きんきら屋敷の花嫁 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 42
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026007

作品紹介・あらすじ

平凡で天涯孤独な27歳の知花に、縁談が舞い込んだ。資産家の飯盛家の長男に気に入られたのだ。広大な森に囲まれた屋敷、外部との接触を嫌う家族や親類たち。知花は義母らから一族に伝わる決まりごとを学んでいく。そしていよいよ年に1度の重要な仕事、ひとり暗い森に分け入って"あるもの"を得てくることを教えられた-。選考委員一同が前代未聞の怪異と驚嘆し、『幽』怪談文学賞特別賞を受賞したきんきらゴシック・ロマンス!

感想・レビュー・書評

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  • 期待してた怖さと違った~って感じだけど、帯の言葉通り総じて「変」なお話で、旧家の設定や雰囲気は好みだった。「変」なまま粛々と話が進んじゃうのがなんか凄い。所々描写は分かりにくい。
    結局アレの正体は何だったんだろう。消化不良な印象も残りつつ、嫁という立場の危うさと、どんな人間も隠し持っている金への執着にヒヤリ。

  • 「幽」怪談文学賞特別賞受賞作。短いのでサクッと読めます。

    あるお金持ちの屋敷の長男と結婚した主人公。ものすごく大きな屋敷で家事は大変だし、姑や小姑ともそこまでうまくいってるわけじゃないけど、まあまあ普通に暮らしている。
    だが、この家がどうやって富を得ているのかよくわからない。他者を異様に排除したがり、普通の家とは明らかに違う……。

    森の奥からやってくる謎の存在が金を「吐く」ことによって栄えるという設定がまず見事。
    というか、この話はそこにつきますね。
    一族はその金を吐く女に依存し、それが断たれることが何よりも怖い。
    金を吐く存在が「飽きた」ことにより、この一族は滅ぶ。

    得体のしれない富に執着し、それを得るためだけに儀式のようにして日々を過ごす一族の描写は不気味怖いんですが、それに順応し、通り越して冷めた目線で見ている主人公の女性も奇妙と言えば奇妙。

    最後の方のシーン、金を吐く女と男が大きくなり、山や地面と一体化するシーンでは、なんとなくエヴァンゲリオンの巨大綾波を思い出しました。

  • 文章が未熟。
    内容も別に驚くべき点は無い。

  • 「幽」怪談文学賞特別賞受賞作。
    いわくありげな資産家に嫁いだ新妻。その家の奇妙なしきたりと、彼女に課せられる使命。一族の抱える秘密の正体は……?
    と、あらすじを見ればいかにもなゴシックホラー的展開を期待してしまうんだけど。
    ……何これ。あまりに変。あまりに奇想天外。とことん奇妙でずれた世界観、なのにあっさりすべてを受け入れて受け流しちゃう主人公、見事すぎるぞ!
    最初から最後まで、かなりシュールで独特な雰囲気の一作でした。

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