ニック・メイソンの第二の人生 (角川文庫)

制作 : 越前 敏弥 
  • KADOKAWA/角川書店
3.22
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本棚登録 : 52
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027165

作品紹介・あらすじ

警官殺しの罪で服役中のニック・メイソンは、ある人物の手配で25年の刑期前に出所した。条件は、携帯電話が鳴ったら出てどんな指示であっても従うこと――。謎めいた指示は何のためなのか? 過酷な日々が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 『解錠師』の作者による新シリーズ第一弾。前作と雰囲気は全く異なり、今回は硬質な筆致のハード・ボイルド。

    先の読めないストーリーでさくさく進む。過去の事件やニックが抱える苦悩など、サイド・ストーリーを巧みに絡ませながら徐々にキャラクターを掘り下げていく展開はさすがです。ニックが一線を越えてしまうシーンがひとつの山場かな。ニックもそうだが、読者もここで覚悟を決めることになる。やっぱりそういうお話だったの?と戸惑いつつも、作中の緊張感は高まりつつ終盤へ。この着地は続編を考慮してのことかしらと訝しむのは野暮かいな。

    善玉悪玉に関わらず、いろんな味のあるキャラクターが登場する。やってることは卑劣でも、どことなく切なさが漂ってるのが『解錠師』の世界観を思い出させるのよね。このやりきれなさが作者の得意技なのかも。

    シリーズ第一弾ということで顔見せ的な意味合いもあるのか、芯の通ってない部分もちらほら。あやふやな疑問は残るものの、次回作を期待する読後感は、“面白かった”ということ。

  • 設定がおもしろそうだったので読んでみたが、いまいちだった。セリフはいいけど、状況の描写がわかりにくい。結局ありきたりな結末でした。

  • タフな奴

  • あの『解錠師』の著者によるハードボイルド・ミステリーのシリーズ第1作。

    25年の刑期で刑務所に収監されていたニック・メイソンは暗黒街の大物、ダライアス・コールとの奇妙な取引により、5年余りで出所する。コールにより命じられる困難極まる指示にメイソンは…

    ドン・ウィンズロウっぽいようで、少し思い切りが足りない、中途半端なハードボイルド。『解錠師』よりは面白かったものの、物足りなさを感じた。

  • 面白いけど、なすべき手段のない中でも主役のとる行動、姿勢には到底共感できず。
    友情とか男らしさとか、はきちがえてるとしか思えなくてモヤモヤ。

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プロフィール

1961年、ミシガン州デトロイト生まれ。98年のデビュー作『氷の闇を越えて』は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞、アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)賞の最優秀新人賞などを受賞。以後、『ウルフ・ムーンの夜』『狩りの風よ吹け』と、「探偵アレックス・マクナイト」シリーズを発表している。2009年の『解錠師』では、MWA賞最優秀長編賞、英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー賞、バリー賞、全米図書館協会のアレックス賞に輝いた。現在ニューヨーク州に在住。

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