一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリート

著者 : 上原善広
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年7月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041027431

作品紹介・あらすじ

「全身やり投げ男」。1989年、当時の世界記録からたった6センチ足らずの87メートル60を投げ、その後はWGP(世界グランプリ)シリーズを日本人で初めて転戦し、総合2位となった不世出のアスリート・溝口和洋。

■中学時代は将棋部。
■高校のインターハイではアフロパーマで出場。
■いつもタバコをふかし、酒も毎晩ボトル一本は軽い。
■朝方まで女を抱いた後、日本選手権に出て優勝。
■幻の世界新を投げたことがある。
■陸上投擲界で初めて、全国テレビCMに出演。
■根っからのマスコミ嫌いで、気に入らない新聞記者をグラウンドで見つけると追いまわして袋叩きにしたことがある。

 無頼な伝説にも事欠かず、まさに陸上界のスターであった。
 しかし、人気も体力も絶頂期にあり、来季のさらなる活躍を期待されていたにもかかわらず、90年からはパタッと国内外の試合に出なくなり、伝説だけが残った……。
 その男の真実が、25年の歳月を経て、いま初めて明らかとなる。
 
 プロとは? アスリートとは? 天才と秀才の差とは? 日本人選手が海外選手に勝つための方法とは? 
 大宅賞受賞作家の上原善広が18年間をかけて聞き取りを続けた、まさにライフワークと言える作品。18年間の関係から紡がれる、ノンフィクションとしては異例の一人称文体。

 泥臭い一人の漢の生き様から、スポーツ界が、社会が、昭和と平成の歴史が彩られていく。

一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリートの感想・レビュー・書評

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  • 本当にやり投げに命を賭けてる。練習が過酷すぎる。毎日限界に挑んでいる。やり投げで良い記録が出せたら体なんてどうなってもいい。誰になんて言われても気にならない。味方なんていらない。そんな感じ。本を読むとたいていその本に出てきたことをやってみたくなるけど、これは全くならなかった。なんかもう、一線を超えている。やり投げを引退した後パチプロになったというのも面白い。

  • 1人称で語られる自伝的ルポルタージュ。タイトルに無頼とあるが、頼っていたのは自分自身だったというメッセージがズドンと伝わってくる。

  • 本書を読むまで、溝口選手のことは知らなかった。当時著名だったようなので、忘れただけかもしれないが。
    はちゃめちゃと思える鍛錬、まるで修行僧のように己を貫く姿勢。一方で、酒・タバコ・女と人間臭いこともこの上ない。
    「一投に賭ける」というサブタイトル通り、ものごとを極めることの凄まじさをひしひしと感じた。
    ノンフィクション作家の著者が一人称で語る、という読み易さもあって、あっという間に読了した。

  • 筆者が溝口氏から話を聴くこと・会話すること20年近く。
    中間時点での書籍も出ているが、集大成として、本人が執筆している形態を採ることが出来るまでに至った著作。

    暫く小説ばかり読んでいたらノンフィクションを読みたくなったので手にしてみたが、思った以上の迫力。
    小説以上に想像を絶する現実を、自らの意志で生きて来た、その内容には圧倒される。

  • 一流のアスリートがなにを考えているか知ることができる本

    ただ過激な言動が興味本位で綴られているわけではない

    アスリートのなんと知的なことか

    一流

  • 一人称なので,本人の生き生きとした姿がそこに現れていて,とても存在感があった.

  • 懐かしかった 高校の陸上部監督を思い出した。 やりが私の目の前に後ろから掠めて落ちた、いま思い出しても気持ち悪くなる想いでと共に

  • 熱烈な絶賛評をいくつも目にしたが、わたしはちょっと…。どうしても一人称の語りに違和感がぬぐえず、最後まで気持ちがのらなかった。その語り口を評価する声も多いようだが、ノンフィクションとしてどうなのか。

  •  この一人称の語りがええなあ。しかも、和歌山弁やで。
     ほんまにこのがいな感じが、ええなあ。

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一投に賭ける 溝口和洋、最後の無頼派アスリートはこんな本です

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