もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 224
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041026243

作品紹介・あらすじ

黙々と働く昼も、ひとりで菓子パンをかじる夜も、考えるのは恋のこと。あのときああ言っていたら……今度はこうしよう……延々とシミュレートし続けた果てに、〈私の天使〉は現れるのか? 人気歌人による恋愛エッセイ集。MF文庫ダ・ヴィンチの人気作品が角川文庫に登場。

感想・レビュー・書評

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  • 穂村弘のエッセイが好きだ。
    言い回しが、特に。
    独特の空気を纏っていて、癖になる。
    どこで読んでいてもニヤニヤしてしまう。
    不審者と思われるかもしれないから、外で読むのはやめておこうと思うのだが、続きが読みたくて仕方がなくなってしまう。うーん。魔力がある。

    今回の本で、特に好きな言い回しは、
    「彼女のパパとママ」の冒頭の
    【脳が純白になる。】
    という1文。
    すごいセンス。
    頭が真っ白になった、のではない。
    脳が純白になるのだ。
    切迫感が増す気がするのは、私だけだろうか。

    ああ、この穂村弘風の文章が書けるのもあと数分。
    読みきった直後にだけ、真似ができる。
    ああ、この感じ方で、このセンスで、生きていけたら世界はどんな風に見えるのだろう。
    しかし、影響されやすい私は、きっと明日は池上彰の目で世界が見られたらと思うのだろう。

  • 穂村さんの恋愛エッセイはおもしろいと聞いて。
    解説の瀧波ユカリさんの意見に全面的に賛成。というか、この解説めちゃくちゃおもしろいな。作品のオチになってると思う。この解説もふくめてひとつの作品だと言わしめてしまうような解説をひさしぶりに読んだ気がする。

    解説ばかり褒めてしまった。
    穂村さんの計算された不安定さ(暫定)に安心する人はたくさんいると思う。

  • なんて桃色な脳細胞…。
    めんどくさそうなのであまり近くには居て欲しくないな。
    しかも、奥さんいるんですよね。
    自分の夫の脳内がこんなに桃色だなんて、どんな気がするんだろう。私は嫌だ。

  • 2018.6.17一箱古本市にて購入。

  • だいっすき。穂村さんは私の知りうる中で1番脳内が面白い人。

  • 知人から恋愛相談をされて、恋愛とは…?という疑問が浮かび、その参考資料的に手に取った本。極端な一例を見てしまった…

  • キュートな穂村さんをこれからも追い続けます!私より遥かに年上なのに、なぜか守ってあげたくなりますね〜

  • 読んでいて脱力します

  • 歌人・穂村弘による恋愛エッセイ集。
    私は普段、小説漫画映画TVドラマ等いかなる媒体であっても「恋愛」がメインのテーマになっているものにはほとんど食指が動かない、という偏った人間なんですけど、「ほむらさんが書いているなら(そして瀧波ユカリ先生が解説しているなら)……」という理由で衝動買いしました。めちゃめちゃ面白かった。

    読んでいると、高揚感とか一種のスリルとか何か頭が悪くなる感じとか、「恋」によってもたらされる素敵なものやしょうもないものが、独特の表現で次々に目の前にサーブされてくるんです(その都度、共感したりびっくりしたりニヤリとしたり、とにかく忙しい)。
    今、どの項が特に印象的だったっけな?と思ってペラペラめくろうとしたら、うっかり全文再読しちゃうところだった、というくらいの中毒性。結局全部好きでした。

    穂村弘は無防備に自分の弱点や欠点を吐露しているように見せて実は全部演出。そうされた側が思わずきゅんきゅんしてしまう事を計算してやってる。……とは、瀧波先生のご指摘。全面的に同意いたします。穂村さんは「猛禽」!

  • なんか、弱いとか、男の人なのに可愛い!とか、そーゆーのに全く自分が興味ないことがよくわかった

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著者プロフィール

1962年、北海道生まれ。歌人。1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、連作『楽しい一日』で第44回短歌研究賞を受賞。2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞を受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。他に、『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

「2018年 『ぼくの短歌ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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