- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041026038
感想・レビュー・書評
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吉野北高校の舞台となった、城北高校出身だからだと思うけど、こんなに当時の思い出が蘇ってくる本は初めて。図書室のかび臭い空気、帰り道の土手での告白、汽車通、全部が懐かしくて遠い記憶なのに、この本の素直な表現と細やかな描写で鮮やかに思い出した。素敵な青春を味わえる作品。ああ、あゆみになりたい。
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私も田舎の進学校の図書委員だったので、当時を思い出しつつ読みました。今も大学の図書室の常連なのですが、でもやっぱり田舎の古い校舎の図書室とは雰囲気が全然違うし、何より図書委員でとりとめのないおしゃべりをしていたことがいいんですよね。懐かしさと甘酸っぱさ、そして何よりもそれが貴重な時間だったということを思い出させてくれた1冊でした。
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2015.11.28 読了
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ダ・ヴィンチで見て購入。
男女の友情ってあるのかな?
私は、かずは大地のこと、「恋愛としての好き」なんだと思っていたけど。
かずは、大好きな物や大好きな人たちに囲まれた、居心地のいい場所での時間がずっと続くと思っていた(そんなことすら考えたことがなかった)から、周りのちょっとした変化に動揺してしまったのかな。
それにしても…鈍感な大地に、かずがどんな気持ちなのかわからせてやりたい! -
(リリース:公一さん)
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きらきらの青春@図書館。
図書委員会ののんびりした静けさ(イメージ)が、きっとこの小説の全体の雰囲気を作っている。図書委員会って、まあ、こんな夢のある雰囲気かもしれない、なんて。
章ごとに語り手が変わる。それで、それぞれが意外ともやもやを抱えていることもわかる。けれど、全体的には平和。
全体的に理想的な話ではあるけれど、そこがまた、甘酸っぱくていい。今日マチ子の絵が雰囲気を作っている。基本的に善人しかいない、それなのに少しずつお互いを傷つけている、そんな少女漫画の柔らかさ。 -
学生時代の甘くせつない気持ちを思い出させてくれる。続編がある模様だ。
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図書委員のメンバー個々の視点から語られる人間関係(恋愛模様!?)。
どのように他人が自分を見ている、評価しているかなんて言葉にしてもらわないと分からない。
本人が思っている以上に他人から見た自分は素敵なのかもしれない。
ただ自分の素敵なところというのは本人にとって当たり前なので気づかないんだろうな。
色々な人との出会い、関わりの中で自身の素敵なところ知っていく。
そんな高校生活を送れるのは素晴らしいと思う。 -
読みやすくて、さらっと読んでしまった。
恋愛シーンがキューンってなって涙が出てしまった。
が、、会話が誰がしゃべっているのかわからない感じがちょいと、、
あと、方言はやっぱり読みにくいかな