラハラしてしまった。二人の想いが甘酸っぱい「嘘をつく。そして離さない」


    の4編。静先生シリーズとかシリーズ化しそうな感じがする。私自身、静先生の性別も含めて、その能力や研究者に至るまでの道筋が知りたい。最後にまた田辺君が登場して、とてもほっこりした気分になりました♪

  • (15-66) 今までも超能力物には何とかコントロールできるよう訓練したりとかあったが、青藍病という病気として治療しようという発想が面白い。そして一番の謎は静先生ではないだろうか。もっとこの先生のことを知りたい。
    回りにとって大変危険な症状から、本人だけが困っていること、別にそれがあっても困らないだろうという症状まで様々な青藍病患者がいるが、やはり命に関わる症状の話は重かった。
    これ、シリーズ化するのだろうか?もっと読みたいと思う。

  • ちょっと変わった超能力? の「異能症」を持つ人たちを描いた短編集。でもこの異能、微妙に役に立たない……というか邪魔。それでも考えようによっては役立てることができるのかも? という前向きなお話。
    お気に入りは「この世界に二人だけ」。サスペンス感あふれる展開でぐいぐい読まされました。一番厄介な能力だけに、使い道を間違ってしまったことは哀しいなあ。

  • 動物に襲われるのではとの不安が高じて動物に襲われる能力を手に入れた高校生、父親の生活力のなさから相手の年収がわかるようになったOLなど、通称「青藍病」と呼ばれる特殊な能力を持った人々の話。
    かなり無茶な設定ですが充分堪能できました。
    最期の話は何度かどんでん返しがあり読み応えがありました。
    静先生が何者なのか気になります。

  • 市図書館にて。

  • 文庫かされて積読されていたので慌てて読んだ。不安から発症する能力に目覚めた主人公の生き方を左右していく事件を中心に展開。中でも静先生の謎加減が深まっていくので是非続編もと期待してしまう。ガスの元栓がしまっているか確認できるってまた些細だと思った。

  • 不安に思ったことが発現する病気「青藍病」のお話。とても小さな不安がぐんぐん大きくなって手に負えなくなるかんじ、分かるなぁ。
    2017/5/2

  • いわゆる「特殊能力」を病気として扱った作品。恐怖症が行き過ぎたばかりに発症するという設定が面白い。さくさくと読めるが、タイトルに反して治療はあまりしていない。静先生の謎がそのままなので、続編があると嬉しい。

  • 原因不明、特効薬なし、症状はさまざま、な「異能症」--別名「青藍病」にかかった患者たちと、治療法を模索する性別不明の静先生の連作短編集。
    異能と言っても、動物全般から威嚇攻撃される、とか、源泉徴収済の去年の年収を読み取れる、とか、一体何の役に立つのか?なものばかり。
    面白かったです。
    梨屋アリエの『プラネタリウム』が好きな人にオススメしたい。

    装幀 / 帆足 英里子

  •  超能力を持っちゃった少年少女の話ですね。

     全般的にユーモアがあって、サクサク読めます。静先生の謎もそのうち解るのでしょうか。シリーズの匂いがします。
     
     話の雰囲気から、文庫の書き下ろしでシリーズ化でもいいんじゃないかと。

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著者プロフィール

似鳥 鶏(にたどり けい)
1981年生まれ、千葉県出身の小説家・推理作家。男性。千葉大学教育学部卒業。北海道大学法科大学院在学中の2006年、『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、2007年に同作品で小説家デビュー。
2012年の『戦力外捜査官』が代表作。本作はシリーズ化し、武井咲主演でドラマ化された。

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