- KADOKAWA (2019年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784041026397
作品紹介・あらすじ
作家・瀬尾まいこのもう一つの顔。それは中学校の「せんせい」でした。
本屋大賞ノミネート作家、瀬尾まいこのデビュー直後から3年半の日常をつづるほのぼのエッセイ。
給食で苦手な料理と格闘したり、生徒たちからの厳しいおしゃれチェックをなんとか切り抜けたと思えば、生徒会のやる気に感化されたり、合唱コンクールで胸がいっぱいになったり……。
奮闘する瀬尾せんせいと生徒たちのあたたかくてにぎやかな日常の合間に見える、それぞれの成長。「ありがとう」と「さようなら」がめまぐるしく襲ってくる学校という場所で過ごす日々は、瀬尾さんの作品世界すべてにつながる愛にあふれていた。
解説/北村浩子
みんなの感想まとめ
学校生活のリアルな日常を描いたエッセイで、著者は中学校の教師としての経験を通じて、生徒たちとの心温まる交流や成長をつづっています。思春期の中学生という特有の時期における微妙な関係性や、愛情深い観察眼が...
感想・レビュー・書評
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瀬尾まいこさんが、中学校の先生をしていた頃に雑誌連載されたエッセイをまとめた本です。
学校のこと、生徒さんのことなどが書かれています。
もう20年ほど前のことが書かれていますが、本質的なところは今も変わっていない気がします。
中学生というのは、しっかりしているようで幼く、幼いようでしっかりしているところがあって、学校は日常的に楽しく、またたいへんな所だと思います。
とても愛情深く生徒さんと向き合い、本音で語りあっていらしたことが文章の端々から読み取れて、ほのぼのとしつつ深く感動してしまいました。
わたしは、学校という場所が好きなほうなので、現在、学校に通っている生徒さんにも好きでいてもらえる学校であり続けて欲しいと、心から願っています。
現在は本書の頃と学習指導要領も変わり、タブレットを使ったり、カリキュラムは変化し続けていますが、先生と生徒の人どうしの繋がりは変わりません。
生徒さんにとっても先生にとっても、お互いの思い出が良いものになることを切に願います♡
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瀬尾まいこさん、中学校教師と作家の「二足の草鞋」時代のエッセイ第二弾です。
担任目線で観察した学校生活や生徒のあれこれが盛り沢山です。一見些細なことでも、何気ない日常から切り取った生徒との思い出には、限りなく愛情が溢れています。
気になる子に対しても、よさを探し見つけて丸ごと認めようとし、子どもの言動から何かしら学ぶ姿勢があり、教師としての資質もバッチリですね。
加えて、中学生のもつ未来へのエネルギーや可能性を信じて止まない様子からは、生徒との関係性のよさと共に、保護者の理解と信頼を得ているのも当然と思えます。
ほぼ2〜3ページで1話という、日記あるいは学級通信のような印象で、軽〜くスルスル読み進められます。
先生という職業、最近は多忙化が叫ばれブラック扱いですが、安心してください! 本書には深刻な話は一切ありません! 軽やかに書いているのが逆に凄いです。一貫して共通する瀬尾まいこさんの人柄が滲み出ているエッセイで、日常の、小さくても大切なことに気づかせてくれる一冊でした。
教員の成り手不足の話も聞こえてきますが、瀬尾さんに憧れて教員を目指す人が増えてもいいような気がしますが、どうでしょう? 文科省も中高生への必読書指定してみては? と、余計な提案で終えるんですか! 悪しからず。 -
瀬尾まいこさんによる京都での中学校教員と作家の2足の草鞋時代(2003〜2007)のエッセイ。瀬尾さんの小説はまだ3冊しか読んだことがないが、このようなバックグラウンドを持つからこそ生まれる登場人物やストーリーなのだなと納得がいった気がした。
エッセイには教員としての中学校生活の様子が綴られている。思春期まっただなかの中学生の受け持ちは、大変なことも確実に多いはずだが、瀬尾さんのエッセイからは楽しさしか感じられず、この仕事が心底好きで、学生たちのことも愛おしくて仕方ないのだなと感じた。生徒たちからもとても慕われており、生徒思いの良い先生であることが窺える。エッセイだが、読後感は瀬尾さんの小説を読み終わった時のような温かい気持ちになった。 -
瀬尾まいこさんの教師時代のエッセイ。あっという間に読み終えてしまうような気軽に読める話。
中学生ってこんなに純粋だったっけ❓️大人になった自分が忘れてしまったことがたくさん散りばめられていた宝箱のような本だった。 -
こんな風にポジティブに人の良いところだけ見ながら生きて行けたらきっと幸せだろう。
