- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041027400
作品紹介・あらすじ
奥秩父で家畜が襲われる不可思議な事件が発生、やがて被害は人間にも及ぶ。フリーライターの有賀の調査で浮かび上がったのは絶滅したはずのオオカミ…。亡霊の如く現れたWOLFと人間の闘いを描くサスペンス巨編!
感想・レビュー・書評
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浪漫溢れる一冊。
舞台は奥秩父。
残された足跡、連続する不可思議な事件。
まさか、絶滅したとされるニホンオオカミ?
謎を追っていく物語。
タイトル、表紙で掴みはバッチリ。
オオカミ知識と共にページを捲る手はどんどん進んだ。
身勝手な人の行為、野生動物を人為的に絶滅させることの難しさは心にザラッと響くし、有賀親子の言動、行動、全てを冷静に受け止めていく姿は好感が持て気持ちが良い。
あの歴史に残る飛行機事故、トラウマを巧く絡ませていたのも印象的。
今までのシリーズの中で一番現実感、浪漫溢れる作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の愚かさと自然の偉大さを思い知らされる作品。
シリーズを通して 有賀 雄二郎-雄輝 親子が さらに絆を深めて活躍し息子に全幅の信頼を寄せてるとか……(涙)
題名からして ここで長年の相棒「ジャックが……」って 思ってたが…今回の活躍は少な目でした。
(私の中では雄二郎シリーズではなく、ジャックシリーズと思ってる)
表紙もさることながら、終わり方(結末)も悲しいが…美しい終わり方でした。
有賀雄二郎(ジャック)シリーズ 最終章に確実に近づい来てるのが少し寂しくもある……
(最終章は:「イエティ~雪男」かな?などと勝手に想像してますが…)
次作も大いに 楽しみです。 -
絶滅したと思われているニホンオオカミの話?あまりこういう動物主体の小説は読んだことなかったから、新鮮な感じ。自然の偉大さや人間のちっぽけさがよく伝わってくる。
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今までの作品と比べると、これといって盛り上がる箇所が無かった気がした。
ユウキが大人になったな~って(笑)シリーズ読み続けてるので、感慨深い。 -
柴田哲孝 著「WOLF」、2015.2発行。読み応えがあり、様々なことを考えさせられます。自然の掟、厳しさ、人間の傲慢さ、動物と人間の関り方・・・。自然界の食物連鎖のの頂点に立つ「ニホンオオカミ」(山犬)「野犬)の生き様を描きつつ、人間はいかに自然と、動物たちと共生するかを問うた力作と思います。観光事業を大事にしたいがため、事実に目をつむってしまう役所の話、空自のミサイルで墜落した?御巣鷹山のJAL-123便で魂を失った元自衛官の話も含まれています。ただ、ひたすら生きる「ウルフ」の生き方、感動しました!
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読破できず。合いませんでした
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どこまでが真実なのか分からないが、とにかくリアルだった。
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結局、人間が悪いんだな。
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2015/11/10
移動中
継続して読んでいく中で、世代交代を感じられるのは
なかなかもって幸せな感じだ。
著者プロフィール
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