わたしの調教師 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
2.38
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (3)
本棚登録 : 47
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030141

作品紹介・あらすじ

生真面目な女子大生・琴音が始めたアルバイトは、青年実業家・白石周平の秘書。琴音は周平に惹かれ、ある「特別な関係」に堕ちてゆく。残酷な欲望と愛情を刻まれた琴音の行く末は? 『躾けられたい』改題。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冴えない女子大生・琴音が金持ちの紳士・白石に調教されて変わっていく。だが、白石にはある秘密が、というストーリィ・ラインで白石の件も途中から察せられるため、何も捻りがないのがやや残念。SM度合いが非常に濃いというのが新基軸かもしれないのでファンなら必読だが、もう少し期待してしまうんだよ、大石作品には。そして、毎度ながらあとがきとのギャップが凄すぎて、心が洗われる。これだから凡百のエロ小説とは違うんだよね(と思わせてくれる)。

  • 昔からすきな作家さんで文庫・新刊出れば必ずチェックしてるけど…
    どうにもワンパターン化している気がしてなりません

    同様の内容の話書き過ぎでは…と
    最後には必ず奥さんへのお礼、書いてて仲のいいご夫婦なんだろうな、と窺い知れる

    その後の描写無く、ぼんやりしたまま終わってしまったけどそこにも既視感
    前にもそんな感じで終了した話がいくつかあった筈

    うーん、ちゃんと最後まで書き切ってほしいけど
    それこそが大石さんの狙い??
    大石さんの本のレビューで何度か書いてる気がするけど、また昔みたいに殺人勤務医とかそういうの書いてほしい

  • ものすごく既視感があると思ったら既読作品の改題だった……

  • 2013年にTO文庫より刊行された『躾けられたい』の改題、加筆修正作品とのこと。やられた!なぜ、2年あまりで角川ホラー文庫から再文庫化されるんだろう。少なくともホラーではない。一種の詐欺商法では。

    堅物ながら性への興味を持つ水沢琴音が白石周平に調教される、かなりハードでストレートな官能小説。

    これまでの大石圭は官能の狭間にホラーの要素も見え隠れしたのだが、この作品は官能に徹している。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大石圭の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×