瀬尾さんの作品はいつも楽しくて、辛かったり微妙な立場だったりしても、ポジティブな主人公が多くて、いつも癒される。瀬尾さんあっての作品なんだなと再確認。 -
好きな作家さんのエッセイ。
全体的に丸い内容だったなぁという印象。
良い意味で普通で、引っかかりもないし、気になったところもない。
エッセイで気を衒うのは違うし、好きな作家さんの考えてることとか感じたことの一部分でも覗けたのは良かったなぁって感じでした。
個人的には、その後のサプライズ部が好きでした。
p118その後のサプライズ部 抜粋
駅伝メンバーの仲がちょっとゴタゴタした時の話。
ショートHRでみんなでメッセージを書いたタオルをプレゼントして、「絆」という歌を歌った。そしてその後、サプライズ部の部長が「実はもう1曲、決意の朝に という歌を僕らは練習しています。でもこれは駅伝メンバーが一つにならないと歌いません。一つになったら、大会の前日にみんなで、決意の朝に を歌いましょう」と宣言した。
(中略)
歌に釣られたわけではない。仲間の思いには応えなくてはと思ってしまえるのが中学生なのだ。自分が気持ちを曲げなくてはいけなくても、クラスが動いていることに協力せずにはいられないのが、中学生のいいところだ。 -
中学生って子供扱いしたら怒るし、かと言って頼りなかったり、幼稚な我儘言ってみたり、、我が子のことを思い出しても、先生にとったら1番めんどくさい時期だと思う。
可愛い盛りの小学生でもなく、大人へあと一歩の高校生でもなく、中学校の教師を選んだ瀬尾先生。柔らかな文章、素敵なエピソードの数々に、生徒を見つめる暖かな眼差しを感じる。大好きな作家さんであり、良い先生だったんだろうなぁと思う。瀬尾さんの物の考え方や捉え方が、すごく好き。本当どこかで、ランチしながらおしゃべりしてみたい方だなぁ。 -
学校である様々なこと大変なことを心底わかっている。その上で、「瀬尾まいこ」というフィルターを通すと、透明で、温かく、優しいものとして書いてしまえる。作者の稀有な才能だと思う。中学教師と作家の二足のわらじですごい。才能って不思議なものだとも思う。中学校の文化について初めて知ることばかりだったけど、いつか、自分の青春もこんなことだったのかなと思い出されるだろうなと思う。日常から素敵なことを見いだせる感性がほしいと感じた一冊だった。
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瀬尾さんが、現場にいながら執筆したというエッセイ。中学時代が懐かしくなる。中学生は難しい時期だと思うが、かわいく優しく頼もしい姿を見つけて表現されていて心温まる一冊だった。
★大人になると、逃げ道がいっぱいあって、すぐどうにかしようと考えてしまう。もっと中学生みたく、さらりと約束を守らないとな。
★でも、眠ることと食べること毎日簡単に手に入れることができる。毎日いろんなことがあって、悩みはみるみる溜まる。だけど、寝ることと食べることさえちゃんとしていれば、私の身体はまた働きたくなってしまう。
★だめな生徒なんて実際の学校の場にはいない。方法はどうであれ、窮屈で大変な学校と言う場で毎日を送っている姿は、すごい。そんな中で成長していく様子はキラキラしている。そんな生徒たちと毎日一緒にいられる仕事は、やっぱりすばらしい。 -
担当の生徒を温かなまなざしで見つめつつ
それを面白く、和やかに表現していて
面白かったし、うるっとくる場面もあったし、
自分の中学生時代を思い出し
懐かしい気持ちにもなった。
特に「N君のこと」「些細な親切」というエッセイは
多くの読者の背中を押し、勇気づけてくれる作品だろう。
暖かな気持ちになれた。
振り返ってみると、中学校時代は楽しかったな
いい先生にめぐり合い、多感な時期で
今でも大好きな芸術作品にも多く触れた -
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デビュー直後の兼業作家であった瀬尾さんが、中学校教師としての出来事を綴ったエッセイ。
いやエッセイというより日誌のような、学級通信ような、すごく身近であたたかな眼差しを感じられる内容と文章だった。電子書籍でさくっと読了。
給食の鯖に苦しめられたり、てる子の出産をサプライズしたり、試験監督中に涙ぐんだり、修学旅行での失態を隠蔽したり、多忙ながらも奮闘する新米先生の学校生活はとても楽しそう。
生徒たちに「はやく彼氏つくりな」とせっつかれる
このときの瀬尾さんは20代後半〜30代ということで、まさにどんぴしゃで今の私と同じ年齢だ。
だけど読みながら、思わず姿を重ねてしまうのは中学生当時の自分。文化祭、合唱コンクール、修学旅行、毎日の授業風景、他愛もない会話。
