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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784041029787
作品紹介・あらすじ
友人思いのドン・ペドロの尽力で、クローディオとヒアローは婚約し、ベネディクトとビアトリスの恋も始まりそう。ところがドン・ペドロの異母弟ドン・ジョンの策略で、クローディオはヒアローの浮気を信じこむ……。
みんなの感想まとめ
複雑な人間関係と恋愛模様が織りなすドタバタ劇は、喜劇の真髄を味わわせてくれます。友人のドン・ペドロの助けによって婚約が進む中、ドン・ジョンの策略や恋人たちの意地の張り合いが絡み合い、物語は一層の混乱を...
感想・レビュー・書評
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原題 Much ado about nothing
(往年のTV番組「恋のから騒ぎ」は Much ado about love が副題だった。)
アラゴン大公のおかしな動機と、付人の聞き間違いと、大公への嫉妬に基づくドン・ジョンの悪意と、ベネディックとベアトリスの意地の張り合いと、いろんなものが相互に影響しあって、訳の分からないドタバタ劇となるも、最後は大団円、という喜劇のお手本の様な内容。
注釈を読む限り、細かいところでは、いろいろと辻褄が合っていないところが多いようで、大御所作家が年月を掛けて書き上げた名作というよりは、当時の売れっ子脚本家(宮藤官九郎のような)が短い時間で書き殴った即興作品、といった感じだろうか。
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リア王の悲劇の後は、軽い喜劇で心を中和。
序盤のビアトリスとベネディックの心を探り合うような辛辣且つ軽妙な掛け合いが楽しい。フェイクと姦計に振り回され一度は諦めながらもクローディオはヒアローを、ヒアローと侍女の作り話を聞かされたビアトリスはベネディックを愛することになる。二つの恋が悪意と善意のなかで撹拌されながら、やがて不純物が取り除かれ実を結ぶ。
「友情は不変といってよいが、色と恋が絡めば話は別になる。」”Friendship is constant in all other things,
Save in the office and affairs of love.”
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本作のラブコメディとしての完成度は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい。
ただ、河合訳シリーズ特有の「押韻」の試みについては、評価が分かれるところだろう。個人的には、ライム(韻)を優先するあまり日本語の自然なリズムが損なわれているように感じられ、没入しづらい面があった。
しかし、ストーリー展開やキャラクターの魅力は掛け値なしに素晴らしく、一気に読ませる力がある。
著者プロフィール
シェイクスピアの作品
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