「過剰反応」社会の悪夢 (角川新書)

著者 : 榎本博明
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年5月10日発売)
3.32
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  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041028469

作品紹介・あらすじ

「不快に思う人もいるのだから自重しろ」−−。いつからか日本は、何をしても「誰からかのネガティブな反応」を心配しなくてはならない国になった。なぜこういう事態になってしまったのか。彼らの精神構造とは。

「過剰反応」社会の悪夢 (角川新書)の感想・レビュー・書評

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  • あ~いるいる、こういう人
    じゃなくて
    自分にもこういう一面あるなぁ・・・と
    反省にもよい。読んでよかった。

    「過剰反応しやすい人の心理的特徴のひとつとして、認知的複雑性ん低さをあげることができる。
    認知的複雑性とは、物事を単純化せずに多面的にみることができることをさす。
    認知的複雑性が低い人は、物事を単純化するクセがあるのだが
    それは一面的にしか見ていないからである。」


    解決策はなかなかどうしてマクロ的にならざるを得ないが、
    「近隣住民が保育園にクレームをつける」ことに対して「近隣住民にその子供たちを『知っている存在』に帰る」ために「保育園の運動会に招待する」など接点を増やすような工夫をする・・・に身近な解決策の活路を見いだせそうです。

    若い人だけじゃなくて会社に蔓延る「お局さん」も大抵こんなタイプだよなぁ・・・。

  • 期待通りっつうちゃ期待通り、新味がないといえば新味がない。書いてある通りだと思うし、読んでると近隣某国とも重なって気が滅入る。

    確かに数として多いわけではないが影響力が大きいだけに取り扱い面倒臭いし、実際増えてきていると感じている。
    では、そこにどう対処すべきか。

    そこに触れている本ではない。

  • とても面白かったです。

    読後、著者の著書を図書館Webで検索して予約できるだけ予約してごっそり借りてきました。しばらく著者 榎本博明さん漬けになります。

    さて、

    こんな一節が出てきます・・・

    (引用P.132)
    本物のプライドを持っている人、つまり安定的に高い自尊心をもっている人は、見下されるのではないかといった不安がなく、自分の不安や自信のなさを見透かされるのではないかといった心配もないため、尊大さの鎧で身を固める必要はない。ゆえに、人からからかわれても笑い飛ばせる心の余裕があるし、弱点を突かれるようなことがあっても素直に認めることができるし、たとえ失礼な態度を取られても苦笑しつつ大目に見ることができる。(引用終わり)


    なかなか、そうはなれないものですが・・・

    そうでありたいとは思うものの、失礼な態度を取られたら烈火の如く怒ったりしてしまうのは誰しも少なからずあります。もちろん私も。

    しかし、上一節で私が最も気に入った部分は・・・「尊大さの鎧で身を固める必要はない。」という部分です。

    何故気に入ったかというと、世の中にはそういう人が少なからずいて、大変見苦しいからです。

    心からそうはなりたくないと思います。「尊大」なのは嫌いです。

    しかし、尊大だと認識していながら尊大な態度を取り続ける人もいないでしょうから、その状態はいわゆる病識がないのです。

    今時のITの時代です。自分が尊大になってきたら、バイブで気づかせてくれるスマホ用アプリ「尊大チェッカー」の登場を夢想するのもあながち非現実的ではないかもしれません。

    過剰反応社会ナウ | 最速で頭の整理Web http://clearmyhead.dynu.com/digitaropiano/?p=1760
    「嫌われる勇気」が350万部の大ベストセラーになったワケ | 最速で頭の整理Web http://clearmyhead.dynu.com/digitaropiano/?p=1770&preview=true

  • ネットで叩く、謝罪を要求するクレームなど以外にも、相手の望むリアクションを取るとか、場の空気を盛り上げようと無理にお調子者を演じることなども「過剰反応」として扱っている。
    一つのテーマで世相を切り取ったエッセイのようなもの。

  • 「子どもの声がうるさい」と保育園にクレームが殺到、ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が消える…。過剰反応を起こす個人の心理メカニズムを解明し、社会的背景に目を向け、過剰反応の連鎖を防ぐ方法を考える。

  • 3

  • 時代と共に価値観は変わるし、マイノリティーの意見が表明しやすくなっている点は悪い事ではない。権利は主張していかないと侵害されるだけなので。クレーム対応は個々に判断すればいいだけの話。企業も商売なので、儲かる事は継続するし、儲からない事は止めるというだけの事。ただし、儲けるための違法行為を糾弾するのは当然の行為。何か分析がなされているわけではなく、著者の感情的反応が羅列されているだけという印象。

  • イヤな世の中になりました。

  • 過剰反応して(モンピや電車の不通でのクレームなど)言う人も多いしそれを恐れるあまりの対応も。
    その通りだけど、それを取り上げ過ぎているだけだと思うが。
    前から、クレームする人はもっと多かったように思うが、なんとなく過ごしてきたことをマスコミが取り上げすぎなだけでは??

    ネットの影響はあるけれどこういった反応の強さは今に始まった事ではないと思うが。

  • 初めの過剰反応の事例はおもしろかった。
    後半の分析はいまいちかな。

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