反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030400

作品紹介・あらすじ

悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。

感想・レビュー・書評

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  • 思考を整理すること。
    自己流のおかしな思考の癖に気がつくことが重要。

    「感情を、上げもせず、下げもしない」シンプル生活。←帯より…

    “人はみんな孤独です。でも、別の人の孤独を想うことができたら、そのとき孤独でなくなります。”=78ページ= 

    思わず息をのんだ。。
    某アニメ会社の映画じゃないけど、ありのままの自分を受け入れることが大切。
    あと自分を否定しないことも。読むとシンプル。
    だけど実践して継続し保ち続けることは難しい。

    貸出期間をフル活用して、ゆっくり読んだけど読んでいる端からすり抜けていってしまう。(ああ、返却したくない…)
    購入を検討中。。。
    好感が持てる良書だと思う。

    • みつきさん
      私も返却したくなくなった本です!
      私も返却したくなくなった本です!
      2018/02/20
    • まっきーさん
      みつきさんへ

      平らで熱くもなく冷たくもない感じがとてもよかったです。
      コメントありがとうございました♪
      みつきさんへ

      平らで熱くもなく冷たくもない感じがとてもよかったです。
      コメントありがとうございました♪
      2018/02/20
  • 生きることには苦しみが伴う
    苦しみには原因がある
    苦しみは取り除くことができる
    苦しみを取り除く方法がある
     サルナートでの5行者への開示
       サンユッタ・ニカーヤ

    これを4つの真理 という

    001
    すべての悩みは、たった一つのことから始まっている
    そこさえ分かれば、どんな悩みも解消できる

    003
    すべての悩みを根本的に解決できる方法
    「ムダな反応をしない」こと

    怒りや不安や暗い気分が出てきたら、すばやくリセットして解消すること
    余計な反応をしてしまうことで、余計に不幸になっているから

    004
    心のムダな反応を止めることで、苦悩から脱する方法

    その内容は
    大きく二つ
    1.心の反応を見る ヴィパッサナー、マインドフルネス、座禅
    2.合理的に考える ムダな反応をしない、悩みを増やさない

    実用的で、合理的な、楽しく生きる方法

    第1章 反応する前に「まず理解する」

    1.悩みがある
    2.悩みには理由がある
    3.悩みは解決できる
    4.悩みを解決する方法がある

    036
    心の状態を正しく見る

    1.心の状態を言葉で確認する
    たとえば「私は緊張している」と確認する
    インターネットし過ぎたときは
    「ダラダラしすぎて心がざわついている」
    「疲れを感じているな」
    「気力が弱ってるな」
    心の状態にぺたりとラベルをはって、客観的に理解する。
    「歩いている」
    「掃除をしている」
    「作業している」
    「運転をしている」
    「青信号を見てる」
    「黄信号で注意してる」
    「赤信号で注意してる」
    心の状態、からだの動作を、言葉で表して、客観的に認識する習慣を身に付ける。
    言葉で確認する作業を通して「反応から抜け出せる」ようになる。

    2.からだの感覚を意識する
    感覚を意識する。
    ストレスや疲れがたまった心をリフレッシュする抜群の効果がある。

    からだの感覚を見つめるように心がけていると、感覚を意識する、よく感じとることの意味が分かってくる。
    同じ要領で
    「お腹が膨らんだ、萎んだ」
    「鼻を出入りする空気の感覚」を感じとるようにする。

    この2つの方法
    1.言葉で確認する
    2.感覚を意識する
    ブッダの生きていた時代にはsatiと呼ばれていた。
    禅の世界では「念じる」
    瞑想の世界では「マインドフルネス」と呼ばれている。

    心の状態をよく見ること
    体の状態をよく意識すること
    この2つの作業を通して、ムダな反応は止まり、心は静まり、深い落ち着きと集中が可能になる。

    039
    3.頭の中を分類する
    心の状態を、もう少し観念的に理解する
    1)貪欲
    2)怒り
    3)妄想

    042
    妄想をリセットする方法
    「今妄想している」と言葉で客観的に確認すること。
    ラベリング
    妄想vs視覚
    妄想vs感覚
    妄想ではなく視覚、感覚のほうに意識を集中させる練習を積んでいくと、妄想から抜けることが上手になる。

