櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年7月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041030066

作品紹介・あらすじ

正太郎の家の前に置かれたカラスの死体。誰が、何のために…・・。また、人気キャラ、薔子の親友に纏わるおそろしくも美しい謎とは……。ひたひたと忍び寄る花房の気配、そして正太郎と櫻子に転機が……。

みんなの感想まとめ

物語は、正太郎の家の前に置かれたカラスの死体をきっかけに、亡父や親友にまつわる恐ろしい謎を描いています。登場人物たちの複雑な人間関係や、特に舘脇母の子供扱いが新鮮な視点を提供し、物語全体に緊張感を与え...

感想・レビュー・書評

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  • 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし
    〜プロローグ〜
     実は身近にいるかもしれない、、、
     そんなふうに思われてる花房はいったい何者なんだろうか?
     人を惹きつける力は持っているんだろうなぁ。

    〜第壱骨〜
     前回も今回も動物がかわいそうだ。
     人に危害を加えるなら致し方ない死はあるのかもしれない。でも今回は、嫌がらせのためにカラスを殺すなんて、、、
     しかも苦しむ姿を見てまるで喜ぶなんて、狂気そのものだと感じてしまった。

     ただ犯人の辛い過去や現在の状況を聞いてしまうと、犯人にも同情してしまう。
     それでもして良いことと悪いことの区別はつけてもらいたい。

     過去の経験が今の自分を作る、その通りだと思う。今回のような話を読むと、自分の子ども心が壊れないように1人で生きていけるようになるまでしっかり支えたいと感じてしまう。

     後半は正太郎くんのお母さんの一途な思いにほっこりしてしまった。

    〜第弐骨〜
     保健室の先生が体験した怪現象。同じことが起こったら私はパニックになるだろう。
     ただでさえホラーは苦手でお化け屋敷もすぐに悲鳴を上げてしまう。昔旦那と一緒にお化け屋敷に入った時散々バカにされたことを今でも覚えている、、、

     今回は運転中に起こった奇妙な出来事のお話。周りに車がなかったから大事故にはならずに済んだみたいで本当に良かった。
     でも運転中にそんな体験したらほんとに冷静でいられるだろうか?

     結末は少しだけ心温まる落とし所で真相解決!

    〜大参骨〜
     世の中にある狂気的な殺人事件、、、
     きっと未解決事件もまだ数多くあるのだろう。
     過去にあった事件と似た事件の犯人がまさか自分の親友!
     私だったら耐えられないだろう。でも親友が犯人だなんて考えられなくて、薔子夫人のように違う真実も見つけ出したくなるかもしれない。

     今回もさすが櫻子さんだな。10年前の事件現場を見て当時語られた真相とは違う真相を見つけるとは!
     少しは薔子夫人も心の隔たりがなくなってくれればいいな。

     そしてやっと正太郎くんは櫻子さんにモヤモヤしてたものをぶつけられたね!
     櫻子さんの考えも間違ってないように思うけど、正太郎くんの考えも正しいと思う。

     感情の問題は人の数だけ存在する気がするから、いちばん解決するのは難しいんだと思う。

    〜エピローグ〜

     んんん?え?ほんとに???
     櫻子さんいなくなってしまったの???
     ばあやさんも???
     
     疑問しか残さないで早く次巻を読みたくなる締めくくりでした。

  • 自宅前に今度は烏の死骸が置かれ亡父の絡む話は櫻子を子供扱いする舘脇母が新鮮。車で何かを轢いた怪談の真相に、自殺した薔子の親友による父と義母と叔母が絡む殺人。二巻や前巻まで遡り櫻子を普通側に繋ぎ止めようと責める舘脇の突然の高ぶりや、決定的な事を言いながら急な終わりに戸惑う様子に上手く寄り添えなかった。

  • 正太郎家に投げ込まれるカラスの屍の謎と10年前の殺人事件の謎。正太郎は櫻子さんにずいぶんきつい言葉をたたきつけちゃったなぁ。お互いを思いあってとはいえ、あそこまで言って普通にまた会えると思う正太郎ておめでたいと思う。花房の件は進展ないし。いい加減飽きてきた。作中に出てくるヘクター(正太郎想像)の言葉がかわいい。

  • なんかもう、どっちも嫌な感じでした。逆恨みもここまでくると「いや、ちょっと無理がないか?」と思うし、刷り込みもそこまでくると「いやいや
    …」と思ってしまう。どちらもお話なのだからそこまで考えなくてもいいのでしょうけど、とにかく後味が悪すぎました。正太郎のお母さんと櫻子さんに雪解けの雰囲気。これだけが救いでした。ラスト、正太郎が何に怒って櫻子さんを責めてるのか、私にはイマイチ分からず。若さゆえの正義感なのか、私がナナメなのかは分かりませんが。もやっとした全体でしたがやっぱり面白かったです。

