妖奇庵夜話 魔女の鳥籠 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 758
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041029404

感想・レビュー・書評

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  • (15-45) DNA検査が出来るようになってから発見された妖人。検査しなければ分からないし、実は検査してもヒトとはちょっと違う遺伝子を持った(でもヒトとの間に子供は出来る)妖人だということしか分からない。という設定が私はとても気に入っているシリーズ。今回は母と娘のこじれた関係がテーマで、ものすごく暗くて重かった。ミステリとしては謎ともいえないほどありふれているので、作者も謎解きには重きを置いてないのだろう。母と娘に気を取られてたら、もっと粘っこい執着が待ってた。この先どうなるんだろう。

  • 母娘の問題は身につまされる

  • 中村明日美子さんの表紙に惹かれて読み始めた『妖琦庵夜話』も第4弾ともなれば発売日に即ゲット。

    今回が今までで一番面白かった‼︎

    娘にしかわからない母親の呪縛。。
    ここまでではないにしろ、ありますよねー(´・∀・`)。

    でも本当、『家族愛』って難しい。

    初回特典のペーパーも可愛くて大満足。
    甲藤と脇坂なら断然脇坂派です。

    頑張れスイーツ刑事‼︎

  • “母と娘の愛憎”がテーマ。実にリアルに描かれていると思う。程度の差こそあれ“娘”ならこんな感情があるのは『わかる、わかるぅ~』なんじゃなかろうか。私自身は息子しかいないのですが、娘がいたらきっと息子とはまた違う期待を抱いたり扱いになったりするのではないかと思います。伊織と青目の関係性が段々明らかになってきたので、また話の展開がグッと進みそうですね。

  • わきたかぼんくらさんが面白かった(笑)

  • 自分が母と娘の話題があまり好きでない、その理由がなんとなくわかった気がした。生々しいんだ。自分が女ということもあるだろう。自分が母親に感じているものを思い出させる。母親の影が脳裏にちらつく。あまり自覚したくなかった部分だ。
    だから、読み進めるのがとても苦しかった。嫌悪感もあった。けれど榎田先生のこのシリーズはとても好きだから読み進めた。
    洗足と青目の関係、洗足と夷の関係、マメを含めた擬似家族。それらが好きで、読み進めた。
    結果として、読んでよかったと思う。今回のは青目との関係を考える分岐点になったのだろうし、ここから先も楽しみにしている。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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