    歩きながら心をきれいにする習慣
    からだの感覚を意識する発想があれば
    スポーツでも、ウォーキングでも、ヨガでも、体を使うことなら何でも活用できる。

    歩いているときは、「右、左」と頭の中で確認しながら、足裏の感覚を感じとるようにする。
    鼻孔を出入りする空気の感覚や、肺の膨らみや萎みを
    「吸っている、吐いている」と、言葉を使って感じとるようにする。

    045
    悩みはいつも「心の内側」に生じる。
    だから、「心の外側」にある体の感覚に意識を向けることが、悩みから抜ける最良の方法。

    046
    ○悩みの原因は心の反応
    ○心の反応の背後には「求める心」「7つの欲求」がある
    ○心の状態を理解するには
     1.言葉で確認する
     2.感覚を意識する
     3.貪欲・怒り・妄想の3つに分類する

    この理解によって、苦しみを作り出す、心のムダな反応を解消していく。

    正しい理解とは

    自分の主観や見方を差し引いて
    あるものを「ある」とだけ、ありのままに、客観的に、ニュートラルに見ること

    正しい理解に、反応はない。ただ見ているだけ。動揺しない。余計なことを考えない。
    徹底したクリアな心で、自分を、相手を、世界を、理解すること。

    048
    正しい理解こそが、苦しみを乗り越えていく道

    解脱 パーリ語vimuttiヴィムッティ
       英語 emancipation
    自由、解放という意味。

    ブッダの教え
    正しい理解によって、人間の苦悩から自由になる方法

    人は「求める心」によって、苦悩する。
    ゆえに、あなたは、「求める心」を、正しい道に立つことで手放せ。
    そして再び「求める心」に囚われて、苦しみの人生に戻らないようにせよ。
    スッタニパータ「彼岸への道」の章

    050
    ムダな判断をしない
    人が悩む理由のひとつは、判断しすぎる心にある。
    判断とは
    この仕事に意味がある、とか、ない、とか。
    人は生きる価値がある、とか、ない、とか。
    私と他人を比較して、優れている、とか、劣っている、とか。
    「どうせ自分なんて」
    「うまくいかないのでは」という不安や心配も、判断。
    「あの人は好き、あの人は嫌い」も判断。

    こうした判断は、不満、憂鬱、心配事など、たくさんの悩みをつくる。

    もしムダな判断をしなくなれば、心はスッキリして軽くなる。

    目覚めたものは、人間が語る見解、意見、知識や決まりごとに囚われない。
    彼は良し悪しを判断しない。判断によって心を汚さない。心を汚す原因も作らない。
    ブッダは、正しい道のみを説く。かくして「わたしが」という自意識から自由でいる。
    スッタニパータ「心の清浄について」の節

    055
    ブッダは人が抱える苦しみ悩みを、そのままに見ます。

    人は3つの執着によって苦しむ。
    1)求めるものを得たいという執着
    2)手にしたものがいつまでも続くようにという執着
    3)苦痛をなくしたいという執着
    では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。
    それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である「執着」が完全に止んだ状態なのだ。
    サルナートでの5人の行者への開示 サンユッタ・ニカーヤ


    057
    人が苦しみを感じるとき、その心には必ず「執着」がある。

    かなわなかった過去の願いが、苦しみを生んでいる。
    こんなはずではなかった、という判断が、苦しみを生んでいる。
    相手はこうあるべきだ、という期待要求が、苦しみを生んでいる。
    これらの執着を手放さなければ、自分も相手も、苦しみ続ける。

    どんな判断であっても、執着すると、苦しみが生まれる。

    「こうあるべき」という人生のこだわりや、他者への期待は、ただの判断。
    あたまの中にしか存在しないから、妄想。

    本来「ない」ものを「ある」と思ってしまう真理を「顚倒てんどう」と呼ぶ。

    060
    過去も、判断も、ぜんぶ手放す。そして、楽になる。

    061
    道を生きる者は、灯火をもって暗室に入るかのごとく、光明をもって人生の闇を抜けるであろう。
    道を得るとは、智恵の光ー正しい理解と考え方ーを得ることであるから
    42章経

    財産や容姿は普遍の宝ではない。求めることは得られぬことが多い。
    しかし、道だけは心のままである。
    これを実践すれば、心を害するものは何もない。
    遊女アンバパリーへの励まし マハーパリニッバーナ・スッタ


