まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (第十六巻) (角川Cエース)

石田あきら 橙乃ままれ 水玉螢之丞 toi8

• KADOKAWA (2015年10月26日発売)

作品紹介・あらすじ

開門都市を攻めあぐねる聖鍵遠征軍。女騎士率いる遊撃部隊の活躍もあり、遠征軍側にも疲労の色は濃くなりつつあった。だが、それ以上に疲弊した魔王は精神的限界を迎える。彼女に対し、青年商人は――。

感想・レビュー・書評

[mikiyabuchiさんの感想 · 2016年1月14日]

「魔王」と「勇者」。
本来相容れぬふたりが手を取り合ったことで、魔界と人間界、両方の世界が大きく変化し始めるファンタジー作品第16巻です。

今巻では、多くの存在の思惑を孕む壮絶な戦模様が描かれます。

巻数を重ね、初期から登場人物数も物語の規模も大きく増加。
読み応えがある一方で、キャラクターに固有名詞が与えられない独自の設定のために、全体の把握が辛く感じられるのも事実です。

コミックス派には時折ついていくのが厳しくもあります。
原作との併読や、既刊との一気読みをお勧めします。

[dawn4696さんの感想 · 2015年11月29日]

次あたりで終わりかな……？

[disktnkさんの感想 · 2015年11月22日]

飛行機の中で読んでたんだけど、いきなりベッドシーンで慌てた、というのは置いておいて、教皇の目論見が徐々に分かる巻。勇者の異質さを描くのはいいけど、それを自ら望んでいる嫌いもある。メタな描写が続いて上から目線な話なのは相変わらず。