妖奇庵夜話 魔女の鳥籠 (1) (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2015年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041029404

作品紹介・あらすじ

都内に佇む茶室、妖奇庵。
美貌の主・洗足伊織はヒトとは僅かに違うDNAを持つ妖人であり、ある特別な能力を持っている。
一方、警視庁妖人対策本部(Y対)の刑事・脇坂は、不可思議な事件を耳にした。
聞き慣れない妖人属性を自称するふたりの女性が、同日、同じマンションで自殺を図ったというのだ。
その裏に潜んでいたのは、母と娘の複雑な愛情と憎しみであり……。
本当に怖いのは、人か、妖か。
人気作第4弾、文庫書き下ろし。

(妖奇庵の奇は王扁に奇)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

親子の愛憎をテーマにした物語が展開され、特に母娘関係の複雑さが描かれています。シリーズ第4弾では、同じマンションで自殺を図った2人の女性の背後にある真相が、警視庁妖人対策本部の刑事たちによって探られま...

感想・レビュー・書評

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  • お盆の休暇を利用して、仕入れてきた。
    時間があれば本屋さんに出向くのがいい(^^)
    最近のAmazonさんは、配送状況が悪すぎる(~_~;)

    シリーズ第四弾!
    今回は母と娘の話。

    あーーーー、このしんどさ、凄くわかる。
    母の息子へではない娘への期待。

    私は実家が嫌いで、出来るだけ寄りつかないのだが、実家が嫌いなのは、厳格な父親の所為だと思っていた。

    父親が亡くなった後も私は殆ど実家に寄りつかない。何故だろうとあまり考えたことがなかったが、この本に答えが書いてあった。

    そうか。だから私は父親が亡くなっても実家にあまり行きたくないのか。。。
    まぁ、この本に出てくる人たちほどではないけれど、母親のめんどくささはちょっと再認識させられた(⌒-⌒; )

    yukimisakeさんがレビューで、『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』に触れていたが、私も真っ先にその本が頭に浮かんできた(−_−;)


    最後、前回登場した甲藤の出番が来るのだが、この展開から次回からもレギュラー出演だろうか?
    マメちゃん、、、
    もう甲藤でも誰でもいいから、マメちゃんは全力で守ってくれーーっ!!!

    • みんみんさん
      おびさん…
      やりたかった事やり残した事全部やろう!
      まずわ体力よ(=´∀`)人(´∀`=)
      おびさん…
      やりたかった事やり残した事全部やろう!
      まずわ体力よ(=´∀`)人(´∀`=)
      2024/08/20
    • bmakiさん
      ウルトラマンさん

      マメちゃんを守ってくださーい!!
      ウルトラマンさん

      マメちゃんを守ってくださーい!!
      2024/08/20
    • bmakiさん
      おびのりさん、みんみんさん

      そうですね!先ずは体力が無いと読むのも大変です(-。-;
      この頃直ぐに眠くなってしまいます。。。

      おびのりさ...
      おびのりさん、みんみんさん

      そうですね!先ずは体力が無いと読むのも大変です(-。-;
      この頃直ぐに眠くなってしまいます。。。

      おびのりさんの読書ペースには到底追いつけませんが(⌒-⌒; )

      私もちびちび読んでいけたらと思います(^^)
      2024/08/20
  • 第4弾!

    同じマンション同じ日、自殺!
    しかし、その裏には…

    娘と母親の関係って、微妙な関係なんやな。
    知らんけど、娘ちゃうから。
    そう言えば、従兄弟の姉ちゃんも言ってたな。娘の話。
    同性だからこそある色んな事。
    相槌しか打てんかったけど。

    自殺とは考えてなかったけど、更にどんでん返しあり。

    裏で糸を引くのは…
    う〜ん…
    怒り心頭やな。
    青目の旦那に!
    でも、それすらも想定してるやろうし…
    その為に、起こしてるんやろうし…
    伊織さんを怒らせる!
    気を引く為に…

    とうとう、一線を超えてしまった!
    伊織さんの身内に!
    マメちゃん!!!!!
    自分が、やられてる訳やないけど( *`ω´)
    (犬神のヤツ、そのうち仲間になるの?)