    人を苦しめる判断のひとつに、自分は偉い、正しい、優れている、という肯定しすぎる思いがある。

    慢心は、いっときは心地よいが、高慢、傲慢、プライド、優越感は、結局、不満やうぬぼれ故の失敗を招き、損をします。

    自分も他人も判断しない、が一番良いのです。

    自分が、あの人が、という思いが「心に刺さった矢」であることに、人は気づかない。正しく見る者に、苦しみを繰り返すこだわり(自意識)は存在しない。
    ウダーナヴァルガ「観る」の章

    063
    私が言葉を語るのは、相手に利益となる場合である。
    真実であり、相手に利益をもたらす言葉であれば、ときに相手が好まない言葉であっても、語るべきときに語る。それは相手への憐れみ(慈悲)ゆえである。
    アバヤ王子との対話 マッジマ・ニカーヤ

    065
    自分は正しいという考えから離れてみる

    ウダーナ 象のたとえ

    人間は、一部しか見ていないにもかかわらず、すべてを理解した気になって、自分は正しいと思い込んでいる。

    067
    正しく理解するものは「自分が正しい」と思うこと(慢)がない。
    だから、苦しみを産み出す「執着の巣窟」(わだかまり)に引き込まれることはない。
    スッタニパータ あるバラモンとの対話の節

    070
    それではチュンダよ、このように考えて、自らを戒めよう。
    荒々しい言葉を語る人もいるかもしれないが、私は荒々しい言葉を語らないように動力しよう。
    自分の考えに囚われている人もいるかもしれないが、わたしは自分の考えに囚われないように心がけよう。
    間違った理解や思考を手放せない人もいるかもしれないが、わたしは正しい理解と思考が身に付くように頑張ろう。
    見栄やプライドにこだわる人もいるかもしれないが、わたしは見栄やプライドから自由でいられるように精進しよう。
    自分をよく見せたがる人もいるかもしれないが、わたしはありのままの自分で生きていくように努めよう。
    チュンダへの諭し スッカレ経 マッジマ・ニカーヤ

    わたしは慢心という病にかかっている
    と素直に認める。
    懺悔さんげ、慎み、という時間をもつ。
    074
    自分を否定しない。どんな時も。

    どんな人にも失敗することはある。
    大事なのは、そこで、凹まないこと。
    決して、自分を否定しないこと。

    人によっては、劣等感や挫折感によって、自己否定してしまう。
    現代には、自己否定して苦しんでいる人が多い。

    自己否定をやめるエクササイズ
    「あ、判断した」に始まる3つの方法

    1.一歩、一歩と外を歩く
    2.広い世界を見渡す
    3.私は私を肯定する、と自分に語りかける

    「私は私を肯定する」
    この肯定は世間で言われる積極思考とは異なる。

    判断を止めれば、人生は流れはじめる

  • ソニー創業者の井深大が21世紀は「心の時代」だと言いました。

    心をいかに扱うかが、人間の主要なテーマになり
    過去のどの時代より、重要になると言いたかったんだと思います。

    言い換えれば、今は、過去のどの時代よりも、心が乱される時代と言えます。

    物質文明の限界が、わかっていたんだと思います。
    2500年以上前に、その心の取り扱い方を完璧に理解した人がいました。
    それが、ブッダです。

    今、日本人で最も必要とされる技術やこれから必要とされる技術は、
    AIでも、ITでも、金融でも、プログラミングでもなく、
    自分の心の扱い方でしょう。

    日本での精神疾患数は、この20年で倍以上に増えています。
    少なくない人が、精神的に病んでいます。
    これは、今も、これからも、より深刻さを増すでしょう。
    一体、どうしてでしょか?

    日本に漂っているどうしもない閉塞感と怒り、
    先行きが見えない経済、会社、組織、
    政治の混乱など、
    日本にいるだけで「不安」になる要素はたくさんあります。

    また職場や仕事で生まれるストレスは減る所か、
    仕事量もますます増え、多くの人は、疲弊しきつています。

    うつ病に代表されるストレスが主因と思われる精神疾患は、
    今の日本に蔓延しています。
    多くの人が活力を失い、嘆いています。
    しかし、どうすることもできないと感じています。

