のぞきめ (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2015年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041027226

作品紹介・あらすじ

禁じられた廃村に紛れ込み恐怖の体験をしたあげく、次々怪異に襲われる若者たち。そこは「弔い村」の異名をもち「のぞきめ」という化物の伝承が残る、曰くつきの村だった──。ミステリとホラーの絶妙な融合!

みんなの感想まとめ

禁じられた廃村を舞台に、恐怖と謎が絡み合う物語が展開されます。物語は「覗き屋敷の怪」と「終い屋敷の怪」の二部構成で、日本の古い伝承や禁忌を巧みに取り入れた怪異譚です。特に「のぞきめ」という化物の伝承を...

感想・レビュー・書評

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  • 第一部は「覗き屋敷の怪」、
    第二部は「終い屋敷の怪」。

    本作は、日本に古くからある伝承や禁忌を融合させた怪異譚であり、著者があたかもこの怪異を記録していくかのようなモキュメンタリータッチの作品と言えるのではと思う。

    タイトルがあまりにもストレートなため、
    実在する民俗伝承がそのまま下敷きになっているのではないかと思い、調べてみたが、
    「のぞきめ」という固有の伝承が存在するわけではなかった。

    そこにあるのは、
    日本における「覗き」という行為の禁忌、
    視線そのものがもたらす恐怖、
    見てはならないものを見てしまうことへの畏れといった要素を古い村の怪談とミステリー的構造を加えてのホラー。

    2016年には、元AKB48の板野友美さん主演で映画化もされているようですが、
    映画紹介文では「モチーフに」と表現されており、
    原作とはかなり異なる、ほぼ別作品になっている可能性が高そう。

    • みんみんさん
      わたしも皆さんの年齢だいたい把握してますわ
      なんだったら顔までわかります"(⌯︎¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧︎
      わたしも皆さんの年齢だいたい把握してますわ
      なんだったら顔までわかります"(⌯︎¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧︎
      2026/01/07
    • bmakiさん
      みんみんさん凄っ!
      みんみんさん凄っ!
      2026/01/07
    • おびのりさん
      それこそ、のぞきめ!
      それこそ、のぞきめ!
      2026/01/07
  • ちょっ……
    怖すぎ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ

    久しぶりに背筋がゾワッとしました…

    ーーーーーーーーーー

    ホラーミステリー作家の先生が、昔知った怪異譚。
    ある経緯で手に入れた民俗学者の古い大学ノート。
    偶然にも同じ地が原因で起きている奇怪な現象を知ってしまった「僕」にも、
    作品を読んでいる「あなた」にも、
    何かと目が合っても……
    ………と、警告は『序章』でされています。

    ーーーーーーーーーー

    いや、怖いよ。
    私、この手の怪談が1番怖い。

    なんせ「1番怖いホラー映画は?」と聞かれると、
    「本当にあった呪いのビデオシリーズ」って答える程「何か起こっても知らないよ」系が1番怖い…(-∀-`; )
    途中で停止しちゃいますし…笑

    『序章』を読んで、
    「え?これ系?」って、躊躇しちゃいました。

    いや、信じてませんよ。
    私は、超常現象信じない派なんです。
    たいていは、どんとこい超常現象!なのですが…

    読み始めて半分、
    風呂でシャンプーしてる間が何か怖い。
    夜中に何度も目が覚める。

    いやぁ〜
    堪能しました〜(恐怖を)

    三津田先生、ありがとうございました。

    背筋がゾワッとなるような本にはなかなか巡り合えません。
    言葉の選び方や文章の組み立て方が素晴らしく恐怖を掻き立てます。

    読後にこの表紙のイラストを思い出すと、また読む前とはちょっと印象が違って見えます。

    『序章』で先生が、怪談奇談に対する姿勢を書いた一文

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ああ怖かった……と言えれば、それで満足する。
    その話に解釈などは少しも求めない。
    実はこんな因果応報がありまして、という説明など況して無用である。
    飽くまでも訳の分からないものとして、怪異はそのまま存在しているのが好ましい。
    (本文より)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    私も怪談に求める所はここだと思っています。
    何だか分からないから怖いのだ。

    海外のホラーも日本の怪談も、オチをつけて終わらせたいのか、ラストを美談にしがちです(^▽^;)
    それはそれで面白いのですが、私の求める所は↑ですよ。

    ただね、ただよ……、
    三津田先生の作品はどれもこれも(すごく良い意味で)私を裏切ってきます。
    読んだら分かる。

    私が知らないだけで、世の中にはそんな作品だらけなのかな?
    だとしたら生きているうちに読めた事に感謝します^ ^

    最近背筋をゾワゾワさせてないあなたも、
    夏に刺激が欲しいあなたも、
    日本の怪談奇談に弱いあなたには満足な一冊になると思いますよ♡

  • 覗き屋敷の怪は読んでる間ずっと鳥肌立ってた
    夜中1人で読まなくて良かった
    星4

    終い屋敷の凶は星3
    結構頭を使ったのでその分怖さは半減したけど、面白かった

  • "俺が体験した怖い話を聞いてくれ!"
    最初は、そんな心構えで読みましたが、
    読み進めていくにつれ、徐々に引き込まれて
    謎が大きくなっていき、、、、
    最後に三津田先生なりの解説で占める作品ですね!