    しかし、後半に盛り上げてくるな〜!
    次読まんと仕方ない展開や〜!(^_^)v


    ***************

    金曜日に、
    『デッドプール&ウルヴァリン』
    観に行って来た〜

    おい!ウルヴァリン死んだんとちゃうんか!
    TVA (時間変異取締局)とか出て来て、時間軸監視とか、マルチバースとかなると…
    最近、これ多い…
    何でもあり感タップリで、ちょっと引く…

    悪童2人が暴れるという意味ではスキッとする。グロいけど。
    あとは、X-MAN、ファンタスティック・フォーとか、マーベルのヒーローもんの知識要!
    で、みんな見返して、マーベルが儲かるという図式(−_−;)

    • ultraman719さん
      マーベルも動きそうですね。
      また、「キャプテンアメリカ」上映するし、ストで延期になってたみたい。俳優さんはかわりますけど。
      新生キャプテンア...
      マーベルも動きそうですね。
      また、「キャプテンアメリカ」上映するし、ストで延期になってたみたい。俳優さんはかわりますけど。
      新生キャプテンアメリカかな?
      ちなみに、デッドプールで、クリス・エヴァンス出演してました。「ファンタスティック・フォー」の役で。
      2024/08/03
    • bmakiさん
      皆さん大量に読書されてるのに、映像の方まで超お詳しいのですね。凄いなぁ。。。
      私見たことないものばかり。

      このシリーズ、だんだん面白...
      皆さん大量に読書されてるのに、映像の方まで超お詳しいのですね。凄いなぁ。。。
      私見たことないものばかり。

      このシリーズ、だんだん面白くなっていきそうですねo(^▽^)o
      マメちゃんに何かあったのか!?
      気になるわぁ。。。
      4冊目はまだ積んでいないので買ってこないと。。。
      2024/08/04
    • ultraman719さん
      映画は、読書より受身なんで楽と言えば楽ですよ。
      映画館に行って座れば、勝手に映像始まって観るだけなんで。まぁ、興味ないとムリですけど。

      こ...
      映画は、読書より受身なんで楽と言えば楽ですよ。
      映画館に行って座れば、勝手に映像始まって観るだけなんで。まぁ、興味ないとムリですけど。

      このシリーズ、みんみんさんも、後半面白くなって来るっておっしゃってましたけど、その通りですね!
      ブックオフオンラインで、店舗受取にすれば、在庫はありそうなんで、お安く買えますよ。近くにブックオフの店舗あればですけど。
      2024/08/04
  • 着々と進んでますよー!
    妖琦庵4巻です!


    あら、表紙の先生が洋服!!
    しかもちょっと幼い感じですね( ´ ▽ ` )キャワ


    そんな今回は
    母と娘の話でした


    こういう話がテーマのものを読むといつも感じますが、本当に母と娘って難しいです。




    私は自分の母親とあまり折り合いがよくないんですが、

    作中でのセリフにあった

    母親の言ったことに反発しながらも徐々に影響されていく話にとても共感しました



    私も母親の言うことを全部受け入れて言うことを聞くような娘ではなく、反抗、反発しまくってましたが

    言われた言葉は結構些細なことでも覚えていて
    その後じわじわと影響を受けるんですよね



    それをちゃんと言語化してくれた感じがして
    うんうんと頷きながら読んでました




    その後色々あって、私は結局地元を離れて暮らすことにしたんですが
    距離が出来たことでだいぶストレス軽減になりました。
    自分だけ親と折り合い悪いのかなと思ってましたが、母と娘の関係がそもそも難しいものなんだと思うとちょっとホッとする自分もいます。


    そして今度は娘との関係も気になってきます、、いい関係でずっと過ごせたらいいのだけど(*_*)






