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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784041028018
作品紹介・あらすじ
死にゆく母を見まもる日々、私は悪いことでもするように、そっとひとつ母の額にくちづけた。そしてある日、母はかすかに「あした…」とつぶやく。透明な悲しみに満ちた表題作「母の死」。年の離れた少女妙子との純粋無垢な愛の交流を、淡々と描く「郊外その二」など八篇を収録。ロングセラー「銀の匙」の作家中勘助の珠玉作品集。
感想・レビュー・書評
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表題作「母の死」友人の娘妙子さんとの交流を描いた「郊外そのニ」など、八篇を収めた作品集。<br>
親子ほど年が離れている妙子さんと中勘助の関係は、見てはいけないもののような気がしてしまう。こっちが邪な目で見ているせいなのかなんなのか。妙子さんかわいいです。<br>
「母の死」に描かれている悲しみは、誰でも経験するかなしみなのだろうなあ、たぶん。
「覚醒して苦しんでるのよりは麻酔した寝顔のほうが見たい。」「意識は確だが目をあかなくなった。母よ。母よ。私はもっと見てほしいのに。」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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