櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 705
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030042

作品紹介・あらすじ

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。宿敵・花房の仕業かと怒りを感じる正太郎だが、花房から驚きの依頼が届き……。正太郎に迫る危険、そのとき櫻子さんは……。

感想・レビュー・書評

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  • (ネタバレ)
    9作目。 正太郎が自殺サイトで集まった集団心理の中で奮闘する。 Phantomに踊らされて。。。 Phantomは実は悪者じゃないような気がする?そしてそれは青葉さんでは?と思う私は作者の思うつぼか??^^; 強くなりたいと強く望む正太郎だけど、やっぱり高校生な第弐骨の物語との対比(落差?)がまた楽し。 ラストの雷鳴は、やっぱり今後を予告しているのか?? でもこの辺で一度、一重二葉三奈美の物語を復習する必要がありそうだ。

  • 「狼の時間」のPhantomは本当に花房なんでしょうか?彼の目的が今ひとつわからない。青葉さんもなんか怪しいし。

    内海さん…いい人だとは思うけどさ…

  • メインとなっている1話目の「狼の時間」はどうも好きな話じゃないなあ・・・
    2話目のサブストーリ的な「午前4時のノック」はいい話。
    結局何度も何度も殺人事件に巻き込まれるのは設定と分かってても不自然なんだよなあ・・・

  • 図書館で。
    少年はそろそろ自分が無力であると悟った方が良いと思う。そしてなんで誰もかれも少年を特別視するんだろうか。無力で思慮のない、ナイーブで面倒くさい子供なのにな。

    磯崎先生のなんというかマイペースなナルシストぶりが好きです。あの不器用なやさしさとかも。

  • ししゃもの刺身はなかなか食べられない。今巻もいいグルメリポーターだった。ちょっと冷静に考えればphantomがひどい嘘を言っているのは分かるのに、気持ち悪い正義感で動く正太郎はいいように利用される。知識にはそれに見合った思考が備わらないといけない、といういい例。

  • 良い

  • 正太郎が1人で頑張る話。読んでいる自分も花房に騙されそうになる。そんな話の後の内海さんはなんだか安心する。

  • 面白いんだけど、でも結局Phantomのねらいは何だったの…?

  • 【再読】送られてきた愛犬の無残な姿が写る写真。花房の仕業とする正太郎だが櫻子は否定。そんな中、花房と同一人物と思われるPhantomからのメールが届く。彼の求めに応じ、集団自殺の会に潜り込んだ正太郎が出会った人物たちの悲哀を描く第壱骨。内海巡査が引っ越した物件で遭遇する心霊現象の謎に迫る第弐骨。幽霊の正体見たり…というやつですね。正太郎は少し頼もしくなっただけど、まだ無鉄砲なところがありヒヤヒヤしますね。櫻子が来なかったらどうなっていただろう?花房は今後どう迫ってくるのか、意図と動きが読めない恐しさよ…。

  • 巨悪の直接(ツール的には間接だが)接触から始まる。そして案の定の誘導されっぷりではあるが、そこは根底の想いがあるわけで、仕方なしというステージ作りは上手です。で、なかなかのヘビーなお話です。様々なところで題材にされている裏サイト的なものは、きっちりと登場人物をからめ、一つの章として作ります。結末としてどうこうよりも果たして巨悪の思惑はと言うところに疑問符の残る展開。で、もう1つのお話はちょっと日常ミステリーとなるわけですけど、前巻とはまた違ったサブキャラクターをメインとし、輪郭を作っていきます。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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