    そんな状況に、一石を投げるのが本書です。
    ブッタ思考法を、誰にでもわかり易く解説しています。

    不思議なもので、あらゆる悩みは、自分の「ココロの反応」から生まれます。
    怒り、悲しみ、疲れ、絶望、あせり、嫉妬、失望などは、
    他人からの攻撃から来るものではなく、
    元は、自分のココロの反応です。
    自分達は、こういったココロの反応の扱い方を、
    習ったことがありません。

    しかし、今の日本の状況から考えれば、一刻も早く、
    その技法を会得した方が良いかもしれません。

    私の場合は、そういった感情に襲われた場合、つまり悩みに反応した場合、
    運動したり、寝たり、飲んだり、食べたり、考えないようにしたり、
    「対抗」するような処置をとっていました。
    これは、対処療法です。
    根本治療ではありません。

    増えることはあっても減ることのない悩みに対して、
    どうすればいいかと、これまた、悩んでいました。
    自分の無力感を嘆いていました。

    この著作では、ついつい反応してしまう心に対して、

    悩みあることを理解することが大事だと言っています。
    つまり現実を直視するということです。
     言葉で確認することが大事です。

    普通は、悩みを否定したり、極度に、反応するではないでしょうか。
    まずは、自分に悩みが発生したことを、しっかり理解します。

    例えば、「私は緊張している」、「頭が混乱して落ち着かない」、「心がざわついている」など、しっかりと、自分の状態を口に出して理解します。個人的には、ノートに書くことも、非常に有効だと思います。

    悩みを言葉にすることで、反応から抜け出せることを、
    発見したブッダは、やはり、天才です。
    「そんなの簡単だろ」と思うかもしれませんが、やってみると、
    心の反応を、逐一、言語化するのは、習慣になっていない人にとっては、
    かなりの難易度だと思います。

    日常の動作に対して、まず、言語化することを、
    著者はおススメしています。
    「歩いている」、「トイレに行っている」、「今、ご飯を食べている」、
    これを、動作中い、言ってみる、言葉に出してみる。

    そうすると、だんだんと、反応する心を、
    しっかり捉えている感覚を身に着けているように感じます。

    こういった一連の経験をすれば、
    自分を苦しませているのは、自分だということがわかるはずです。

    他人でも、上司でも、プレゼン資料でも、営業数字でも、
    失恋でも、受験失敗でも、失業でも、破産でもありません。
    それらは、本来、苦しみの本質では、ありません。
    単なる「コト」です。

    それに、「反応」してしまうから、
    深く悩むのです。だから、「反応しない」ということを目標にして、
    それらを「理解する」つまり、言葉でしっかり理解することを行えば、
    それらを克服することができます。

    克服するとは、つまり、「反応しない」ということです。
    この「反応しない」という技術が、これから、
    最も大切な生きる技法になります。

    ブッダが言う通り、人間の一生は、苦悩に満ちています。
    それを理解すれば、悩むことがなくなります。
    だって「反応しない」自分になっているわけですから。
    この考え方、やはり、今の時代でも、また、これから、もっと厳しくなる
    日本の状況を考えても、非常に有益だと思います。

  • 後悔など過去に縛られて、自らの妄想で苦しむことにずっと時間を使うのではなく、そのまま受け入れて、反応を鎮めて・逃して、この先どうするのかと、冷めた頭で、より良い未来を作ることに時間を使った方が豊かな人生を送ることができる。

    反応しない人間なんて、人としてどうなんだろう、って思ったけど、反応しない=妄想しないって事だと分かった。

    その技術を心得ておくだけで、人生がだいぶ楽になるのであれば、ぜひ身につけられるようにしたいと思う。

  • 人は、なにか予想しない事態になったとき、
    動揺したり、落ち込んだり、腹が立ったりするものです。

    でも、いくらそのような感情になっても
    コトが解決するものではありません。


    本日ご紹介する本は、
    ”ブッダ”の教えを元に
    物事を合理的に理解し解決するための
    考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「心の反応を見る」

