太平洋戦争 最後の証言 第一部 零戦・特攻編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027004

作品紹介・あらすじ

終戦時、19歳から33歳だった大正生まれの若者は、「7人に1人」が太平洋戦争で戦死した。九死に一生を得て生還した兵士たちは、あの戦争をどう受け止め、自分の運命をどう捉えていたのか。

感想・レビュー・書評

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  • 2018/4/18 Amazonより届く。

  • 戦後70年となった今、太平洋戦争の戦場に赴いた人達の年齢も90歳を超えつつあり、その実体験を後世に伝える事が困難になって来ています。当時、最前線に配属され生き残った人々が自らの体験を通じて、「戦争の実態とはどういうものか」を語って下さいます。
    第一巻は神風特別攻撃隊に配属され、奇跡的に生き残った人達の証言です。「若者が生命をかけて国に身を挺するのは当たり前だが、国には、その国民の死を求めるのに節度があります。特攻を命ずるなどの国の行動は、狂気の沙汰であり、国の行動としての節度を越えます。」、「鹿屋の特攻記念館で特攻隊の遺書を全部爽やかに、国のために笑って行きます、と言うような感じで受け止め、素晴らしい人達だって感激するけれど、それで終わろうとしているのは耐えられない。立派に死んでくれたと褒めるばかりでいいのか。」等の証言は特攻を安易に美化しがちな捉え方を戒めるに説得力があります。特攻出撃前夜のパイロット達の異常な雰囲気、出撃命令を日々待ち続ける特攻隊で生活、部下に特攻を命じる時の心境など、その修羅場に身を置いた人々だけが語りうる貴重な証言が詰まった一冊です。

  •  特攻から奇跡の生還を果たした老兵達が明かす凄まじい戦争の真実が語られる。

     戦後70年を迎えるこの年にこの本を手にすることができたことは、自分にとって意味のあるものになりました。

     どんな思いで零戦に乗り、特攻に向かったのか、今では考えられない状況の中で、それでも命をかけて戦った人たちの一途な想いが強烈に伝わってきました。

     家族や愛する人を守るために命をかけて戦ってくれた人たちの想いがあったからこそ、今の平和な日本があるのだと改めて心に刻まれました。

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プロフィール

1958年高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。政治、歴史、司法、事件、スポーツなど幅広いジャンルで執筆。2010年『この命、義に捧ぐ――台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(角川文庫)で第19回山本七平賞を受賞。主な著書に『甲子園への遺言――伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』(講談社文庫)『なぜ君は絶望と闘えたのか――本村洋の3300日』(新潮文庫)『死の淵を見た男――吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫)などがある。

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