バチカン奇跡調査官 独房の探偵 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 686
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041029374

作品紹介・あらすじ

天才的な頭脳を持ち13歳にして独房に収監される犯罪者、ローレン・ディルーカ。ある日、奇妙な殺人事件の謎解きを依頼され……(「独房の探偵」)。平賀&ロベルトが極秘レシピ再現に奮闘!?(「魔女のスープ」)

感想・レビュー・書評

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  • 長編の合間に時々出版される短編集です。このバチカン奇跡調査官シリーズは全体的に面白いのですが、時々説明が冗長すぎる時があります。
    この短編集は毎回ハズレなしと言えるほど面白い作品が多いです。

    この作品もその一つです。

    今回はローレンの若い頃の話や平賀とロベルトが昔のレシピの再現に挑む「魔女のレシピ」が面白かった。オススメ!

  • 今回は短編。
    面白いお話が終わっちゃった。わたしもローレンの気持ちとおんなじです
    しかし奇跡探してるけど、弟がまさにそうじゃんか。

  • 短編集。

    ロベルトと良太の繋がりや、魔女スープ作るお話なんかは主人公2人の少し変わった一面を見れて良かったけど、最後のローレンの事件はちょっと怖かったな

    2023.3.27
    52

  • 読んだかどうか忘れたのでとりあえず読む。
    ローレンが最高すぎる。カッケぇ!素敵!

  • 同じみの短編集です。
    幼き日のローレンディールカーが登場する。

  • 最近このシリーズは冗長な感じなので、短編集のほうがおもしろかった。さくさく話が進んで気持ちいい。
    魔女のスープとか、オカルトぽくなく明るくて好きです。
    どなたかも感想に書かれていたけれど、平賀は弟の研究するべきだよね。弟クンこそ、奇跡の子では?

  • 妹より。

    どの短編も勢いよく読了。どれも印象深い。特に弟君の話。すごいよね~。

  • 「シンフォニア 天使の囁き」
    平賀の弟・良太が主人公の短編。良太の施設での生活模様を中心に彼の特殊な性質なども描かれ、やっと彼の人となりが書かれた気がする。そして、夢の中と手記によって巡り会えた聖ヨゼフ。さらに聖ヨゼフと強いつながりがあったロベルトとの出逢い。また、来てほしいという所で、悪の総本山・ジュリア司祭も良太を治療してくれる医師として登場!良太を中心としてここまでの登場人物がみんなつながった感じがし、面白い短編だった。

    「ペテロの椅子、天国の鍵」
    2度目の短編集としての登場・サウロ司教の話。サウロ司教と教皇の問答が描かれており、バチカンとして“悪”と戦う姿勢がはっきりと示しだされた。この話もそうだが、今回の短編は次回以降の長編にも活かされそうな話ばかりで楽しみが増えた。

    「魔女のスープ」
    ロベルトが発見した怪しげなスープのレシピを平賀や協力者のエリーナと共に再現する話。どうでもいいと思ってしまうスープの再現のために三人が一所懸命に奮闘するところが箸休めの話みたいなかんじになっており、良かった。

    「独房の探偵」
    ローレンが主人公の短編。この設定のままスピンオフがたくさんできてしまうじゃんと思えるほど完成度の高いミステリーだった。また、バチカンシリーズにはお決まりのオカルト系の話が無く、純粋なミステリーになっており、それが逆に新鮮で面白かった。そして、表紙のローレンが可愛かった!笑

  • バチカンシリーズの短編集。
    ミステリらしいミステリは副題にもなっている『独房の探偵』だろうか。安楽椅子探偵ものの一種とも言える『魔女のスープ』も面白かった。『シンフォニア 天使の囁き』『ペテロの椅子、天国の鍵』の2本は、この先の長編の伏線という位置付けだと思われる。
    なお、続刊は10月、来年の2月と予定されている。

  • この巻は短編3話&中編1話(表題作)の番外編的な内容でした。
    短編3話では平賀の弟の力が示されたり、サウロが法王様と向き合ったり、ロベルトと平賀が魔女のスープなるものを作ったり……何だか盛り沢山で面白かったです(特に『魔女のスープ』 平賀の姿を想像すると笑えます←)
    表題作では13歳のローレンがその素晴らしい頭脳を遺憾無く発揮していて、唸らされるばかりでした。
    ローレンってやっぱり凄いと改めて感じました。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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