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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041026434
作品紹介・あらすじ
無口で地味な派遣OL潔子は、困った同僚・神経質な上司・いじわるな友人たちに悩まされる日々。実は彼らには、謎の憑き物が…。潔子の怒りが爆発するとき、飼い猫=古来の憑き物・猫魂と合体して、黒ずくめの美女に変身する!第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞した痛快エンターテインメントにして、『わたし、定時で帰ります。』著者のデビュー作。
感想・レビュー・書評
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おもしろかったですよ。
背景には、働く女性を取り巻く理不尽な環境、人間関係があります。
人間関係には同僚の女性はもちろん、わかっていない上司がいます。
もっと言うなら、不安定な働き方を推進した小泉純一郎、竹中平蔵がいます。
(ほんと、くずだ。。。)
理不尽だな、と思っても言えないとストレスがたまります。
それを何とか(自分で思っていないところがこの本のおもしろいところ)解決していきます。
超すっきり、というわけにはいかないですが、問題提起と、おかしいのは周り、ということが誰にでも明らかなので、後味はいいです。
そういった意味ではウルトラマンみたいな感じですね、ドラマ向きかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画にしたら面白そう。
問題が解決したら主人公が少しずつ上向きになるという話ならもっとよかった。 -
各話冒頭の、天道辛彦に乗せられた潔子の自虐ネタっぽい行為は笑える。『吾輩は猫である』を連想した。やられたぶんをやり返すみたいな感じがして、あまり仕返し劇にスカッとする気持ちは持てなかった。表紙のイラストは、もう少し、可愛い方向か頼りなさそうな方向によっていたほうがイメージと近かった。
著者プロフィール
朱野帰子の作品





