ブレーキ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2015年6月20日発売)
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感想 : 16
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041029244

作品紹介・あらすじ

ビンゴに運命を託す死刑囚。命を狩るサッカーで稼ぐ男。”役割”決めのトランプに挑む少年。命がけで優勝を狙うゴルファー。そして愛する者を守るため死のコースを駆ける青年。山田悠介が放つ5つのサバイバルゲーム

感想・レビュー・書評

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  • 5編からなる短編集。

    ビンゴ、サッカー、ババ抜き、ゴルフ、ブレーキ。
    日常でよく耳にする単語がタイトルですが、その意味は普段捉えてるものとは大きく違っていて、これぞ山田悠介ワールド。

    教室のような場所で5✕5に並べられた机と椅子。
    死刑囚25人が座って、看守が箱の中からくじを引く。
    出た数字でビンゴを行い、ビンゴになった列の5人は殺される。
    人間でビンゴをするなんて、その発想が恐ろしい。

    他の作品も、読んでいて心臓が痛い。
    ドキドキというより、吐き気のする怖さ。
    サッカーがいちばん気持ち悪かったかな。

    読んでいて疲れる一冊でした。

  • 大胆な内容でハラハラドキドキ楽しかったな

  • 楽しかった

  • うーむーー
    伏線回収は好き。
    テイストが違えばもっと読みたいのだろうが、うーむーー

  • テンポが早くてハラハラドキドキした

  • 中学生時代に読んだ。
    ビンゴの話、救われなくて鬱エンドだった気がする。
    私が鬱エンドを好きになったのは山田悠介のおかげ。
    ありがとう悠介感謝だぜ

  • Kindle9冊目

  • デスゲーム系のホラー
    山田悠介を読むのは実に中学生ぶりなので15年ぶり
    あの時は超面白くて怖いと思ったけど、今見ると全然怖くない。
    けど昔の自分を否定するのも嫌なのでまっさらな気持ちで読んだ。

    基本的にはこの世界にありそうでないような、
    特殊な設定の話ばかり

    設定に対してあんまりグッときたり、
    憂いを感じるような作品はあまりなくて、
    中学生ならたしかに楽しめそうだなと思ってしまった。

    しかし怖くないなぁ…こんな場面になればそりゃめちゃくちゃ怖いのだろうが…


    以前は角川ホラー扱いだったのが再刊行でホラー区分けじゃなくなった

  • 記録用

  • 2019.8.19-246

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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