ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 327
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027240

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第七弾。今回はなかなか良かった。森司とこよみの恋がいい感じなんだ。ドリアン・グレイの肖像画のような話しが怖くて、モデルの女性の容姿が変化していくのが怖い。ラストの黒い虫が大量に出てくる話しも怖く。アメリカのB級ホラー映画みたいなラストシーンは、私の好みである。とにかく、今回は面白かった。やっぱ、夏はホラーですね。

  • 「嗤うモナリザ」
    絵を見た瞬間に。
    狐憑きと言われ本来の治療をされず亡くなった人は何人いるのか分からないが、未だにそれを信じ続けている人がいるのも恐ろしいな。
    無事に原因が分かり二人の仲を割くことなく事件が解決して良かったが、最後の最後に狐に遊ばれた二人はある意味ラッキーだったな。

    「仄白い街灯の下で」
    点滅する街灯に迷い込む。
    どれだけ歳をとろうと自分の職務を全うし続け、動けなくなったのなら他に誰かに気づいて貰えるよう合図を等考えたあの子はか本当に優しい子なのだろうな。
    嫌な奴と周りから見られてしまう行動も、実際には助けて欲しいという思いとバレたらまずいという二つの思いからの行動だったのかもしれないな。

    「薄暮」
    ずっと自分を見続ける。
    自分の中で彼女の思いを捻じ曲げで世間に公表してしまった事に関する罪悪感や、その話を信じている周りの人に自分が耐えきれなかったのだろうな。
    幾ら自分には彼女が居て、彼女は自分のタイプで無かったとしても思いのこもったラブレターぐらい受け取りちゃんと返事をしてあげれば良かったのにな。

    「夜に這うもの」
    虫がどんどん身体に。
    こんな体験をしてしまったら誰でも一瞬で正気を失い、彼女の言葉や虫の大群から逃げる事しか頭になくなってしまうだろうな。
    同じ思いならと彼女の言葉の意味を意識を取り戻した後、彼が覚えていたら勝手な誤解も解けて上手くいくのではないだろうか。

  • 2019年38冊目。森司とこよみ、文章を読んでいて、付き合っているんじゃね?と錯覚させるようなことをお互いやっていてヤキモキさせられる。特に森司の方は、あまりにも自分に自信が無さ過ぎ。まあ、奥手の男性は恋愛に関してはこんな感じなのかなとも思うけど。心霊現象よりも、森司とこよみの恋の行方の方がとっても気になりました。感想はこんなところです。

  • 鍵を拾った直後、持ち主が現れた。
    それだけのはずが、数日後依頼関係者として現れた。

    の1話目ですが、確かにそのまま放置しておくと
    女性群に反感しか買わない男に出来上がります。
    最後まで読むと、それでか…と思い至りますが
    旧家って面倒くさい。

    そして不思議に消える街灯の2話目。
    落ちとしては、これはいいのか? という疑問が。
    確かにこんなのがいたら、強引に確かめたくは
    なるものですが。

    3話としては、目の前に飛びついてしまって
    ツケを払わされている状態。
    これはこれで仕方がない気もしますが
    ご両親も、息子が結婚しなかろう未来を
    考えて発言しているのでしょうか?

    うっかり知ってしまって、の落ち込みを引きずる4話。
    こう言われてしまったらなぁというのは分かりますが
    はたから見ていると面白すぎるw
    そして今回の怪異の共通点に当てはまって
    慌てる羽目になってしまったという。
    周囲の皆様がうっかり誤解してくれたおかげで
    ばれてなくてよかったね、ですがw

  • シリーズ7作目。
    鍵がこの本のテーマになっているようです。
    ラブコメ度はますますup。二人の距離は近くなっているのか...バレバレですけれども。
    「夜に這うもの」はホラーとは別の意味で怖い。生理的に受け付けない感じがします。

  • 2017.9.13読了

    怪現象よりなにより、こよみと森司の進展具合に身悶えする今回の巻。
    さくさく読めるから好き。

  • (収録作品)嗤うモナリザ/仄白い街灯の下で/薄暮/夜に這うもの

  • 2015/8/18

  • あいかわらずの甘々ホラーです。
    もうおまえらつきあっちゃえよ!
    ともあれ、いつもながらのオカ研クオリティ。
    様々なケースの霊や事件にドキドキハラハラしつつも、安心して読んでいられるという不思議なシリーズですね。
    季節の空気を描くのが上手な著者だなーと思います。特に冬の描写は、雪国生まれにはグッと来るものがあります。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。瑞々しいキャラクターと読みやすい文章で読者モニターから高い支持を得る。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。

「2019年 『ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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