    これは好き嫌いが分かれる作品かなと思います。

    四十澤さんの、記録ノートが旨く分かりづらさを
    表現してるので、ただ単に呪いが蔓延している村に
    友人の葬式に参列し、不可解な現象が起こる青年。。
    っていう感じしか読み取れなかったす(笑)

    個人的には、三津田先生の解説で妙に筋が通っていた
    部分が大きかったです。
    自分でも、そこまでは予想出来なかったので十分に楽しめました。
    (※ただ、そこまで予想するー?っていう所もあった(笑))

    言っちゃうと"Another"的な感じになりますね。

    皆さんも、この本を読むときは誰かに"覗かれて"いないか
    注意してくださいね。。

    僕は、耳鳴りがひどかったですよ。。

  • すっかりハマっている三津田信三作品。
    今回も面白かった。ホラーミステリー大好物。
    今作はミステリーよりもホラー強め。
    謎解きに納得はしていない。でもホラーは訳がわからなければわからないほど怖いのでOK。

  • オチがさすが過ぎてスタオベ
    三津田信三さんの家ホラーが好きなんですけど、これも怖い!!
    因習村×ヒトコワ

  • ホラー要素強めでソワソワしながら読んだ。
    ちょっと隙間が怖くなる…。

  • 昔読んだやつの記録です。
    以下、当時の感想である。

    最後辺りまでずっと静かな恐怖が読書中にあってホラー小説としてとても優秀だったと思う。最後の怒涛の伏線回収がミステリ好きな自分としてはかなり面白いと思った。そういえばそのような解明されてない謎があったなーと読者に思い出させてから「主人公の解釈」として答え合わせをしていて本当にこのページで読後感が決まった感じがする。おもしろかった。この人の他の作品も読んでみようと思う。

  •  一人の大学生がバイト先で遭遇した怪異と、ある民俗学者が残したノートに綴られた『のぞきめ』という憑き物とそれを伝承する呪われた村という二つの怪異譚の共通点を紐解くホラーで、因習が蔓延る村と正体不明の怪異は勿論終始「隙間から誰かが覗いている」という感覚に見舞われて怖かった。ラストの不穏さも良かった。

  • 「読まない方がいい。あれがのぞきに来るから・・・」



    なんて帯を見ると、読まずにはいられません!!(笑)

    まんまとのせられて、読んでしまいましたが、当たり!でした。



    アルバイトのため、辺鄙な貸し別荘を訪れた学生たちは、

    禁じられた廃村に紛れ込み、そこで、恐ろしい怪異に見舞われる。

    そこは、「のぞきめ」という憑き物の伝承が残る呪われた村だった。




    その村を訪れた作家の体験描写が上手くて、

    読みながら、自分が実際にその場にいるような感覚になる。

    ぞわぞわと体の中の血が騒ぐ感じの怖さで、面白かった。

  • 本書は「覗き屋敷の怪」「終い屋敷の凶」の2部構成です。舞台は関西地方のとある集落。時代を違えた同じ集落が舞台です。
    読み終えて、ものすごく怖いわけではありませんが、不気味な雰囲気が漂っており、なんだかリアリティもあってなかなかに楽しめました。
    本書の解説にもあるとおり、「怪談とミステリの絶妙な融合」でした。
    プロローグにおいて忠告があります。
    怪談奇談を求めた段階で、その人には責任があり、自ら怪異を招いている。その怪異に対する責任が本人にはあると。
    なので、覚悟を持って本書を読んでください。
    幸い私には怪異は起こりませんでしたが、モフモフした「のぞきめ」にいつも見られてはいます。

  • 作家である主人公が集めた2つの怪異譚から見える〈のぞきめ〉の正体とは。「視線を感じたら本書を閉じること」という警告がいいね。第一部は綺麗にまとまった怪談で好みだが、第二部は民俗学ホラーとしての厚みを出したぶん話の進みが遅く、また同じようなシーンが多くてダレた。

  • やー怖かった!こっちも逃げ出したくなる表現と展開、内蔵までぞわぞわする
    刀城言耶シリーズよりサクサク読んでしまった

    前半はがっつり怖い話、後半は民俗学を絡めて前半の恐怖の素を紐解いていく。後半は怪異よりも人間の怖さが…読んでてツラかった

  • 前半、後半でタイプの違う怖さが楽しめる、一冊で二度美味しい長編ホラー。先生の書く読んでいるこちらまで焦ってしまうような、正体の分からないものに追い詰められていく焦燥感、緊迫感がとても好きで、この本はそれがずっと続くので思わず駆け足でぐいぐい読んでしまった。所謂因習村的なお話になってはいくんだけれど、前半の実話怪談風の話からかつて学生が体験した手記につながる流れは美しくて見事。

  • 中盤若干だれましたが、全体的にしっかり怖いし読み応えありました。
    最後の回答編は蛇足と感じる方もいるかも(私は好き)

  • 作者の猫が好き

  • 話の展開がゆっくりなのでもう少しトントン拍子に進んでいく方が好みだった

    あと、漢字がむずい
    読めない漢字に ん? ってなって一瞬現実世界に引き戻されることが多々

    内容はおもろい

  • 書き出しから妙にリアルで、最後までビクビクして周りキョロキョロしながら読み終えた私はまんまと作者の思い通りなんだろうな(笑)
    だって実際にありそうだし!普段から隙間とか怖いもん!終始怖かった…

    ラストのまとめは、そんなきれいに繋がってることあるかね?って少しやりすぎ感あったけど、面白かった
    地形とか景色がいまいち想像できていない部分もあるから映像でもみてみたいけど、映画酷評されてるよね〜(笑)

  • 自分が現場に入り込んだような、臨場感を味わいました。言葉の選び方も好き。構成も、とても引き込まれる面白さ。

  • 怖い。怖い。怖い。しばらく隙間が見れなかった。どんどんのぞきめの事がわかっていくのが恐ろしく、また好奇心をくすぐられた。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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