    人間なので、なにかコトが起こったら
    必ずそれ相応の感情を持ってしまうものです。

    その感情にムダに反応してしまって
    冷静な判断ができなかったり
    すぐにやるべきことができなかったりするもの。

    ココロの状態を言葉で確認することが重要。
    「わたしは緊張している」「考えがまとまらないな」「イライラしているな」

    そうすると客観的に、主観抜きのニュートラルな目で、
    物事を見すえることができるようになります。



    「ムダな感情を防ぐ」

    ムダな感情を防ぐ上で、一番重要なのは、
    最初から「反応しない」という前提に立つこと。

    反応しないことが最高の勝利です。

    ”正しいのは自分で、間違っているのは相手”と言う
    執着こそが苦しみを生んでいます。



    「妄想」

    他人の目が気になる心理の正体は、「承認欲」
    それは、他人が自分のことをどう思っているかという妄想。

    妄想は妄想にすぎません。
    何が思い浮かんでも反応しないという覚悟が、大事。

    奥が深い一冊です。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    すべての悩みを根本的に解決できる方法はムダな反応をしないこと
    人は悩みに直面したときに、つい反応して「闘おう」としてしまいます
    ブッダとは、「正しい理解をきわめた人」という意味です
    正しい理解=ありのままに、客観的に、主観抜きのニュートラルな目で、物事を見すえること
    人が悩んでしまう理由の一つは、「判断しすぎる心」にある
    相手の反応は相手にゆだねる
    今見えているその思いは、すべて「妄想」です
    嫉妬から自由になるというのは、まずは、相手に目を向けている状態から「降りる」こと
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 反応する前に「まず、理解する」
    第2章 良し悪しを「判断」しない
    第3章 マイナスの感情で「損しない」
    第4章 他人の目から「自由になる」
    第5章 「正しく」競争する
    最終章 考える「基準」を持つ
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 宗教色がなく素直に受け入れられた。
    二度読みが必要かと思うほど内容が豊富であり、きっちりともう一度読んでみよう。承認欲、執着、妄想から脱却す事が大切な事が学べた。

  • 欲が満たされなければ不快を感じる。
    人の心は際限なく欲を求め続ける。
    心の反応をそのまま受け取って不快になるのはよろしくない。
    現状を客観的に理解しようと試みることで
    適切な反応に導くことを目指す。

    ・あらゆる悩みは“心の反応”から始まっている
    ・“求める心”が満たされなさを生み、悩みの元になる
    ・「人は人、自分は自分」と考える

  • ラベリング
    心の状態、体の動作を、客観的に言葉で確認すると、「反応から抜け出せる」

    ①貪欲 ②怒り ③妄想
    の3つに分類して理解する

    妄想をリセットする基本は「今、妄想している」と客観的に言葉で確認すること

    妄想vs視覚
    妄想vsカラダの感覚
    妄想と感覚の違いを意識しながら「感覚の方に意識を集中させる」練習を積んでいくと「妄想から抜け出せる」

    悩みはいつも「心の内側」に生じる。だから、悩みを抜けるには、「心の外」にあるカラダの感覚に意識を向けることがベスト

    悩みの原因は、心の反応
    心の反応の背景には、「求める心」や「7つの欲求」がある
    心の状態をよく理解するには、
    ①言葉で確認する
    ②感覚を意識する
    ③貪欲・怒り・妄想の3つに分類する

    良し悪しを判断しない

    判断は、アタマの中にしか存在しないから妄想である

    「つい判断してしまう」からの卒業
    ①「あ、判断した」という気づきの言葉
    ②「自分は自分」と考える
    ③いっそのこと「素直になる」

    自信を持つには
    ①やってみる
    ②体験を積む
    ③ある程度の成果を出せるようになる
    ④周囲が認めてくれるようになる
    ⑤「こう動けば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる

    感情を上げもせず、下げもせず
    ①不快な感情が生まれるのを防ぐ。湧いてしまった感情は、早めにリセット(解消)する
    ②相手とどう関わるかを考える

    困った相手と「どうか変わるか」
    ①相手のことを「判断」しない
    ②過去は「忘れる」
    ③相手を「新しい人」と考える
    ④「理解しあう」ことを目的とする
    ⑤「関わりのゴール」を見る

    「他人の目が気になる」の正体
    ①認められたい欲求がある
    ②その欲求で反応して、「どう見られているのだろう」と妄想する
    →承認欲が作り出す妄想

    比べない
    自分と他人を較べて「等しい」とも「劣っている」とも「優れている」とも考えてはならない。それらは新たな苦しみを生むから

    心のよりどころ
    慈 慈しみの心 相手が幸せであるようにと願う心
    悲 悲の心 相手の苦しみ・悲しみをそのまま理解すること
    喜 喜の心 相手の喜び・楽しさをそのまま理解すること
    捨 捨の心 手放す心、捨て置く心、反応しない心。中立心ともいい、欲や怒りという反応に気づいて、ストップをかける心がけ

