ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 436
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027233

作品紹介・あらすじ

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。
とはいえ通常とは逆で、片想いのこよみからの、バレンタインのお返しについて。
そんな森司に関係なく、オカ研には依頼が。
SNSのオフ会に現れる、心中を強要する霊。
恐怖の市松人形、
はたまた友人の事故物件巡りと、
恐怖の波状攻撃に戦き、成人式を迎えたこよみの晴れ着姿にときめき……。
新たな仲間も登場で加速する、青春オカルトミステリ第9弾!

感想・レビュー・書評

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  • 新しいメンバーが増えても、本質は変わらないオカ研。主人公カップルの鈍さは相変わらずだけど、最後に男を見せたな森司!

  • 読書録「ホーンテッド・キャンパス春でおぼ
    ろで桜月」3

    著者 櫛木理宇
    出版 角川ホラー文庫

    p237より引用
    “「……なんでこの一角だけ、こんなきれい
    な女がようさん集まってくるんですか。しか
    もなんでおれに気さくに話しかけてくるんで
    すか。これは高い絵とか買わされる流れです
    か。それとも保険の勧誘か、宗教か」”

    目次より抜粋引用
    “意気地なしの死神
     金の帯 銀の帯
     月のもとにて
     籠の中の鳥は”

     見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
    を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
    テリ。シリーズ第九弾。
     暦とは違って冬の気配がまだまだ残る雪大
    周辺、日の長さだけが春めいている夕方に、
    SNSのオフ会に臨む女子学生がいた…。

     上記の引用は、オカルト研究会の花見に参
    加した新入部員の台詞。
    まあ現実ならば、これらの例えか詐欺を疑う
    のが妥当でしょうね。自分のことを普段から
    しっかりと鏡で確認しておいて、身に釣り合
    う誘いかどうか吟味して臨みたいものです。
     副部長も卒業し、新入部員勧誘エピソード
    が描かれています。色々となんやかんやあっ
    てなんとか増えた部員は、なかなかにキャラ
    の濃いメンバーです。
     主人公とその想い人の仲が、いよいよ一歩
    前に進むのか?ラブコメとしても続きが気にな
    る巻です。

    ーーーーー

  • ひぇっ…人形の話最後相談者がなにしたか分かって生理的恐怖を感じた…とうとう森司くんが勇気を出しましたね!やっぱ適度にラブコメ成分が入ってると怖いを引きづらないので僕はこの作品好きです。

  • お前らはやくくっつけよ系ラブコメにまたすこし進展があった!

  • 面白かった。10月待ち遠しい。新キャラも良。

  • 背ラベル:913.6-ク-9

  • シリーズ第9弾。
    4話からなる短編集。

    オカルト研究会に新たなメンバーが?!
    その男子学生の過去や霊に対する想いなどが、しっとりとそして恐ろしくでもあり悲しくもあるそんな仕上がりとなっております。

    それにしても・・・どうして主人公の森司はアルバイトしないのかが謎。
    ちょこっと引っ越しのアルバイトした部分があるので働いちゃいけないってわけでもなさそうだし・・・。
    泉水より森司の方が良い部分が全然見つからないのがこの先どう変わるのかも楽しみの一つ。

  • #読了

    うわぁぁあ!動いたー!!二人の関係性絶対変わるヤツー!!次読みたいのに買ってないのつらいw
    オカルトの方は安定の怖すぎない怖さでした!
    人形ネタはあたしも苦手…笑

  • やるときゃ、やらねば!と思った。

  • 一気に読めました。新キャラ登場巻です!今回は、特に怖い話もあります。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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