現代百物語 妄執 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 82
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030172

作品紹介・あらすじ

どう考えても腑に落ちない、霊とも人間の仕業とも解釈できない出来事から、人間の強烈な悪意や狂気まで。平穏な日常を不安に陥れる99話を収録。知ってしまったことを後悔する、これが現代の怪異譚。

感想・レビュー・書評

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  • ■ 1785.
    <読破期間>
    2017/11/29~2017/12/4

  • 見開き2ページで完結する、読みやすい怪談集。

    パーティーでつまらない話をする女性の話がとても怖かった。

  • さくさく読み進められる。
    怖い話をしてるのに、それを怖い話と思われない女性の話と逆死神の話が印象的。
    同じ語り手なのに「」が改めてつく間違いが何箇所かあり。

  • 真夜中の女が個人的に怖かった

    玄関に女の人が立ってるという話
    しかも生きた人間だった

    やっぱり人の方が怖い

  • 今回は特にインパクトに残る話はなかったな。
    登場してくる一見普通だけど実は常軌を逸してる人たちが、外から見れば酷い状況なのに本人たちは妙に普通に幸せそうなのが奇妙な怖さ。

  • 『現代百物語』シリーズの最新刊。6月にこれが文庫で出ると季節を感じるw
    今作はどちらかというと正統派の実話怪談で、岩井志麻子らしい人間の悪意を感じるエピソードは少なかった。登場人物も比較的大人しめだが、終盤、97話・98話に登場する『ウサギの絵』を描いた人物が非常に印象的だった。
    さて、来年はどんなエピソードが登場するんだろう? 個人的には外国の話がもっと読みたい。

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著者プロフィール

岩井志麻子 (いわい・しまこ)

岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。怪談実話集としての著書に「現代百物語」シリーズ、『忌まわ昔』など。共著に『凶鳴怪談』『凶鳴怪談 呪憶』『女之怪談 実話系ホラーアンソロジー』『怪談五色 死相』など。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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