拝み屋怪談 逆さ稲荷 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 83
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030158

作品紹介・あらすじ

如何にして拝み屋と成り得たのか。霊を霊と認識していなかった幼少期から拝み屋開業にいたるまで、人ならざるモノと付き合い続けた恐怖の半生記。取材をもとにした怪異譚も併せて収録する、かつてない怪談実話集!

感想・レビュー・書評

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  •  作者は本当に拝み屋をしているのだろうかそれともそれ自体が作り話か、この本の中で判断が付きかねぬ。

     いや本当だった。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    如何にして著者は拝み屋と成り得たのか―。入院中に探検した夜の病院で遭遇した“ノブコちゃん”。曾祖母が仏壇を拝まない理由。著者の家族が次々に出くわす白い着物の女の正体とは。霊を霊と認識していなかった幼少期から、長じて拝み屋開業にいたるまで、人ならざるモノと付き合い続けた恐怖の半生記をここに開陳。自身や家族の実体験のみならず、他者への取材をもとにした怪異譚を併せて収録する、かつてない怪談実話集!

    【キーワード】
    文庫・ホラー・怪談

  • 先に、同著者の名作と名高い『花嫁の家』を読んでしまっていたので、どこか小品ぽい印象のあるこの作品は、もともとたいした期待はせずに読み始めた。悪い意味ではないが、まぁよくある『百物語』系の、日常的な感じが怖面白い短編集だろうな、と考えていたのだ。そして、まぁ、基本的にはその通りに物語は進んだ。ハナからそうだと思っていたのでガッカリはしないし、そういうレベルの怖さを想定していたので安心して読み進められる。…が、ところどころで、妙だな、と思う点はあった。そういう書き方をするだろうか、こういう設定のなかで、というような、変に不穏な感覚というか、そこまで思いっきり変な印象は受けないものの、なんだかしっくりこない、そんな妙な読後感だった。

    結論から言うと、その妙な感じ、は、やはり、ある種の伏線だった。どこかほんわかした百物語に混ざって、したたかに凶悪に、その正体を現す時を狙っていたのだ。(そして、それはたぶん、実際の著者の経験の中においてもそうだったのだろう。)後半、ある瞬間を境に、すべての点が線になって、そしてそれはとてつもなく恐ろしい線で、「えぇー!?」と思わず叫んでしまった。鳥肌が一気に立つ。ページをめくって読み返す。

    『花嫁の家』よりは穏やかな、のんきな話だろうと思って先入観で読み始めてしまった私が馬鹿だった。あんな作品を書ける人が、そんな平和な作品を出していたわけがないのだ。(でも、内容やレビューを読んでから手に取ったのではなくて本当に良かった。ネタバレしちゃってから読んでいたら、おそらくこんなに感動していないはず。)良い意味で私の最初の期待を裏切ってくれた。きちんとエンターテイメントだし、構成も工夫されているし、内容がどこまで創作なのかは別として、上質の怪談に仕上がっている。

  • 拝み屋である作者自身の体験を語るという実話(風?)怪談第三弾。今回は主人公の子供時代から拝み屋となるまでの体験談を中心に構成。どことなく懐かしい雰囲気のほのぼの路線の怪談多めでいくのかと思ってら、最後は怒涛の展開で背筋凍った。
    一個一個の怪談が質が高い上に、全体構造も工夫されており、後半でいくつもの怪談が繋がってきて新しいことが見えてくるのはぞくぞくする。情報の出し方が本当にうまい。
    今回は子供時代からの作者の見えるものに対する捉え方の変遷が書いてあるのが面白かった。だれでも変なものを見ていたのかもしれない、そしてこれから見ることがあるのかもしれないと思うと怖いですね。

  • すっかりファンになってしまった拝み屋シリーズ。

    『逆さ稲荷』っていうからどんだけ怖いのかと思ったけど、意外とほっこり系???
    ・・・と思わせておいて、最後にキタ。
    この人の曾祖母って一体何歳よ!!と思ってたらやはりソッチか。
    やはりこの人最強だな。絵も上手でうらやましい。

  • ホラー小説自体は一番好きなジャンルで読んでるけどこうゆう怪談物は苦手で避けてきたけどこれは面白かった。

  • よくまとまった怪談集。と思いきや、最後の方は連作で怒涛の展開!?
    そんなことってあるの、曾祖母恐ろしすぎる、、、、(>_<)
    筆者と同年代なので人面犬とかトイレの怪談とか懐かしかった。

  • 郷内氏がどうして拝み屋になったのか・・・も語られています。怖いよぉ

  • たいしたことないやと読んだ最後、怖かった~!

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