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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041026007
作品紹介・あらすじ
平凡だけがとりえの知花は見合いを勧められる。相手は資産家の飯盛家の長男。なぜか気に入られた。奥深い森の洞穴で“新妻は見た!” 第8回「幽」怪談文学賞で審査員を唸らせた和風ゴシックロマンス。
感想・レビュー・書評
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期待してた怖さと違った~って感じだけれど、帯の言葉通り総じて「変」なお話で旧家の設定や雰囲気は好みだった。「変」なまま粛々と話が進んじゃうのがなんか凄い。所々描写は分かりにくい。
結局アレの正体は何だったんだろう。消化不良な印象も残りつつ、嫁という立場の危うさとどんな人間も隠し持っている金への執着にヒヤリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「幽」怪談文学賞特別賞受賞作。
いわくありげな資産家に嫁いだ新妻。その家の奇妙なしきたりと、彼女に課せられる使命。一族の抱える秘密の正体は……?
と、あらすじを見ればいかにもなゴシックホラー的展開を期待してしまうんだけど。
……何これ。あまりに変。あまりに奇想天外。とことん奇妙でずれた世界観、なのにあっさりすべてを受け入れて受け流しちゃう主人公、見事すぎるぞ!
最初から最後まで、かなりシュールで独特な雰囲気の一作でした。
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