完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 2126
レビュー : 244
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026144

作品紹介・あらすじ

単行本未収録連載100ページ以上! 雑誌『ダ・ヴィンチ』読者支持第一位となったオードリー若林の「社会人」シリーズ、完全版となって文庫化! 彼が抱える社会との違和感、自意識との戦いの行方は……?

感想・レビュー・書評

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  • 実は私、オードリーのファンです!
    特に若林君がいい!!

    そんな若林君おススメの本ならきっと好きなはず!
    と、【教団x】にチャレンジして、挫折したという、苦い経験があるのですが…
    しか~し、ファンと公言するからには、若林君のエッセイは読まなくちゃね!
    普段、「人見知り芸人」、「女の子苦手芸人」と自称している彼。
    オードリーがブレイクした当初は、春日の存在感の陰に隠れ、「じゃない方芸人」と言われていた彼。
    自意識過剰な彼。
    そして、自他ともに認める「読書芸人」でもある彼。
    「帯が書きたい!」と言っている彼。
    最近は又吉先生にすっかり持っていかれていますが…

    そんな彼のエッセイ。
    面白かったです!
    ますます若林君から目が離せません~(笑)

  • テレビ出始めた頃は、「じゃない方芸人」なイメージだったけど、最近はテレビやラジオで話してるの見ると、この人絶対頭いいし、なんか好きだなと思ってて。読書好きでもあるし、どうしても読んでみたくなりました。

    人見知りで中二病だった彼が、本当にタイトル通り社会人として成長していく様が分かって、とても面白かったです。大人になるのを良しとする部分と、それと引き換えて何かを失う寂しさと。とてもよく分かります。

    被害妄想気味だし、ネガティブで考え過ぎなタイプだと思いますが、自分と似てる部分もあって、共感しまくって。でも私も同じようなこと感じてたけど、こんなに言葉にはできない。自分でこれだけの結論に達する彼はすごいなと思います。

    読書好きなだけあって、文章も読みやすいです。文章が上手いのか共感からなのか分かりませんが、何度か泣きそうになりました。

    エッセイでこんなに共感したことないかもしれないってぐらい面白かった。彼がこれを書いたのと同じぐらいの歳で読めたのも、大きいかもしれないです。

    歳を取ったらこんなに共感できないだろうし、近いうちにまた読みたいなと思います。

  • 朗らかで常識人なのかななんて思っていたら、こんなに色々不自由な考え方をするめんどくさい人だったんですね。自分が昔持っていたような青臭くめんどくさい感性をずっと持ち続けたまま、大人になってしまったようです。なので共感できるけど昔の自分と重ね合わせの話なんです。現在進行では共感要素無いかな。
    それでも所々今でも自分のどこかで持っている、めんどくさく、理屈っぽく、誰かに依存しつつもそれを絶対に気取られたくないという感性にぴかーんと反応する事があるのです。これは明るい青春を謳歌してこなかったからこその共感ではないか。そう意味では暗い青春を送った者だけが持てる優越感かもしれません。
    春日はひたすら明るくてずっと幸せいっぱいというのもびっくり。あのキャラってそのままなんですね。それもすごい。

  • オードリーは前から好きだったけど、この本を読んでもっと好きになりました。
    私にとっては、名言の宝庫。
    そしてここまで自分の感じていることを正確に言葉にできる若林さん、すごい。

    共感できる部分が沢山あったけれど、終盤の「結果と過程」「自信」についての部分は、これまで読んできた著名な方の文章よりも説得力がありました。
    今の自分にとてもしっくりくる言葉でした。

    それでもやはり芸人さん!
    内容は真剣なものだけど、随所で笑わせてくれます。
    好きなのは、「冷たい水の中をふるえながら上ってゆけ」の話や、ところどころ語られる相方・春日さんの話。
    でも、ホロリともさせてくれます。
    春日さんのことをつづった章の、最後の一文。
    若林さんの思いにぐっときました。
    私、きっとずっとオードリーのファンでいます。

  • とにかく共感の連続。
    移動中暇になるから…と、読み終わったら即売ろうと買った本だったのですが、これからずっと本棚に並べておきたい一冊になってしまいました。

  • 人見知りで人嫌い、自意識過剰で何事もネガティブな発想をしてしまう、オードリー若林正恭さん。
    私も人見知りなので、笑いつつも共感してしまうエピソード満載だった。
    いつもお笑いのネタを考えているだけあって、エッセイ一つ一つに必ずクスッと笑えるオチがついているし、話の流れも山あり谷ありで読みやすい。
    中でも「がんばれ!」の取り扱いの難しさや負の感情をモチベーションに加工する話、「大丈夫だよ」の話、「本は杖やビート板」等々、付箋貼りまくりだった。
    タイトル「卒業見込」ということは、この続きが期待できるかな!?

