アルバート家の令嬢は没落をご所望です (2) (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2015年8月1日発売)


- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041029459
作品紹介・あらすじ
見た目完璧な残念お嬢様メアリと、美形だけど無礼な従者アディ。長年メアリに片想いをしていたアディの想いがついにむくわれる…かもしれない!?「このままだと本当に俺が頂いちゃいますよ」ドキドキ必至の第2巻!
感想・レビュー・書評
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前世の記憶を思い出して没落を目指していた大貴族の令嬢・メアリ。表向きは才色兼備なのに、本性はコロッケ好きで貴族令嬢らしからぬ変わり者。
今回は、頑なだったメアリのドリル(縦ロールの髪)が解除されたり、メアリの唯一の理解者である従者・アディを置いてメアリが留学することになったり、留学先でゲーム続編のシナリオに巻き込まれたり。アディたちがいないのに留学先でも賑やかに、メアリは(第三者から見れば)おもしろおかしく過ごす。アディの長年のメアリへの片想いはメアリに全く通じていなかったが、今回ふとしたはずみで(?)2人が結婚する。その流れもまた周囲の人間含めて愉快で、今回も終始頭空っぽにしてケラケラ笑えた。お花畑なご都合主義のエンディング、私は最高にハッピーだと思う(笑) -
ついにアディとメアリが……!やったー!続編でた!アディがむくわれるのはすごくよいなー。
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見事な大団円で終わりました(笑)没落目指してたのはどこへ行ったんだかwwでもアディとの恋愛もちゃんと描かれていて、メアリも本当に幸せそうだし、読んでて楽しかったし、読後感は満足です。笑かせてもらった。メアリのドリル談義大好きだったな〜(笑)別の大学へ留学したことで乙女ゲーム「ドラ学」の続編のシナリオに巻き込まれたり、そこで新たな友人を得ることが出来たり、とやっぱり賑やかに楽しく学生生活を送っているメアリ。対してメアリが居なくて寂しいアディはアリシアやパトリックに構ってもらったり(苛められたり(笑))とやっぱり忙しい毎日。そんな2人の結婚披露パーティーの話は読んでて楽しかった。新キャラのパルフェットとカリーナ、結構好きだったな。あと野心家令嬢(笑)本編はこれで終わってしまったけれど、短編とかwebで公開してるみたいだから読みに行ってみようかな。
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ヒロイン曰く「何ともお花畑な大団円」ラストは、ご都合主義ではあるけど読後感は満足できるいい感じである。
出だしはメアリ・アルバートのドリル(縦ロール)から始まるが、この縦ロール談義大好きです。
ネットでは後日談も色々掲載されているし、まとめて読むのも楽しかったので、書下ろし含めた続刊を期待したい。 -
【ネタばれ感想注意】
主人を敬う気配が全く見えない従者を巻き込んで実家の没落を目指していたお嬢様が見事に失敗して却って繁栄させてしまったシリーズの2冊目で、大団円の完結です。
「節度ぉ!」
メアリが隣国の大学に1年間の短期留学を決めた所から物語は始まります。
影のようにいつも付き従っていた従者アディとも今回は離れ離れになります。
しかし、この距離が逆に良かったのか、いつも傍にいて当たり前だったアディがいない事メアリは寂しさを覚えます。
留学先の大学で、メアリは再び乙女ゲームの世界の登場人物達に巻き込まれていきます。
1巻はラブ要素よりコメディ成分が強く、それはそれで面白かったのですが、2巻ではストーリーの半分がようやく主役カップルのラブ展開で埋まっているので、「アディ、良かった!遂にキター!」という感じで満足でした。
アディへの恋心を自覚したメアリが、両想いだと浮かれて今更な結婚報告と両想い宣言を屋敷中に伝え回る姿が恋する女の子をしていて可愛かったです!
しかし、貴族ではない従者のアディがどうやってアルバート家の入り婿としてメアリと結婚出来たのか、身分的な問題でやっぱり謎が残りました…。
その辺りはパトリックと王家が上手く画策してくれたのだと思いますが、出来れば詳しい裏事情を知りたかったです。
メアリの友人への招待状に関する父親とのやり取りは、2巻で1番笑ったかもしれません(笑)。
パトリックとアリシアのその後も気になりますので、WEBの方を覗いてみようと思います。 -
たとえ貴族の令嬢メアリと結婚したとしてもメアリ自身は兄が居て爵位を受け継がないのだからアディは爵位を持てないのでは?と甚だしくギモンを持ちつつ、しかもよくあっさりと当然のように両親と兄は許したなあと、新たな疑問も加わり、でも悪役令嬢メアリに春が来て心からお祝い申し上げます。本来なら乙ゲーのヒロインであるリリアンヌは目つきと言いまるで悪役令嬢のような立ち回りっぷり。なんでコイツが主人公って、イラッとww。
著者プロフィール
さきの作品





