LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)

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著者 : 内藤了
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年1月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026120

作品紹介

現金を詰め込まれて殺された謎の被害者達。新人女性刑事が大活躍の人気シリーズ最新刊。
===
正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。都内各地で連続して同様の死体が発見されるが、被害者の共通点は見つからない。藤堂比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」の面々は、警視庁の合同捜査本部でその「リッチマン殺人事件」に取り組むことになったが……。

現代社会の闇が猟奇的殺人と共鳴する、新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第4弾!

LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 藤堂比奈子シリーズ第4弾!
    今回は大掛かりな捜査に参加した厚田班。個性溢れるメンバーだなぁとつくづく思った。そして、比奈子の人の懐に入り込む力…すごいなぁ。切なくて物悲しいストーリーだった。絹さんも無事に会えてよかった。

  • 「藤堂比奈子」シリーズも4作目となった。
    「LEAK」では内臓が破裂するほど大量の硬貨を体内に詰め込まれた死体が相次いで発見される。
    比奈子たちが被害者たちの身元を確定しようと捜査する中、並行して、鑑識の三木は大量の硬貨1枚1枚を調べデータ化する地道な作業に追われていた。
    被害者たちは何故下半身を埋め込まれ身動きを封じられていたのか。
    被害者たちは何故両手の自由は奪われなかったのか。
    被害者たちは何故大量の硬貨を飲み込まされていたのか。
    理不尽な死を遂げた者の無念は晴らされなければならない。
    そう考える人たちがいる。
    罪を犯した報いは受けるべきだとは思う。
    けれど、その方法は個人による「天誅」であってはならない。
    復讐はより過激になり、やがて暴走し、復讐することよりも行為そのものが目的になっていく。
    歯止めの効かなくなった者は、復讐者ではなく単なる殺人者に成り果てていく。

    第4作まで読んでくるとこのシリーズにはひとつのパターンがある。
    比奈子が心を許した人間。
    親しくなった人間。
    彼らが必ず事件の鍵を握っているということだ。
    「ON」では中島保が。
    「CUT」では佐藤都夜子が。
    「AID」では原島巡査部長が。
    この「LEAK」もこのパターンに当てはまる。
    身近な人間が事件に関わることは、比奈子にとっては辛く哀しい経験でもある。
    けれど、同時にそれらの出来事は比奈子の警察官としての成長に結びついている。
    「ZERO」「ONE」「BACK」はすでに発売済みだ。
    猟奇事件を捜査する比奈子を通して、その成長と中島との交友を見守りたいと思う。

  • シリーズ4作目。猟奇犯罪がそうそう八王子だけで起こらないということで本庁へ厚田班がでばってく。
    今回も殺された方がエグい。死体描写がエグい、エグい。
    登場する人が少ないため犯人の予想がついちゃうところ、サポートに入った藤堂比奈子あてに犯人から電話が来ることなどご都合主義展開を感じたけど面白かった。
    次回は佐藤都夜が再登場かな?楽しみ。

  • 小銭が詰め込まれまくった死体が複数見つかり、犯人についたあだ名がリッチマン。
    直接の連絡が比奈子へとくる、果たして犯人の目的は?

    メインヒロインは比奈子で、裏ヒロインが石上博士で、
    真ヒロインは太鼓屋の絹さんだな。
    この人が一番読んでてハラハラする。

  • 比奈子さんの出会いの強さにご都合主義的な感じは否めませんが、お話だから、いいといえばいいです。今回、ほかに出張って行ったことで、厚田班の魅力が出てて面白かったです。登場人物、いろいろ絡みまくりでしたが、それぞれの役どころがしっかりしていて面白かったです。このシリーズ、完全にはまりました。早く、次買おう。

  • 再読でも面白かったです。硬貨を口から流し込まれて内臓破裂で死ぬって…今のところ一番辛いです。比奈子の、人の懐にするりと入っていくスキルすごいです。厚田班の皆さんも真っ直ぐでいいな。今回の犯人もやるせないです。怒りは人を狂わせます。歳を取ったら、怖いものなんてなくなるのかな。分からないです。最後の手紙、すっかり忘れていたので続きも読みます。

  • どうにも殺人現場の遺体の状態がエキセントリックすぎて、事件解明の部分があさーく思えてしまいます。こんなに凝らなくても。もの悲しい背景があるのに、それが真に迫ってこないのはあまりにもったいないように思えます。今作は登場人物も多く人間関係などかなり練った感があるのですが、どうも重く伝わってこなくて。私のようなレベルでもちょっと早めに犯人の目星がついちゃうのもどうかなあ。次作を先に読んでしまってるので、最強悪女登場のイントロがあるのは、ちょっと痛快ですね。

  • 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、4作目。
    「リッチマン殺人事件」の巻。

    前作あたりから漸く比奈子のキャラを受け入れ出した私。読み手の私も慣れてきたのか、比奈子も成長してきたのか。最初の頃の幼稚な部分が薄まってきて、随分と読み易くなったように思う。比奈子らしい目の付け処で事件の糸口を掴み、捜査が進展していく過程は、事件推理モノとして面白かった。ただ、肝心の人間フォアグラ製造機がいまいち想像しにくいというか、理解できなかったのが残念。グロテスクかつセンセーショナルな殺害方法でどういうカラクリなのか気になりながら読んでいたのに、何だか肩透かしを食らった気分になってしまった。まぁ、読み手の私の理解力の問題かもしれないが。
    最後は次作に繋がるような展開で終わり。シリーズものとしても俄然面白くなってきたかな。

  • シリーズ4作目。口から大量の小銭を詰め込んで殺害するという猟奇的な連続殺人事件が起き、比奈子ら猟奇犯罪捜査班のメンバーが謎を追う。
    今回も哀しくて切ない事件。
    人生の終盤に差し掛かった時に何を思うのか。比奈子と同じく、まだ想像もつかないし、何ひとつ心残りなく死ねるなんて幸せなことは滅多にないことだとは思う。それでも、太鼓屋のお婆ちゃんやシェアハウスの老人たちを見ると、悔いなく生きられたらと願う。
    ドラマよりも人間関係が複雑で、より深く掘り下げられてる分、原作のほうが面白いと感じる。

  • ドラマでは、中島先生ピーク回の翌週でちょっと中弛みー?と思っていた「LEAK」。
    原作めちゃめちゃおもしろいじゃないかー!
    人間模様の重なり合いや 思いやりあいが 原作の藤堂ちゃんのよさをひきたてるね。

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