    作中の母と娘はまた違った関係の親子で
    これまた読んでいて苦しくなります。



    母と息子ならば
    やっぱ息子はよくわからないわと
    いい距離感で付き合えるけど


    それが娘になると
    娘のことはすべてわかるし
    私の言うこともすべてわかるわよね?
    と当然のように支配してしまう、、、



    ここまで極端ではないにしろ
    こういうのあるよなと思ってしまうところも怖かったです、、、



    また息子は母の愛をいい意味で忘れられる
    そして忘れて自分の妻を愛する


    でも娘はあっさり忘れられない
    それは自分も母親になるから、なるかもしれないから、、
    母と娘は同姓であるがゆえの、独特な繋がり方をしてる


    というところもすごく納得してしまったなぁ




    さて毎回おなじみの構成で
    ところどころに誰の話なのかわからないものが混ざってますが



    最近、何の話かわからないところが
    だんだん輪郭を帯びてくる感じがすきになってます


    そして全部読み終わってから
    読み返して反芻したりしてます(´∀`)




    全体的に暗い今回ですが半人前ですらない
    0.03人前の脇坂さんが、空気を和ませてくれますね(´∀`)



    しかし終盤の展開は、、、:(;゙゚'ω゚'):




    思わず叫びましたよ、、、
    そして怖くてちょっと泣きました、、、




    伊織の心情を思うと辛い、、
    どこかで壊れてしまいそうです

    風邪引いたり怪我したこともあって
    脆い印象をうけました、、



    平和な妖琦庵の様子は
    もう読めないのかな( ; ; )

    • どんぐりさん
      雪さん

      みんみんさんと同じこと言ってる、、、

      きっと理由があるんでしょうね。゚(゚´Д`゚)゚。
      雪さん

      みんみんさんと同じこと言ってる、、、

      きっと理由があるんでしょうね。゚(゚´Д`゚)゚。
      2025/10/08
    • mihiroさん
      どんぐりさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
      ほんと着々と進んでますね〜!
      って事で まだ5巻の私は速攻で追い抜かされちゃいそうです〜笑笑
      頑張って どん...
      どんぐりさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
      ほんと着々と進んでますね〜!
      って事で まだ5巻の私は速攻で追い抜かされちゃいそうです〜笑笑
      頑張って どんぐりさんに着いて行こ〜٩(ˊᗜˋ*)و笑
      青目と伊織の関係性も分かって ちょっとシリアスにもなってきましたね〜!
      これからどんな展開になるのやら。。楽しみですね〜!
      2025/10/09
    • どんぐりさん
      みひろさん

      次でみひろさんに追いついちゃいますよ٩( ᐛ )و

      だってこれからどうなってしまうか気になって気になって_(┐「ε:)_
      みひろさん

      次でみひろさんに追いついちゃいますよ٩( ᐛ )و

      だってこれからどうなってしまうか気になって気になって_(┐「ε:)_
      2025/10/10
  • シリーズ4作目♪

    とあるタワーマンションで、2人の女性が同じ日に自殺を図った。
    2人は共に自称妖人で、その属性はそれぞれ「オバリオン」と「どうもこうも」という聞き慣れない物だった。←このネーミングセンス好き〜笑♡
    この自殺の件に違和感を覚えたY隊と伊織たちがその裏に潜む真相を探る。
    ✎︎____________

    今回は親子関係の愛憎がテーマ。
    母親から支配される娘と、母親に依存される娘。
    ほんと母と娘の関係って、絶妙に難しかったりするよな〜。
    母親と息子だとこうはならないのに、娘となるとついつい求めすぎたり、口出す事が多くなったりしがち。
    これ不思議だけど、あるあるだな〜、度が過ぎると怖いな〜と思いながら読んだ。

    もう4巻目ともなるとすっかりメンバーにも愛着湧きまくり◎
    読み始めからスーッとこの世界に馴染んでしまう。
    お馴染みのメンバーと、そして事件の影にはやはり青目!
    青目の行動もだいぶエスカレートしているではないか〣( ºΔº )〣
    そして今作では、謎だった伊織と青目の過去にも触れられ、2人の関係性も少しずつ見え始めてきたところで、これからどんどん面白くなりそうな感じ!

