花酔いロジック 坂月蝶子の恋と酔察

著者 : 森晶麿

• KADOKAWA/角川書店 (2015年6月27日発売)

作品紹介・あらすじ

<スイ研>こと酔理研究会で、神酒島先輩とともに数多の謎に遭遇してきた蝶子。大学生活も二年目、<スイ研>には新たなメンバーが加入。思わぬライバルの登場に、神酒島先輩との関係にもついに変化が……！？

感想・レビュー・書評

[kasumi-souさんの感想 · 2015年7月1日]

シリーズ２作目。蝶子も大学２年生となり、自分のやりたいことは何なのかわからぬ名無しのままに学生生活を送っていく。一歩先に自分のやりたいことを見つけてしまった神酒島先輩との距離感はそのままに、個性豊かなスイ研メンバーに加え、そこにライバルと思しき凛子や男性が登場して、１巻以上に賑やかな気がしました。

１巻では名無しのまま、２巻で最後に、名無しから少し踏み出した形で終わる今回は、このシリーズの方向性に改めて気づかされました。この著者さんの、お互いに想いあっているのに、恋人未満のような関係が、本当に読んでいて胸キュンで甘めで好きです。

[ひよりんさんの感想 · 2020年11月9日]

青春！

[あずきさんの感想 · 2017年5月9日]

「名無しの蝶は、まだ酔わない」では、ただの酒好きという印象だった神酒島先輩だったけれど、今作では大分かっこよく感じた。神酒島先輩は出会った時から蝶子に気が合ったのかな？最後はキュンとした。

[マキえもんさんの感想 · 2021年5月16日]

謎解きとしては設定（動機や場所など）に無理があるようなに無理があるような気がするけど、謎解き要素が含まれた学園もの、青春ものと思えば、十分楽しめる内容でした。
謎解きそのものより、主人公の過去のコンプレックス、将来への不安や葛藤、そして恋愛（と呼べる状態にも至っていない）に引き込まれて、一気に読んでしまいました。

[mayasmrさんの感想 · 2017年12月12日]

大学の酒酔いサークルを舞台にしたミステリ。それなりに楽しみました。ミステリというより青春小説に近いかな。

[くろさんの感想 · 2017年10月18日]

どぶろくの巻。
このシリーズ好きだから、もっとほいほい出して欲しいけど大分止まっているよう...

[no_identifyさんの感想 · 2017年3月17日]

田舎もんなので、東京の大学っていうだけでなんとなく感情移入できない部分もなくはないが(笑)、キャラクターはぶれないし、酔っ払いへの無駄な敬意とでも言うんでしょうかね。これぞ大学生という日常も感じられるので、好きな作品。

[まちよさんの感想 · 2017年3月15日]

大学生っていいよね、無益で

[noeryu3さんの感想 · 2017年1月5日]

■ 1637.
<読破期間>
2016/5/14～2016/5/20

[kogakuraさんの感想 · 2016年6月7日]

06/04/2016 読了。

図書館から。

続くかな。
続くといいなぁ…。

黒猫シリーズもそうだが、
名の付かない恋的な関係のふたりの書き方が
個人的にとても好き。

蝶子さん頑張れ！
凛子ちゃんは、フラスコに移行なのかな？

[ayaponさんの感想 · 2016年5月17日]

二年がおわるのでこれはあと二作は続くかなー。お酒飲めないので呑まれるという感覚はよくわからないけれど。

[maimainetさんの感想 · 2016年5月4日]

2016.5.4 読了

[ako.さんの感想 · 2016年2月12日]

今回も淡い恋心が大変可愛くて光の速さで読了しました。このシリーズはもうちょっと続きそうで嬉しい。お節介な親戚のお姉ちゃんみたいな気分で、これからも2人を見守っていきたいなぁと思わせてくれます。

[さゆらさんの感想 · 2015年10月14日]

呑んで呑んで呑まれて呑んで。
とにかく呑んで呑みまくるスイ研2冊目。
オチョコ嬢は2年になり、新入生やらなにやら新キャラ登場。
あちらこちら向いているライバル登場。
そして飲む。
けれどもなんだか飲みはさておきな感じが多々。
どちらかといえば酸いも甘きもな大学生活をつらりつらりしているような。
ううむ。
ピンク色だ。

[ともりぶさんの感想 · 2015年10月10日]

このシリーズも好き。酔研の人達面白い。

[tbb75391さんの感想 · 2015年9月21日]

2015 0921読了

[ao-nekoさんの感想 · 2015年9月16日]

シリーズ第二弾。相変わらず推理……ではなく酔理研のぐだぐだな日々を送る蝶子。でも否応なく時は過ぎるし、そしてなんと恋のライバルまで登場しちゃうし。彼女の様々な「迷い」が少しずつだけれど解決されていくのも読みどころです。
もちろんユーモラスな日常の謎も魅力的。「紅酔いロジック」には大笑いしちゃったぞ。でもあからさますぎるヒントを見ながら真相に気づかなかった自分が悔しいなあ。そして「卒酔いロジック」にも感服。これもシンプルなのに、案外と気づかなかった……。

[rund_katzeさんの感想 · 2015年9月15日]

シリーズ2作目。大学2年目。酒に酔わない主人公が時より酔いを感じながら、身近かな謎を説いて行く。前作に続いて楽しい登場人物が出てきてさらに続きが気になるが終わり方からすると自作があるか？

[櫻うさぎさんの感想 · 2015年8月29日]

酔研の個性豊かな先輩たちが卒業の時期を迎える1冊。

でも、新しいメンバーも入ってきたりして。

まだ続きそうな感じ。

[KADOKAWA文芸編集部さんの感想 · 2015年8月21日]

<スイ研>こと酔理研究会で、神酒島先輩とともに数多の謎に遭遇してきた蝶子。大学生活も二年目、<スイ研>には新たなメンバーが加入。思わぬライバルの登場に、神酒島先輩との関係にもついに変化が……！？

[りんご花さんの感想 · 2015年8月6日]

オチョコシリーズ第二弾。２年になり、まだ自分の将来を模索しながら日々酔えないお酒をぐびぐび飲みます。恋は少し進展があり、珍しい神酒島先輩が見られます。先輩たちが卒業していき、新たに増えたメンバーもまた負けず劣らず濃いので、次回があれば楽しそうな展開です。

[pokopoko0713さんの感想 · 2015年7月8日]

楽しみにしていたのだけど、前作の方が良かった気がする。
神酒島先輩の登場が少なかったからだろうか。

[シュンスケさんの感想 · 2015年6月28日]

これは読んでいてお酒が飲みたくなる作品。一歩間違えば酔っ払いの戯言だがちょくちょく至言が挟まれてるのも興味深い。

著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞（早川書房刊）。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』（角川書店）の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』（講談社）、『偽恋愛小説家』（朝日新聞出版）、『かぜまち美術館の謎便り』（新潮社）などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」