蒼天見ゆ

著者 : 葉室麟
制作 : - 
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年5月29日発売)
3.63
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041029589

作品紹介

元秋月藩士の父、そして母までも惨殺された臼井六郎は、固く仇討ちを誓う。しかし武士の世では美風とされた仇討ちが、明治に入ると禁じられてしまう。おのれは何をなすべきなのか。六郎が下した決断とは?

蒼天見ゆの感想・レビュー・書評

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  • 2018.2.9

  • 幕末から明治への移り変わりは、とても大変な時代だったのだと、歴史音痴の私でも感じることができます。
    歴史背景が難しく、挫折しそうになりましたが、後半興味深く読めました。
    自分の生きる道を探しながら成長していく六郎の姿が清々しく思えました。
    最後がちょっとバタバタした感じで終わってしまったのが残念です。

  • 理不尽にも両親を斬殺された臼井六郎が、明治政府の高官として出世している判事を、見事に仇討ちするまでの物語
    山岡鉄太郎の支援を受けて、鍛練する様は見事

  • 時代が変わっても人の心は変わらぬということです。

  • 7月-3。3.5点。
    幕末、九州の藩である武士が寝込みを襲われ、殺害される。
    息子である臼井六郎が、仇討ちを決めるが、明治になり
    仇討ち禁止令が。
    仇討ち相手を見つけ、東京に出る六郎。
    面白い。歴史に即しながら、時代の変わり目と武士の本懐のせめぎ合い。
    題名も、その意味も非常に良い。

  • 実話、なのかな。幕末から明治にかけてのお話。
    父の仇討ちを果たそうとする若者。しかし、時代が変わり、仇討ちは禁止される。

  • 明治初期において、日本史上“最後の仇討ち”をした人物として知られる「臼井六郎」の物語。

    作品の中で彼はそれほど魅力的な人物として描かれている訳ではないし、史実としても当時世間で騒がれたほどには、面白みのある人物ではなかったようだ。

    しかしながら物語にはグイグイ引き込まれてしまい、睡眠時間を削って一気読みをしてしまった。

    それは幕末から明治維新にかけての、矛盾をも含んだ熱量を、独特の静かな筆致で描いていく、葉室麟の力量のなせる技故だろう。

    歴史小説、時代小説問わず、やはり氏の小説は安心して読める。

  • 「最後の仇討ち」をモチーフにしている。半分実話、半分フィクション。
    仇討ちまでがメインで、仇討ちを行うことやその後はあっさりしたものだった。本懐を遂げたかもしれないが、本当にそうなのか、蒼天を見ることはできたのか。主人公自身も悩んでいるし、読者にも疑問を投げかけているように感じた。
    省みるでもなく誇るでもなく、淡々と生きているだけにも見えた。

  • 最後の仇討をした臼井六郎を描いた小説。仇討が是か非かということは、“死刑”について考えることと通じるものがあります。仇討を果たした六郎が感じた虚しさと、父の言葉「蒼天を見よ」が相反するもののように思われ、読後物哀しい気持ちになりました。

  • 幕末期、藩の為に身を捨て働いたにも関わらず、誠を誤解され殺害された秋月藩重役 臼井亘理。
    その非道を許すことができず、明治の世となった後に、仇討ちが禁止されたにも関わらず武士を通した息子、臼井六郎。
    仇討ちの物語なのだが、なぜか読後感は澄んで爽やか。
    静かに、凛として立ち、蒼天を見る。

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