    ところで3巻から登場してきたウザウザキャラの甲藤は、今後も妖琦庵に集うメンバーとして定着しちゃうのかな?
    マメくんの恩人!
    う〜ん、だけどなんか嫌かも〜ー笑笑

    • mihiroさん
      はーい♪エッサホイサ〜で待ってますね〜笑
      はーい♪エッサホイサ〜で待ってますね〜笑
      2025/04/18
    • あいさん
      みひろちゃん♪やっと追いつきました(^-^)/

      親子の愛憎⁉︎
      娘に依存している母親、私のことか!
      依存というか過保護というか…...
      みひろちゃん♪やっと追いつきました(^-^)/

      親子の愛憎⁉︎
      娘に依存している母親、私のことか!
      依存というか過保護というか…
      あるあると書いてくれていてホッとする(⁎˃ᴗ˂⁎)
      でもうちはちょっと異常かも⁉︎
      友達みたいな関係なのよね…

      それはさておき、シリーズ着々と読んでいるね。
      みんなに愛着が湧いてきたんだね、そういう読書、いいなぁ。
      さらにますます面白くなりそうとなヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ
      レビューこれからも楽しみにしているね♪
      2025/04/18
    • mihiroさん
      あいちゃ〜ん♡♡たくさんありがとう〜(≧∀≦)
      親子の愛憎だよ\(Ꙭ)/
      うんうん、我が子だもん過保護にもなっちゃうよね〜!
      でも、ここに出...
      あいちゃ〜ん♡♡たくさんありがとう〜(≧∀≦)
      親子の愛憎だよ\(Ꙭ)/
      うんうん、我が子だもん過保護にもなっちゃうよね〜!
      でも、ここに出てくる母親はもう支配ってレベルだから厄介だったよ〜( ˊᵕˋ ;)
      あいちゃんのところは友だちみたいな関係なんだね〜!めっちゃ理想的♡♡
      娘さんと仲良さそうだもんね!
      愛憎とは全然無縁だね(*´˘`*)

      このシリーズ、アニメ見てる気分で面白いの(≧∀≦)
      どんどん面白くなってきたよ♪
      まだまだ続くんでしつこく投稿しま〜す笑(´>∀<`)ゝ




      2025/04/20
  • こわっ!こ〜わっ!

    あるのよね〜
    こういう読書体験
    あるのよ不思議と

    これの前に読んだ三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』と主題が全く一緒
    まじ、ひびりました
    もう『娘が母を殺すには?』に書かれてたことを小説にするとこれになります!ってくらいの丸かぶり

    母親の束縛から逃れようとする娘が…の物語なのよ
    そして、それもそのはず参考文献が全く一緒w
    方や評論、方や小説
    いやー連続で読むかねしかし


    ちなみにその参考文献とは『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』斎藤環(NHKブックス)です

    物語のほうはいよいよ面白くなってきましたよ!
    そしてシリーズ第四巻で溶かす作業に入ってきましたね〜
    ん?溶かす作業ってなんやねん!て?

    えっとね
    第三巻までは固める作業をしてたと思うんよね
    キャラクターね
    キャラを固めて、読者にこの人はこういう人なんだよって思ってもらう作業ね

    で、一旦固めといて、今度は少しづつ過去を語らせたり、意外な人間関係を明らかにしたりして溶かし始めるわけ

    で一旦確定したと思わせたキャラの真実の姿を少しづつ見せて行くってやつよ

    そしてそれが凄い上手い!上手いっていうか繊細なのよ
    溶かす量や場所がものすごくいい感じなんよね
    で溶けてることに気付いてる自分にまた( ̄ー ̄)ニヤリなのよ

    うーん、たぶん榎田ユウリさんにうまく乗せられてるw

    • ultraman719さん
      確かに…(−_−;)
      確かに…(−_−;)
      2024/07/13
    • みんみんさん
      なんか…ジワジワ広まっていく…
      嬉しい(*´°̥̥̥̥̥̥̥̥﹏°̥̥̥̥̥̥̥̥ )人(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
      なんか…ジワジワ広まっていく…
      嬉しい(*´°̥̥̥̥̥̥̥̥﹏°̥̥̥̥̥̥̥̥ )人(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
      2024/07/13
    • ひまわりめろんさん
      シマシマ女王の力やなw
      シマシマ女王の力やなw
      2024/07/13
  • 青目…青目よ…。なんてこったい…。その後、何があったんだい…。
    4作目突入の今回は、今までで1番辛かった巻でした。色々辛い、色々泣ける、人間が怖い。

