アンゴルモア 元寇合戦記 (2) (カドカワコミックス・エース)
- KADOKAWA/角川書店 (2015年3月7日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041027844
作品紹介・あらすじ
博多への途上に浮かぶ対馬に、蒙古の先鋒部隊が上陸を開始する!見たこともない炸裂弾。馴染みのない集団戦法。朽井迅三郎は、海を越えてやって来た未知の敵に、どう立ち向かうのか?いよいよ両軍激突!
感想・レビュー・書評
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元寇の詳細を描くってより、フィクションがメインですね。歴史の勉強的ニュアンスは薄く、あくまでエンタメメイン。肩肘張らずに読めてしまうので、これはこれで面白いす。まだ戦略と呼べるほどの戦略も出てこないし、ここから更に盛り上がっていくんでしょうか。
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緒戦で蒙古軍に総大将と跡取り討ち取られて、早くも意気阻喪している対馬軍。その混乱を契機に、朽井迅三郎が兵権をぶんどる形になりました。敗戦の中、一矢報いる一点突破が功を奏しました。圧倒的不利でも、少しの希望が見えれば、次へと進む力が湧いてくるのもの。
軍事では朽井迅三郎、偶像として輝日姫。
これを両輪として、対馬防衛戦が行われていきますか。
対馬方面蒙古軍のボスたちもちらほら顔出し。多民族国家征服王朝のゆがみもちらほら。 -
対馬に上陸した高麗軍の軍営にいる劉副元帥は女真族。蒙古軍が混成軍であること、種族に上下があることを垣間見せます。防衛側には、防人の末裔と称する刀伊祓の集団を登場させ(首領はなんと安徳帝!)、キャラの幅を広げました。なにしろ兵力の差は圧倒的なので、義経流の太刀筋を操る主人公の義経ばりの奇襲戦法が炸裂するのでしょうね。
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烏合が軍団になる瞬間の魅力
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雑誌で読んでいてとても好きだった柿の話が収録されている巻。
もう発売になったの嬉しすぎてツイッターで騒ぎすぎたからフォロワーさんタイトル覚えただろうな、と、思う。これレビューじゃない。 -
日本史を熱く語る上で忘れちゃいけない、一大事の一つが元寇だろう
しかし、私が知らないだけかもしれないにしても、その凄まじい攻防戦に光を当てた漫画はなかった
なので、この『アンゴルモア』を買ったのは物珍しさも大きかった
けれど、読んでみて、自分の漫画読みとしての勘があながち間違っていなかった事を確信でき、嬉しくなれた
幸村誠先生に、安彦良和先生が帯に推薦コメントを書いている以上、つまらないハズがない、と言われてしまったら、それまでなんだが、いや、これはホントに熱い漫画だ
タイトルに恐怖の大王の代名詞を付けている点から、まずインパクトがあるな、と思う
生きるか死ぬか、それだけの血腥い戦の表現しきれない厚みだけでなく、戦に突入してしまう前の、平凡な日常が丁寧かつ平和に描かれている点が良い
また、主役の朽井迅三郎を筆頭に、登場人物らが全員、人間臭く、その時代に生きている、って感じがするのも好感が持てた
ヒロインである輝日、彼女も彼女で、自信過剰な割に、ふと脆さを憂いの濃い横顔の端に見せてくれるから、つい、可愛げがある、と思ってしまう
この台詞を引用に選んだのは、戦が存在せず、誇りある死を迎えられる機会が少なくなったからこそ、ほんの少しだけ、闘って守って死ぬことを羨ましく思ってしまったので -
昔話もあり敵味方とも新たな登場人物も出て
続きが楽しみ。 -
日本がんぱれ。