- 本 ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041029527
作品紹介・あらすじ
竜王の花嫁として選ばれた少女フィリス。分不相応ではないかという思いに悩む彼女に、さらに過酷な運命が襲いかかる――。竜王が花嫁を選ばなければ世界が終わる。盟約からはじまる少女の恋物語、ここに完結!
感想・レビュー・書評
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コテコテの王道でしたが面白かったです。敵役であるオリヴィアも失脚してからもなお、もう一仕事してくれた見事な悪役令嬢っぷりでございました。オリヴィアに心酔していた侍女エマがオリヴィアの本性を知って愕然となる描写があればもっと良かったのにww。オリヴィアの母はその後どうなったのかな?と、悪役のその後も気になるのでした。あと、マーサが好都合にもうイイヒト過ぎてイイ人過ぎて、今後幸多かれと。
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竜王と少女の王道恋愛ストーリーの完結巻。フィリスのことを恨み憎むオリヴィエと、フィリスに邪な思いを抱く隣国の王子のせいで、またまた事件というか陰謀に巻き込まれてしまうフィリス。幼い頃からの仕打ちで自分に自信が持てず、ジルの告白にも答えることでできないでいた。けれど、周囲の優しい人たちの存在とジルの深い愛情がフィリスの心を変えていく。何百年という長い時間をかけて巡り会えた竜王の想い人。ジルというかジーク、良かったね〜。ラストも文句無しのハッピーエンドでしたし、王道ストーリーを読みたい方にはオススメです。
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王道展開!竜王、その生涯を考えれば一瞬とはいえ、よく2年待てたなぁ。待ったよね?待ったんだよね?(笑) 欲を言えば色ボケ王子への制裁(継承権は剥奪されたようだけど)と根性悪の竜王の元花嫁候補及び家族の末路がどうなったのか知りたかったかな。なにより主役カップルのその後『幸せに暮らしましたとさ』的なエピローグが読みたかったなぁ。