    今回は駅近のタワーマンションで自殺が発生。
    しかも同日に2人の女性が。1人は飛び降り、1人はリストカット。
    しかし鱗田はどうも腑に落ちない。2人は『オバリヨン』と『どうもこうも』と言う珍しい妖人申請をしている。リストカットはまだしも、飛び降りの方に不信感を抱く鱗田。今回もY対の出番です。

    本作を読んでいて、あまりにもきつくて感想を書けなかった『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』がずっと頭を過ぎっておりました。
    特に専業主婦のカオリのエピソードを読んでいると、実際にあったんだよな、こういうの…と背筋が凍るようでした。榎田さんがもし『母と言う呪縛~』を読んでいらっしゃったら、驚かれたかも。
    母と娘、行き過ぎた愛情が依存と過度な期待と嫉妬に変わる。母と息子という関係性とは大いに違う。
    今回の一人称視点はどれも胸に刺さる内容でした。

    衝撃の事実が明らかになった前回ですが、今回はその辺りがいよいよ深掘りされて行きます。
    洗足先生はずっと体調を壊して、ふらふらの状態でY対に協力。
    しかし脇坂も言っていましたが美男子が風邪で伏せっていると何でこうも色気があるのか。
    私なんか風邪を引いたら目も当てられない汚物になるのに。
    そんな先生を心配して生姜の蜂蜜漬けを自作しちゃう犬神の妖人の甲藤。まだ登場して2回目ですがやっぱり憎めないし、なんならキャラの中で1番成長が期待出来る。暴力的な性格が治らない彼ですが、洗足のお陰でこれからどんどん成長していきそうで期待大です。
    この辺りもキャラクターの動かし方が相変わらずうまい!!

    そしてマメくんにまた感動。まだ甲藤は苦手だけれど、洗足に懲りずに弟子にしてくれと頼んでは追い返され、いつの間にか姿を消す甲藤に
    「少し可哀想に思える。彼にはちゃんと帰る家があるだろうか。そこに彼を待っていてくれる人がいて、今の自分たちのように笑いあったりできるといいのだけれど・・・・・・。」
    と、心配してしまう。なんて、なんて良い子なんだ!この世の善意を全て集めたような子!!(中身は大人だけど)
    そんなマメくんの過去も今回は明らかに。よしよし、と撫でてあげたくなる…。そのうち甲藤にもスポットが当たりそうかな?

    しかしですね、そんなマメくんの過去も吹っ飛ばす壮絶な過去をお持ちの方がいましてですね…。
    しかもこれでもまだ全容が明らかになっていないんですよね。
    これが本作の事件とかなり符号していて、じわじわと悲しみが押し寄せて来ます。
    最後の愉快そうな姿ですら、色々想像して切なくなってしまう。

    さて肝心の事件ですが、冒頭の方で割と確信に迫る事を書いてしまっているのでこれ以上は何も言えないのですが、洗足、夷、マメくん3人の血の繋がらない家族との対比が凄かったように思います。
    1巻からここまでずっと、丁寧に洗足たちの家族としての絆を描いてきた理由が分かりました。
    なるほど、これがひまわりめろん師匠の仰る溶かす作業か。(詳しくはひまわりめろんさんのレビューをご覧下さい)
    今回の洗足家族の平和なシーンに、話の構成のせいなんでしょうけど何故か泣けてきて、一旦天を仰ぎました。
    全体的に悲しい事件でしたが、唯一の救いはカオリと娘の美湖ちゃんとの絆でした。
    美湖ちゃん…かわいい!!特殊な趣味のお兄さんが見たら堪らんかわいさ!!
    どうか2人はいつまでも幸せに…。

    今回は紙の本ならではの仕掛けが1箇所ありました。ひまめろ師匠が次の巻に紙の本の弱点を逆手にとった仕掛けがあると仰っていましたが、本作のは分かりやすく、且つ非常に効果的でした。
    深い深い闇に落ちて行きそうな感覚になり、少し寒気がした程。(クーラーが異常な程に効いていた、という事実は置いておいて)

