短歌ください (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 320
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026045

作品紹介・あらすじ

ルールは、五・七・五・七・七という形式だけ。本の情報誌「ダ・ヴィンチ」の読者投稿企画「短歌ください」に寄せられた短歌の中から、人気歌人・穂村弘が傑作を選出。鮮やかで的確な講評が、短歌それぞれの魅力をいっそう際立たせる。詠みたい気持ちを喚起させる実践的な短歌入門書であることはもちろん、言葉の持つ可能性の果てしなさに胸が高鳴る読み物としても刺激的な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は雑誌〝ダ・ヴィンチ〟に投稿された作品を集めたものだそうです。
    短歌って、五七五七七にあてはまる言葉を選び、リズムとテンポを操りながら巧みに組合せるだけでなく、意外性も考慮しなければならない、センスの問われる遊びだと思います。
    詠み手だけではなく、鑑賞する側だってセンスを問われます。三十一文字に記された意味を読み取るには、豊かな感受性が必要ですし、想像力だって欠かせません。
    和歌とはそもそも、漢詩に対する大和歌を示す言葉だったみたいです。七五調を基本とした、長歌、短歌、旋頭歌などがそれにあたります。でも、平安時代には、短歌以外の歌が廃れてしまったので、短歌が和歌と呼ばれるようになったんだとか。よーするに大和歌の中の短歌だけが、いまに生き残ったってことですネ。そう考えると短歌は、遊びとして受け入れられやすい要素があるってことですよねぇ。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
    http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 歌人の穂村弘さんが読者に募集した短歌を紹介する本。
    短歌は面白いものもあれば、たまにう~んと思うものもありますが、穂村さんの解説がつくと全てが面白くなります。
    自ら短歌をつくってみたくなります。
    あっという間に読めてしまうので、おかわりが欲しくなります(笑)続編が出てるのも読もうと思います。

  • ★3.5
    「ダ・ヴィンチ」連載の短歌投稿コーナーを文庫化。掲載されている短歌の作者は一般人、所謂素人ではあるものの、その感性に驚いてしまう作品がチラホラと。さらに、その作者が十代だったりすると、日常をどんな目線で見ているのかが気になるばかり。そして、始めは"五七五七七"の制約が守られていない短歌に読み辛さを感じるけれど、誌面でのコーナーが続くにつれ、作者が良い意味でこなれていくのが分かる。同時に読者側もこなれていき、「短歌ってこんなに面白いんだ!」と思えた。選者・穂村弘の解説に、ハッとさせられること多々。

  • 穂村氏の感性は宝物だ。。。

  • 同じ人の歌が何回も選ばれてるんだよねえ。
    そんなに応募が少なかったの?

    朝日歌壇もそうだった。
    毎回決まった人の歌が選ばれる。
    大してうまくも感じないのに。
    それが嫌で朝日新聞やめた。

  • 読者の投稿した短歌は新鮮なものばかりだし、穂村さんのコメントも分かりやすい解説やら意外な視点から切り込む批評や様々であり、読者と選者の相乗効果で二倍も三倍も面白い。
    「改悪例」もとても納得感がある。

  • 穂村弘さんの解説でようやくピンとくる歌も多く、自分は言葉に鈍感で落ち込む。

  • 投稿されてくる歌が進むにつれて良くなってくるのが一緒に成長してるようでたのしい。

  • 読者さんの作品はもちろん楽しい、それを解説する評する穂村さんの視点とことばがまたすごくいい。
    詩人はすごいなあ。

  • 『ダ・ヴィンチ』の人気コーナーの作品集です。
    どの歌も心惹かれて、ドキドキしながら読みました。
    5・7・5・7・7だけど読み方は自由なのもよかったです。
    短歌を習いたくなります。

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著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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