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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041029350
作品紹介・あらすじ
横須賀藩の留守居役・高田兵衛の許に、藩士の中沢が妻女と中間の男を斬ったとの知らせが来た。中沢が婦道の罪で二人を処断したというのだが、兵衛には腑に落ちない点があった──。書き下ろし時代小説。
感想・レビュー・書評
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武家の家に双子として誕生したが、双子忌み嫌う時代、その一人高田兵衛は商家に養子に行き幸せな日々を過ごしていた。
しかし、跡継ぎの兄がなくなり、兵衛は、高田家を継がなくてはならなかった。
商人と育てられたが、剣の使い手である。
だが、そのことは内分にして、横須賀藩御留守居役を仰せつかっている。
3話からなるが、どれも、藩に迷惑をかけないように、事を進めて、処理していく兵衛が、描かれている。
それでいて、兵衛が、許嫁のお美津との対話が、心優しく、微笑ましい。
作者吉田雄亮(ゆうすけ)氏も優しい方なのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定は難しいのに、主人公の安定感で
物語がどれほど苦境に陥っても、淡々
と落ち着く場所に収まる不思議に面白
い作品です
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著者プロフィール
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