    遂に一線を超えてしまった青目。
    いよいよ覚悟を決める洗足。
    私は1巻から面白く読んで来ましたが、確かにどんどん中毒性が増して来ます。

    おっと、脇坂の話をするのを忘れてました。
    最後の方で前回に劣らぬ大活躍を見せてくれたので次巻も楽しみなのですが、白雪姫はネクロフィリアの話だ、とのたまう彼がやっぱり大好きです。
    そんな視点で考えた事無かった…笑

    そして青目のエロさの理由が分かってきた…(きっとみんみんさんなら同意して下さるはず)

    • yukimisakeさん
      よし、また濃くしましょう♪

      うるとらさん、BのLも積んどけばいつか読みますって笑
      よし、また濃くしましょう♪

      うるとらさん、BのLも積んどけばいつか読みますって笑
      2024/08/07
    • ひまわりめろんさん
      ひまわりめろんさんのレビューを読んでも詳しくは書いてありませんw

      とりあえずなんかうまいこと言ってそう感だけは出してるけどな
      ひまわりめろんさんのレビューを読んでも詳しくは書いてありませんw

      とりあえずなんかうまいこと言ってそう感だけは出してるけどな
      2024/08/09
    • yukimisakeさん
      師匠、なんとなく上手いこと書いてあるので読みたくなりますから大丈夫です笑

      溶ける作業、上手いこと言うなあ!と感心してました。思いついたこと...
      師匠、なんとなく上手いこと書いてあるので読みたくなりますから大丈夫です笑

      溶ける作業、上手いこと言うなあ!と感心してました。思いついたこと言うだけじゃなかった!
      2024/08/10
  • シリーズ第4弾です!
    audibleにて。再読。
    なぜかこの話が1番覚えていました。

    あるタワーマンションで同日に2人の中年女性が自殺を図った。
    2人は妖人で、その属性は「オバリオン」「どうもこうも」という聴き慣れないものだった。
    この自殺を不審に思い、Y対が動く。

    今回は母と娘の問題。それを扱った小説も多数ありますよね。
    自分も女で、娘もいてって立場ですが、わかるとは思うもののあんまり共感はしないんですよね〜。
    母娘でも一対一じゃないとなりにくいのかなあ?
    うちは子としても母としても娘が複数人いましたからね。

    今回の脇坂くんの察しの悪さは酷かったですね〜。
    ワザとかよ!ってツッコミ入れたいくらい。
    まぁ、最後名誉の負傷をしながらもカオリさんを救ったのでまぁ、良しとします。

  • 『妖奇庵夜話』シリーズ4作目。
    母と娘の歪んだ関係性にスポットがあたった今作。相変わらず暗躍する青目存在が不気味である。
    そして今回から初登場の甲藤。なかなか鬱陶しいキャラだけどこれからの伊織との関係が気になるところ。
    伊織がますます、心やさしいキャラになっている。毒舌とのギャップが好き。

  • オバリヨン
    どうもこうも…妖人2人の自殺

    青目の仕掛ける犯行があからさまになって来ました。

    表紙はちびっ子洗足で可愛い(〃ω〃)

  • 妖奇庵夜話シリーズ第4作。
    今回は毒親のお話…

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    同じマンションに暮らす2人の女性が、同じ日にマンションのそれぞれの場所で自殺をはかった。
    しかし、その「自殺」には、いくつかの不審な点が…

    外側からは見えない母と娘の関係性。
    母親の呪いにとらわれた娘の、苦しみと葛藤…

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    今回もいろいろなモノローグがはさみこまれ、主人公・洗足伊織の過去も垣間見ることができる構成でした。
    ミステリーとしてももちろん面白かったのですが、怖かったのは毒親視点のモノローグでした。
    あまりにもリアルな毒親の「思考」こそが、ホラーであり、しかも毒親自身はその思考になんの疑問ももっていないところに、人間の闇を感じてゾッとしました。
    こんなにおかしい思考なのに、毒親本人はそれを「娘のため」と信じて疑わない。
    むしろ「こんなにもわたしは娘のためをおもっているのに、なんでわかってくれないの」と、責立てる…
    しかしそれは、娘を自分のおもうように操り、毒親自身が心地よく生きるための手段なのでした。