  • 正太郎の気持ち悪い正義感はどこから来るのだろうか。主人公っぽいといえばぽいけど、甘えと信頼を履き違えていて、どうにも嫌悪感を感じる。紹介文の"人気キャラ"というのも俗っぽい感じ。最初のは、ひどい逆恨みだ。

  • 薔子さんの身内もよく死に関わっていますね。
    友達が殺人鬼とかなかなか怖いです。。。が、物語そのものもなかなか怖かった。
    冒頭壱骨目の話もなかなか暗いというかメンタルやられている系ですね。
    今年旭川に行ったので、小説内の描写がよりはっきりとしたイメージを持って再現で来ている気がします。
    駅ビルのフードコートとか、結構おいしいものたくさんあったのを覚えています。

  • 嵐の前の静けさという感じで、大人しかったイメージの巻でした。
    ただ、救いのない話が多かったです…。
    櫻子さんがどうなったのか、次巻が楽しみです。

  • 薔子さんのもってくる事件はいつも痛ましい。カラスと車は「んー」と物足りなさを感じながら読んでいましたが、やってくれるな薔子さん!知らず知らずのうちに精神的に束縛されていく少女の末路。DV加害者への愛情を植えつけられる被害者、虐待はおぞましく、罪深い。実際に話をしていた薔子さんが彼女の異常性にさっぱり気づかなかったことが、彼女がどれだけ自然に虐待を受け入れていたのかが感じられて、胸が痛い。正太郎と櫻子さんの関係が不穏です。最後、花房にむりやり繋げた感があるものの、続きに期待しています。

  • 最後の正太郎と櫻子さんの言い合いのところが、命の重さとはなんなのか、考えさせられるなーー

  • うーん

  • 良いよ、良いよー。

  • とうとうこの時が来てしまった、、、けど前にも2人の対立?はあったから次の長編が楽しみ。

  • モノは面白いのだが、たまに正太郎が唐突(に見える)に櫻子さんに猛反発するのがいまいち理解できない。ストーリー進行上、必要なので無理やりそう持って行っているのではないかとさえ思ってしまう。
    あと、動物を傷つけるヤツはクズ。

  • 【再読】夏のある朝、正太郎は自宅の前で溺死した鴉の死骸を見つけた。やがて正太郎を謎の自動車が付きまとい…。館脇家に悪意が忍びよる第壱骨。磯崎、内海と赴いた北竜町から帰る櫻子の車の中、正太郎は日車から聞いた不思議な現象を語り出す。彼が車で轢いたのは何なのか、車中で侃々諤々の議論が起こる第弐骨。十年前、薔子の親友が父親と継母を殺害した後自殺したとされる事件。その真実を明らかにして欲しいと依頼された櫻子が辿り着いた悲劇を綴る第参骨。かつて無いほどすれ違った正太郎と櫻子の行く末が大いに気になるエンディングでした。

  • ご家庭にも過去がありますという形で、ついに主人公を見守る安住の地である母親の元と言うところへも事件が及びます。でもって、親族関係での事件を契機に主人公たちの若干の対立が描かれれると言うのは、巨悪の思うところではないかもしれないけど、話としては、深さと重なりをもって、なんだか他の巻より厚めな次の巻へと続くというところですね。佳境ですかね。

  • 「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」シリーズ10冊目です。舘脇家に襲いかかる悲劇から始まり、夜道の心霊現象・薔子さんの親友が起こした事件の真相など、ヒヤヒヤする話ばかりでした。本の題名に八月のまぼろしとあるだけ、全体的に少しゾッとする内容です。最後に、正太郎君が櫻子さんに問い詰めてるシーンがありますが、迫力満点で冷静にもなれる場面でした。

  • 動機が逆恨みの極み…たしかにしかるべき機関で治療が必要なレベルでびっくりした。

  • 楽しいことしてても、なんかずっと不穏な空気が漂ってて、ハラハラする。

  • ここでこう繋げてこう終わらせるのか・・・・という巻。今作の話はどれも身近なゾクゾク感があって良かった。

  • 正太郎のまっすぐすぎる正義感、この年代だからなのかもしれないけど。。。
    信頼しているからと言って、何でもかんでも櫻子ができるはず、と感情をぶつけられても相手も疲れるよね。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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