やっぱり中学2,3年生のときのクラスは特別だったし、嫌なことも行きたくないと思ったことも数え切れないほどあるけれど、それでも青春や思春期に想いを馳せるときはいつも一番鮮やかに蘇ってくる。
「ありがとう、さようなら」を繰り返しながら、あのときの担任の先生もきっと、こんな眼差しで私たちのことをみてくれていたんだろうな。 -
教師でもあった瀬尾さん。この本はその頃に書かれたエッセイです。当時の教頭には、学級通信と区別がつかないと言われたようです。熱血でもなく、生徒に対して特別親身というわけでもない。でもきっとすごく生徒に慕われていたんだなぁと思います。なぜだかこの本を読んでいると、笑えて泣けてその後に心がじわーと温かくなるのを感じるから。
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ポジティブな著者の姿勢から元気をもらえるエッセイでした。確かに実際は苦しい出来事も多い仕事なのでしょうが、それを前向きに捉えて行動することが素晴らしく、この様な先生の元で学校生活を送れる子どもたちを羨ましく思いました。次は教師を辞めた後で振り返って書いたエッセイを読んでみたいと思いました。
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瀬尾まいこさんにとって、中学生と過ごした時間はとても大切なものなんだろうと思いました。
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エッセイとしてはほのぼのとした良い読み物だと思いますが、あくまでも妹尾まいこさんのファンに嬉しい作品かなと感じました。
瀬尾さんの作品と知らずに、中学校の日常とそこでの気持ちを描いただけとも取れる本書を手にしたら果たして引き込まれるかどうか。著者の魅力を発見できるだろうか。
瀬尾さんの作品が好きで著者をよく知りたい、という方にお勧めの本ではないでしょうか。 -
まったりしたものが読みたくて。
瀬尾先生、小説家デビューした後もしばらく先生を続けていたんだ。しかもリアルタイムで学校生活のことをエッセイにしてたんだなぁ。
これを読むと、先生側の視点で学校や生徒を見ることができる。
生徒の立場から見ると、自分の周りの子と、ちょっと離れた場所に先生がいる感覚だけど、先生から見ると思ってたより生徒ひとりひとりのことが見えていたのかもしれないと思った。
だからこそ先生の役割は大切で、人生の先輩として生徒を導く必要がある。客観的にクラス全体が見えているのは、先生しかいないから。
瀬尾先生の文章からはいつも、飄々としているというか独特のマイペースさが感じられる。先生だから偉そうとか、逆に謙遜する感じもなく、私は私、という自然体なスタンスが良い。実際はどんな先生だったんだろう。
読んでいると本音も見えてくる。先生にはなりたかったけど学生時代は途中から学校が嫌いだったこと、教師の新人研修が嫌だったこと、自分ならやりたくないと思う学校行事があること、等。
先生から見たら、変わらない毎日に駅伝大会などの行事が刺激的なことや、大人しい生徒達と比べると自分にちょっかいをかけてくる目立つ生徒が気になるんだろうな〜ということも感じ取れた。
自分の学生時代を振り返ると、小中高は二度と体験したくないと断言できるほど不自由さを感じていた。気の合わない子とも仲良くせざるを得ないし、理不尽なことを言ったり独裁的に支配する先生に我慢していたし、学校には家とはまるで別人の自分がいた。
もちろん楽しいこともあったし良い先生もいた。中3や高3は特にクラスの雰囲気に一体感が増す。大学生にもなると授業も選択制でだいぶ楽になる。それでも、学校という閉鎖空間には戻りたくない。
でもこのエッセイを読んで、生徒のことが好きでかわいがっていて、時には生徒の目線にも立てる先生もいるんだなと分かった。先生もまだまだ成長中なんだと。
生徒がリアルタイムに包み隠さず書いたエッセイも読んでみたい。毎日よく挫けずに早起きして登校しているし、勉強しているし、嫌な行事もこなすし、合う合わない関係なく生徒や先生と上手くやっていく。今考えたらすごいことで、やり遂げた自分を全力で褒めてあげたい(笑)
私が大人になって分かったこと、悟ったことを学生の自分に伝えてあげたいし、生徒や先生色んな人がこのエッセイを読んだらいいのになと思う。
20190625 -
瀬尾まいこさんの中学教師時代。
生徒たちに、なんだろう、しみじみと泣けちゃうね。 -
作者自身が中学生の担任として生徒と過ごした日々の記録
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「頭痛持ちの悩み」にとても共感できた。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
瀬尾まいこの作品