    今回のお話には、そんな毒親に苦しめられている2人の女性が登場します。
    毒親という(相手は違うけれども)共通の「敵」をもつ2人…しかしそれぞれの置かれている境遇の違いが、2人の思いや行く末にズレを生んでいきます。

    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    洗足伊織と、「鬼」である青目との出会いについても回想がはさまれ、洗足の母も登場します。
    3巻で洗足と青目の切っても切れぬ関係性が明かされた上での今回の回想は、洗足と青目にいったい何があったの…?という読者の疑問に少しずつこたえてくれています。
    だからこそこの先、洗足と青目が一体どうなっていくのかが気になり、そろりと続きを手にとってしまうのでした。

  • なぜか3巻だけ図書館になく、4巻にいったのですが、3巻重要だったな。。。
    でも3巻読み飛ばしても面白かったのと、面白さが増してました。

    事件のあらましは途中から読めるものの、母親と娘の関係性の考察がとても興味深かったです。

    血のつながりって業だな、私は思ってしまうのです。
    どんな人とも適切な距離を取ることが人間関係大事なのだけど、血縁ってそれを容易く悪意なく踏み躙る、しかも殆どが当人たちの知らぬ間に長期にわたって。
    そんなことを考えさせられる巻でした。

    あとは、主人を理由に他人を傷つけることを良しとする人間を仕置きする洗足伊織のやり方はヒリつきましたねぇ。

    続きも楽しみ

    2024.9.7
    139

  • 妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載

  • 今回は母と娘の関係。
    確かに父と娘、母と息子とは異なる同性ならではの何かがあるのかもしれない。父と息子はないのに、やはり実際に子供を産むという過程が大きいのだろうか。

    メインとなる話の挟み込まれるように、洗足と青目との出会いが描かれている。
    異母弟というが、二人の父親の存在が見えないが、今後描かれていくのだうか。

  • いわゆる毒親の話。正直読んでいて辛い内容だった。

    青目がとうとう伊識の家族・マメを攫おうとしたり、徐々に行動が過激になってきてしまった。

    青目の幼少期も毒親に虐げられ、そこに
    対しては罪はないし、同情と呼べる感情も 沸くが、逆手に取って同じ?境遇にいる人を貶めるのはいただけない。

    出てくる毒親が本当に醜く感じるし、物語として咀嚼するのに業を煮やした。 今作はシリーズの中でも苦手な作品だろうなと思う。
    その点、とても際立っていたのが伊織の肝の座りっぷり。
    甲藤を嗜めるために、甲藤の悪業が伊織の為を思ったものだとしても、回り回って、伊織を害なす物として返ってくる…そんな事を言おうとし、焼けた火針を自分の手に押しつけるあたり、強い。
    伊織の家族想いな面がまた強く感じる話。

  • 特にするつもりはなかったのに一気読み。
    先がきになるので止めどころがわからない。
    この作者のすごいところは、いろんなキャラクターの視点での語りを細かく挟む(しかも最初のうちは語り手が誰か明記されていない)中で話が進んでいくのだが、混乱しないし、飽きない。
    よくこういう構成で私が陥るのは、『まだ意味がわからないから飛ばそう』と主役キャラが動く本編のみ読んでしまうパターンなのだが(安心してください、あとで読み返しています)結構イライラしてしまう。あとで伏線で驚かせよう!というのも分かるのだが、行き過ぎると作者の自己満感がある。
    でもこの作者はうまい。『誰視点か』それすらも解読するのが楽しいし、誰視点であってもすんなり感情移入できてしまう。『次は誰視点のパートだろうか』とワクワクしてしまう

    そして探偵役(この場合伊織やウロさん)があとからクドクド加害者や被害者の心情を解説しない。読者は読んできてわかっているから二重の説明は不要なのだ。スパッと事件後がおわり気持ちいい(メインがそこじゃないからだとも思うが)


