- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041026236
作品紹介・あらすじ
役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわぬ手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸――役人たちの闘いと身につまされる宮仕えの日々を、新たな筆致で描く渾身の書き下ろし。
「やられた! するどい考証の切っ先が、読者の胸元につきつけられる。上田さんの時代小説の新しい作法に舌を捲きます」――北原進(歴史学者・品川歴史館館長)
感想・レビュー・書評
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日頃あまり取り上げられない役目が題材で面白かった。
現代の縦割社会と慣例主義の根源を見た。
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まあまあ
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2021.08.31
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著者得意分野、徳川幕府の職の説明と具体的な説明となる短編
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シリーズの主人公で紹介されてる短編は楽しかったです。
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変わった作家さん
歯医者さんをしばらくやってた -
仕事の内容を理解するにはよい。わかりやすい。小説としてもっと長い物語を読みたくなってしまうのが…
著者プロフィール
上田秀人の作品