  • 極度の人見知りを自称するオードリー若林が、芸人人生を通じそれを克服していく、本人の曰く社会に「慣れていく」経緯が生々しく綴られたエッセイ。

    タイトルの「卒業見込み」は、人見知りを卒業手前までは来ているけど、卒業することはずっとないんだろうなという、ある種の諦観、そんな意味を込めている。

    「人見知り」といってはいるが、私の感覚では彼はそこまで(私のように)重度な人見知りともいえないように感じた。少なくとも人と話したり会うのが怖いとかつらいとか、そういうのではない。学生時代彼女もいたし部活も運動会系のアメフト部でそれなりにやっていたようなので、元々ある程度の社交性はありつつも芸人として売れず、一般社会からずれた世界で長く暮らすことで極度にすれてしまった人間、と感じられる。

    彼を表する言葉として最もしっくりするのは「極度の自意識過剰」といったところだろうか。

    だが、私は彼の書く文章はホンモノだと思った。その極度の自意識過剰が、それを文章に表現することでそんじょそこらの芸人にないクォリティを発揮する。物事に対する洞察がひたすら深く、鋭く、独創的、そしてユーモア、だからとにかくおもしろいのだ。

    私はおそらく彼以上の人見知り、内向的人間であるからこそ、彼の書くことは得心を得たものばかりだ。その文章になんどあるある!となったことか。だがいわれてみたら、とか書かれてみたらからこそ同意できるけど、自分がこんなにも自らの考えを明確にはっきりと書けるかというと、できないだろう。形にしていない、文章化していない、ぼんやりとしたなにかー価値観というには気が引けるーが有るだけだ。

    これだけの文章が書けるのは本当に普段から日常的に本を読み、継続的にモノを書いている人なんだろうということが伺える。

    そして、彼がその芸人生活を通して人見知りを克服していく、社会の爪弾き者から真の社会の一員になっていく過程。それはつまり私が未だ本でしか得られないことが、実体験で得られたこと。それを彼独特のセンスで書かれたこと、最終的に彼が得られた結論、価値観。これらは全てホンモノだと思った。だからこそ、そんじょそこらの自己啓発本より価値があると感じた。

    この本は実は3,4年前に読んでいた。あの頃は、芸人なのに闇が深いやつやな〜とかいっておもしろおかしく人に話したり、共感はしつつもどこか人に話す時は自分とは関係ありませんよ、といった線を引いていたのだけど、今回はもろにきた。
    それはおそらく、自分とは違えども、彼は彼の世界で本当に苦労して苦労して、もがいてその末に自分を乗り越えてきたんだ、ということを共感することが、できたから、そしてその真の価値に、偉大さに気づくことができたからだと思う。

    それにしてもこんな大上段に構えて文章を書いている私こそ自意識過剰だし、彼に笑われるだろうな。「いや気持ち悪いわ!」と。でもそれでもいい、こうやって書くこと自体が大切だから。

  • ダヴィンチの2016年の12月発売号を今さら読んで、気になる本を見つけては、いろいろと読み漁っているところです。ダヴィンチで連載されていただけあり、かなりリズムよく、読みやすく、短くまとめられていてよかったです。本人がのべている通り、ネタが苦しくなって潔く終了させているのもまたよし。確かにその通りであっぱれです。

  • 本人曰く、自意識過剰、人見知り、負のスパイラルの
    ドツボにしばしば入る。。。若林。

    賞の2位を取り、テレビに出始め忙しくなって
    自分の許容量をしばしば越す。
    そんな時代から「ダビンチ」に掲載されてた
    エッセイが本になった。


    本の中で時折輝く言葉を連ねてみた。






    ネガティブを潰すのはポジティブではない。
    没頭だ。



    状況がダメなのではなくて、状況をダメと捉えて
    しまうことがダメなのだ。



    社会とまでは、言わないまでも
    自分の生活圏内のコントローラーの操作を
    今ちょっとだけおぼえてきたのかなぁ?
    最近、生きてて楽しい。



    ネガティブシンキングに陥る自分の扱い方
    大丈夫というところから『大丈夫』は始まるのだ。



    (黒ひげ危機一発貰うエピソードで、、、)
    何かをしても何も起こらなかった時、
    飛ぶ可能性は上がっている。



    ちゃんと降参して理想を追う道から降りよう。
    おそらくそれが正しい。
    だって、ちょっとおりてみたら
    今日がくっきり見えてしようがない。




    人とうまく付き合えない、
    いつも天邪鬼を心に飼っている。
    なんだか生きづらい人生だと、感じてる
    息苦しさがある方に、お勧めしたい一冊でしたよ。

  • 共感できることがいっぱい!!
    私よりも少し上の若林さんが、歳を重ねて達した考えが、とても救いになった。

    一番心強く感じた言葉は、「性格は形状記憶合金のようなもの」ということ。
    なかなか変えられない。理想の自分を追って、自己啓発の本とか読んで実践してみても、また元の情けない自分に戻っていく。
    だから、変えるんじゃなくて、コントロールできるようになればいい。
    自分の性質を受け入れてやればいい。

    これを読んで、「あ、今の私のままでいいのか」と、何かを許された気持ちになった。

    自己嫌悪に陥って、ネガティブスパイラルに陥ってしまったときに読みたい本。

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著者プロフィール

若林 正恭(わかばやし まさやす)
日本のお笑い芸人。「オードリー」のツッコミ担当だが、当初はボケだった。
2013年に初の著作にして代表作『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を刊行し、2017年『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を刊行し第3回「斎藤茂太賞」を受賞している。2018年8月、『ナナメの夕暮れ』を刊行。
趣味多数、その中に読書と本の帯収集がある。『アメトーーク!』人気企画「読書芸人」の常連。

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