    いろいろ明るみに出た今巻。犬が裏切るか!?とも思っていたけどあの感じだと大丈夫そうね……つくづく犬だ……

    次の巻で伊織と青目がガチで対峙するのだろうか。
    青目にも平和なエンドを……と思ってしまうけど無理かな……でも生い立ちがね……

    どうでもいい話ですが、表紙、読み始めるまでマメだと思ってました。片目隠れてるのにね
    ちなみに空蝉~も読み終わるまでマメだと(ry

    あとほんとどうでもいいし他作品出すのはどうかと思うけど脳内の伊織さんが完全に鬼灯の○徹の閻魔大王補佐になっている……助けて……

  • 他人事とは思えない母親と娘の関係が今回の主題でした。
    共感させられたというか、我が身に置き換えて考えてしまった…
    母親の支配と、娘の依存。まさに呪縛です。確かに娘とは一心同体と思ったりライバルと思ったりするかもしれないけれど、息子にはそういう感情は起きないでしょうね。

    今回の事件は、同日に同マンションで聞き慣れない妖人属性の二人の女性が自殺を図ったというもの。しかし不審な点が多く、いつものように伊織の元に持ち込まれることに。
    あの男がやはり絡んでいます。
    …ていうか、わりと前半でミステリーのトリックは容易にわかってしまったので、そちらの楽しみはそこそこでした。
    それよりも、あの男より怖いかもしれないオンナの心の奥底でしたね…好きなのに愛してるのに、すごくウザくてすごく憎いと思ってしまうどうしようもない気持ち。
    震撼とさせるものがありました。

    ホラーだけじゃなく、妖奇庵の人々の交流?風景も毎回とても楽しみです。伊織の生い立ちなどもどんどん明らかになっていています。テレビ出演の場面最高でした!お飾りの専門家じゃなくて、堂々と正論を貫く伊織にスッキリ!
    芳彦のオカンな心遣いもますます冴えてるし、かわいいマメに癒されます。血は繋がらなくとも深い絆で結ばれた家族です。
    カオリやユキとは対照的で、それが彼女たちをいっそう切なく思わせます。
    甲籐の活躍ぶりにだんだん好感度が上がってきましたwww
    そして青目の目的も次回辺りにはさらに明かされてくるんでしょうね。

    描き下ろしペーパーコミック、すごく良かったです!脇坂と甲籐のキャラがすごく出ていて笑っちゃいました。密林vsノスタルジー…!!
    最後も上手くまとまって絶妙な味。

  • 1巻から「お母さん」の影響力がいやに強い本だなと思ってたところでお母さん巻。ただ、ここまで「おっかさん」を話題にのぼらせる伊織の母も「適切な母」だったのかどうか?或いは、誰しも適切ではいられないのでは?子どもの能力が高い時に、安全のためにそれを封じる母は、どうなのだろうね。

  • 母から娘への呪縛の話。
    スミレちゃんのセリフがすごく印象的だった。
    青目は虐待された子どもで、確かに歪む理由はあるけれど…(タリと伊織でも更生できなかったほどだし)
    だからといって反社会的な行動をしていいわけでも、伊織を苦しめていいわけでもないよなぁ。
    洗脳系のサイコパスな悪役は気持ち悪くて胸糞悪い。
    事件としてはミステリーによくあるトリックでわかりやすかった。

  • 今回の作品というかテーマが、目の付け所が違うというのか、個人的にはカルチャーショックもあり、素晴らしい作品だと思います
    ミステリーとしては直ぐにトリックは想像できてしまいましたが、読み応えはあると思います

  • 2019/8/26
    面白くなって参りました~
    妖人設定にも慣れてきたし、脇坂クンかわいいしウロさん大人の魅力やし洗足も夷もマメもみんな好きになってきたぞ。
    そこへ全面戦争開始みたいになってきてワクワクすっぞ。
    交換殺人に気づかない脇坂クンには少々イラっとしたけど。
    そこまで説明しなくても読者の私、わかります。大丈夫っす。
    続き読もう。
    あ、今回のテーマである母と娘の関係性はむっちゃ重くて身につまされる。
    そこまで酷くないけどもうちょっと離れて~って思うもんね。やっぱり。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

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