東京侵域:クローズドエデン Enemy of Mankind 上 (01) (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2015年4月1日発売)


- 本 ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041025680
作品紹介・あらすじ
東京が変貌して2年。高校生の秋月蓮次と、人気アイドルの弓家叶方は“臨界区域・東京”に侵入する“侵入者”になっていた。“人類の敵”に支配された死の街で、蓮次と叶方は誓い合った“約束”を果たせるのか!?
感想・レビュー・書評
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ヒマワリの役割が気にかかるところ。やっぱし人類裁定とかみたいなことなんだろうか…。
ところで消閑の挑戦者はいつ続きが出るのでしょうか…お待ちしております…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
既刊3巻。どうか!どうか!続刊を!
突入即死に挑むカナとレンの姿に手に汗握る。絶対強者に命を何百と積み重ねて反撃の拳をぶちあてる人間に身震いする。
3巻最後の拳と拳をぶつけ合うイラストのレンとカナ、その立場が敵対するものに成ったとしても二人の想いに心震えた。
二人の周囲の人間の今後、EOMの目的、囚われた数百万の人々など全ての続きの物語をどうかよろしくお願いいたします!
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紫色の霧に閉ざされ、壊滅した東京都心を舞台にしたダンジョン探索型のボーイ・ミーツ・ガール。ダンジョンと化した東京、跋扈する異形の怪物クリプテッドと、人類の敵EOM(エネミーオブマンカインド)、ドロップアイテムかつ、EOMに対する唯一の対抗策である、赤緑青の、強化、感覚、修復の三種類の注入(ショット)と呼ばれる道具など、設定が非常にゲーム的であり馴染みやすい。しかしゲーム的という言葉から感じる軽薄さのようなものは微塵もなく、むしろ死と隣り合わせという緊迫感に満ちているため、常に極限状態のような緊張感がある。抵抗はできるが基本は勝てないというEOMとのパワーバランスも絶妙で、そんな中で主人公二人の見せ場を作りつつも、一転して絶望的な展開へと転がされるため終始気が抜けない。作者の手腕は素晴らしいの一語。主人公が組織ではない反体制側である侵入者(レイダー)という立ち位置も魅力的で、大人に任せておけないため、子供が独自で動くというのはジュブナイルの王道であり、読んでて非常にワクワクした。また救務庁という公的機関との三つ巴状態や背後に巡る陰謀なども読み応えがあり、まだ核心に触れていないので下巻が非常に楽しみである。
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霧に閉じ込められた空間に幼なじみを助けに行く話。
ヒロイン格であるはずの相方と同床異夢やからか、あんまりヒロインぽくないんが残念や。 -
割と酷い展開だし、特にラストのカナの行脚とか目も当てられない感じだけど、それでも希望というか、レンたちがすごいことをやらかすんじゃないかというwkwkがあるのがよい。まぁ某ムシウタもなかなか報われない展開なことを思い出すと、しばらくは悶々としそうではある。
岩井恭平の作品





