- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041028438
作品紹介・あらすじ
オバマ、ブッシュ、安倍晋三など、世界を動かす大物の演説を支える「スピーチライター」。日本でも彼らの活動の場は広まりつつある。国際会議出席者や上場企業経営者をサポートしている著者が、その内実を明かす。
感想・レビュー・書評
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日本テレビでスピーチライターが登場するドラマが始まったり、こんな本が出版されたり、今週、スピーチライターの方と飲むことになっていたり、スピーチライターは流行りなのかと思ったら、ドラマが始まるので出版されたらしい。スピーチライターになりたいと思ってなくても、スピーチの仕方について参考になるし、人のスピーチを聞く耳も変わると思う。
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初めて知ること
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具体的エピソードが多く、その道に興味があまりないので学ぶところは少なかった。
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「Yes we can」
オバマさんではなく、オバマさんのスピーチライターが産んだ言葉だそうです。
著者はスピーチライターとして活躍されており、
心構えやノウハウを書いておられました。
○話し手の腑に落ちる言葉を使う
あくまで、話し手の納得のいく言葉を使うことが大原則。
ライターが出すぎることは厳禁。
自分の言葉が、話し手の言葉になりえるかどうか。
○共感を呼ぶ
リンカーンが、南北戦争に赴く兵士を鼓舞する言葉。
「人民の、人民による、人民のための政治が、地上から滅ぶことがないようにしなければならない」
人民を3回くりかえることで、歯切れよく、心地よく、リズミカルに訴える効果があるようです。
いまなお、色あせることなく、語り継がれる言葉ですから、
直接語りかけられたら、、、死をもおそれず、心が動きそうですね。
なお、この文章とは別ですが、誰もが否定しえない事実を繰り返し述べることで、
共感を高めるという手法もあるようです。
○まず、意見を固める
自分が言わせたい意見から、逆算して、有利な事実を書き連ねる。
○反感に反論
あらかじめ、想定される反感に、スピーチの中で反論することは一策。
○サウンドバイトを織り込む
サウンドバイトとは、キラーメッセージのようなものです。
無難な表現を、聞き手の印象に残るようなフレーズに言い換えることです。
本書で紹介された例は、、、
「今日、お話しするのは、プレゼンテーションをどうすれば上達するかについてです」
➡「今日、お話しするのは、たった3日努力するだけで、見違えるほどでプレゼン力が向上する方法についです」
この例では、3日という言葉を使うことで、ひっかかりを作っています。
また「農業のグローバル化を進めます」という平板な表現をいいかえて、
「地産海消を進めます」というオリジナルワードを作るなど。
センスが問われまずが、私は、ここがライターの頑張りどころと感じました。
○調整
その他、スピーチライターが産んだ表現が社内で「攻めすぎ」など、
とおらなかったりするというエピソードも紹介されていました。
これは、どこの職場でも共通するハードルなんですね。
「I have a dream.one day,my four children…」
スピーチの力を、この本を読んで、あらためて、なつかしく、痛感しました。 -
プロのスピーチライターが解説する出来るスピーチの要諦。ボスのプレゼンを山ほど作っていた時期、どのような口調で、言葉で語りたいか日頃から言葉を集めて資料作りに反映していた。なるほどプロは短期間でそれを実現するものか。更にスピーチの内容そのものだけでなく場のセッティングからメディアトレーニングまで、言わば広報代理店の実務そのものまで担うというスピーチライター。広報だけでなく、自分でプレゼンをする機会のある人、上司のプレゼンやスピーチを作る機会のある人にはお役立ち。
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スピーチライター
180828読了
今年62冊目今月5冊目。
#読了
#蔭山洋介
#スピーチライター
原田マハの、本日はお日柄もよく、を読んで触発された。
説得や提案の場は多く、原稿代筆屋だけではないスピーチライターの仕事に自分との重なりが見えた。
構成力、伝達力、演出力、なのかなぁ。
参謀役であり、将軍でもある、そんな感じ。カッコいい。
スピーチライター 蔭山洋介 読了 -
名演説の陰にはスピーチライターあり。
昔は黒子のような存在だったスピーチライターも最近は表に出てくるようになってきました。
とはいえまだまだ「スピーチライターって何?」という方も多いと思います。
私自身、この本を読むまでスピーチライターの存在はしっていましたが、具体的にどんな風に仕事をしているのかはは初めて知りました。
大変面白かったです。おすすめです。 -
お仕事紹介で、実用度は低い
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☆つながりの絶たれた社会こそスピーチが求められる。これから必要となるスキルとなる。
☆「スピーチライターのスキルを身につけるには」
・演劇の素養はとても有用。映画、落語、弁論も。
・講演会やワークショップにはできる限り参加
☆活躍するスピーチライター
・安倍晋三を支えたジャーナリスト谷口智彦
・オバマ:ジョンファブロー、アダムフランケル
・「本日はお日柄もよく」原田マハ
「学校のカイダン」日本テレビ
著者プロフィール
蔭山洋介の作品





