バケモノの子 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 581
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030004

作品紹介・あらすじ

この世界には人間の世界とは別の世界がある。バケモノの世界だ。1人ぼっちの少年がバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となり九太という名を授けられる。その出会いが想像を超えた冒険の始まりだった。

感想・レビュー・書評

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  • 素直ではない熊鉄と九太とのやり取りの中に、深い愛情を感じた。血は繋がっていなくても、自らの命を差し出してしまえるほどに、熊鉄は親として九太を大事に思っている。剣へと姿を変え、二度と九太に会えなくなるとしても、親としての務めを果たした熊鉄に涙した。この作品を見る、読むことで、誰でもが持つ胸の中のカタナの存在に気づけますように。

  • 映画バケモノの子の原作本

    母親を交通事故で無くした蓮は、離婚した父親ではなく、
    本家に引き取られることになるが逃げだす。
    渋谷の街中で点々と生きながらえ世の中を憎んでいた。
    そこに渋天街のバケモノ熊徹に出会い、見初められる。
    蓮はその影を追いかけるうちに迷い込み、
    熊徹の弟子となり、九太として生きていく。
    師弟関係になり、互いに高め合う二人。
    九太は渋谷の街に戻り、楓と出会い、
    自分が知らない世界を知りたいと強く願い始める。
    そうしているうちに、父親の居所がわかり、
    人間の世界で生きることを選択するか迷い葛藤する。
    師である熊徹に相談したかったが、
    人間の世界に興味をもって勉強ばかりで、
    修行していないことを指摘され、喧嘩別れしてしまう。
    父親のもとに向かうが自分の気持ちをうまく整理できず、戸惑い、渋天街へ。
    宗師様のあとを決めるため、熊徹は猪王山との試合。
    苦戦を強いられているところに、
    迷った挙句に罵声を浴びせる九太。
    二人で勝利をおさめ、喜んだのもつかの間、
    猪王山の弟子、一郎太が闇に飲まれて熊徹を瀕死に追い込む。
    九太は怒るが闇に飲まれそうになるのを踏みとどまり、
    意を決して一郎太との戦いに臨む。
    渋谷での決戦で楓を守りながら戦うが窮地に追い込まれる。
    今度は熊徹の助けを得て、二人で勝利する。


    師弟関係という間柄でありながら、互いに学び合い強くなっていく二人。
    そして「胸の中の剣」は知らないうちに磨かれているように思った。
    白鯨の話が随所に絡み、
    楓が言う「自分を映す鏡」というものが、
    蓮にとっての一郎太であり、
    クジラの姿として対峙するところもおもしろかった。

    映画を観て、いままでの細田作品の中で、
    もっとも男の子に向いたエンターテイメント性の高い作品だったように思う。
    冒険活劇と銘打つだけあってさすがの出来だと思う。

    細田作品は、キャラクターの葛藤や成長の姿をかならず描いていて、どの作品もその色が違うのについ引き込まれてしまうすごさがある。
    そして、どの作品も「ひとりじゃない」ことに気付かせてくれるそんな作品の良さを改めて感じた。
    これからも応援し、観続けていきたいと思う。

  • 映画が公開されてますね
    これは映像でみたいなあ
    でも行けないから活字でガマン
    孤独な少年がバケモノの師匠に育てられ、
    師匠も大切なものを身に宿していく
    ラストもいいな
    動くブックカバーもらったけどまだダウンロードしてない、できない(泣
    《 お互いの 絆が育つ 知らぬ間に 》

  • 20180827読了。
    やっぱりバケモノの子面白い!映画も小説も大好きです♪

  • 映画公開前に読み、読み終わってから映画館で観た。どちらもリピートする面白さで、小説を読みながらも息を飲み、映画を観ても同じ場面で息を飲んだ。

  • 読んだことがない本ですが、親子について学べると思ったからです。
    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50112851

  • 2/23読了 5冊目

    映画も見ていたが、本だとまた違う良さがある。ただ、文学作品の物語として面白いのかというと微妙かもしれない。映画を観て興味持った人、これから映画見るつもりの人向けかと。

  • 2人の想いとか変化が分かるいい話。ただ最後の闘いはファンタジック過ぎる。

  • 自分が不幸だと思ってしまったら、どんな状況であれ周りの人が羨ましく感じてしまうよな…。
    自分と比べて相手を妬むより、そんな相手に憧れを抱けるようになれたら誰も傷つかず済むのかな。

  • 映画ははやったみたいだけど、この本はそれほど感動を生まない。

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著者プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)に入社。アニメーターとして活躍したのち、演出に転向。05年、東映アニメーションを離れ、フリーに。06年公開の「時をかける少女」、09年公開の「サマーウォーズ」、12年公開の「おおかみこどもの雨と雪」で数多くの映画賞を受賞。

「2018年 『くんちゃんのでんしゃノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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