- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041030165
作品紹介・あらすじ
火葬場の煙で遊ぶ息子。特種清掃員の自宅を訪れた老人の霊。最終のバスに現れる和服姿の女……。日常に紛れ込んだ些細な怪異の断片はやがて凝り固まり、「ておくれ」になる。厳選した百話の忌まわしき体験談を収録!
感想・レビュー・書評
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読み終わった〜10冊目は怪談良いね〜
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雷獣に住み着かれると電気代が減るのかと思ってた(なんか自家発電すると思ってた)
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ストレートな呪いや怪異とは趣向が変わりエンターテイメント性に優れた怪談集になった印象です。キャッチーな感じでしたネ!
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2015/7/13
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読み進めるとゾクゾクしてくる。
風呂でおしっこは、もう絶対しない。 -
「律儀」のハイヒール。立原透耶の「ひとり百物語」の中の話を思い出しました。あれも、マンションでの話でしたね。
「S氏の証言」どんな気持ちで、聞いてたんですかね。この話の内容って、黒木あるじさん本人が体験した怪異と、つながっている気がするんですよね。書いたら死ぬと思う、って言われたやつです。
「忌み森」「人面魚」山にまつわる怪異。こういう話は聞くと、やっぱり一定の禁足はあるべきなんだな、と思いますね。自然への尊敬忘れちゃいけないな、と。
「ペガサス」もう、モスマンの話だ。かわいい顔して、凶悪な妖獣。地下道で会いたくなかったです。メガテンのことですよ。
「イチョウくん」きゃっきゃうふふでパワースポット巡りに洒落込むから、こういう事になるんです。なんでずかずかと、自分以外の領域に踏み込んでへらへらしてられるのか、さっぱりわからないですね。
「待合所にて」「桜別れ」「窓の彼方に」とほっこり3連発きてからの「ヲわリ」。
百物語形式の怪談集で、こういう終わり方かれると、後味がよろしくないです。
ま、きちんと恐さで終わり、というのが怪談だけどもさ。
著者プロフィール
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