    正しい生き方とは
    ①反応せずに、正しく理解すること "正見"
    ②三毒などの悪い反応を浄化すること(心をきれいに保つこと) "清浄行"
    ③人々・生命の幸せを願うこと 慈・悲・喜・捨の心で向き合うこと

    • uptoyounikonikoさん
      性善説っぽいのは苦手です。
      レビューから食わず嫌いを払拭した。
      性善説っぽいのは苦手です。
      レビューから食わず嫌いを払拭した。
      2016/06/12
    • uptoyounikonikoさん
      manybookさんのコメントはいつも客観的で解りやすい。自分の思考と混ぜてなく、あくまで、作品を軸にしたコメント。だから、読んでいて楽なの...
      manybookさんのコメントはいつも客観的で解りやすい。自分の思考と混ぜてなく、あくまで、作品を軸にしたコメント。だから、読んでいて楽なのかもしれない。
      2016/06/12
  • ブッダのクールな考え方を基に書かれた本。
    人が悩んだり苦しんだりするのは、日々起こる出来事に反応してしまうせいで、反応さえしなければ、苦しむこともない。
    人の持つ“求める心”が7つの欲求に枝分かれして、その欲求を無視して生きることは無理だけれども、その中の“承認欲”をコントロールできれば、自分は自分、という生き方ができる。

    反応しない。
    まぁ、難しいんだけど。笑
    反応していないつもりでも、ついつい反応してしまうのが人間という生き物。
    でも承認欲に人が振り回されるっていうのはよく分かる。最たるものはSNSとか。いいね!してもらうために行動する人たちも実際今はけっこういるのだろうし。
    最初からその世界や感覚を知らなければ、変な孤独感(勘違いかもしれない)を感じる必要もないと思う。

    読んで、あぁなるほど、と思う箇所はありすぎるほどあったけど、それを自然に自分に取り入れるのは時間がかかりそう。
    けど、変に悩んだり落ち込んでしまいそうなときに、どうにかなるさ!という適当さを持つことは意識できるかも。
    そういうことって下手に他人には言えないけど、自分に言い聞かせることはできるし、それを続けていけば反応しないという境地に近づけるのかもしれない。

    読み物としてとてもおもしろかった。
    ブッダの本も関連として気になり始めている。

  • ・「妄想」と「感覚」の違いを意識しながら、「感覚のほうに意識を集中させる」練習を積んでいくと、「妄想から抜ける」ことが上手になっていく
    ・悩みはいつも「心の内側」に生じる。だから、悩みを抜けるには、「心の外」にあるカラダの感覚に意識を向けることがベストの方法
    ・悩みの原因は「心の反応」である。「心の反応」の背景には「求める心」や「七つの欲求(特に承認欲)」がある。心の状態をよく理解するには?言葉で確認する、?感覚を意識する、?貪欲・怒り・妄想の三つに分類する
    ・妄想にすぎない「判断」に執着して、今なお、自分や相手を苦しめている。「判断しない」こと。「あっ、判断した」と気づく。そして「人は人。自分は自分」という、明確な境界線を引く
    ・人生に、あやまち、失敗はつきものです。ただ肝心なのは、そのとき「どう対応するか」なのです。落ち込まない。凹まない。自分を責めない。振り返らない。悲観しない。それより、今を見すえて、正しく理解して、「ここからできること」に専念するのです
    ・もし唯一「自信」を持てることがあるとすれば、それは「こう動けば、成果が出る」という見通しが立つようになったときです。それはもちろん、行動・体験の積み重ねの後、「時間の蓄積」の後に、初めて持つことができます。ただ「やってみる」。「失敗をするかもしれない」「迷惑をかけてしまうかもしれない」「わたしなんてまだまだ」といったためらいは「妄想」。妄想は妄想にすぎないと正しく理解して、「とりあえず、やってみよう」というスタートラインに、意を決して立ってみることです
    ・反応しないことが最高の勝利。相手に勝つことではなく、「相手に反応して心を失わない」こと
    ・わかりたくもない嫌な相手でも「反応しない」というクールな前提に立って、「言うことはわかります」「どうしたらいいのでしょうか」という客観的な状態に立つ。このとき、後ろ側(奥)にある心では、自分の「反応」を見る。怒りを感じているか、過去を振り返っていないか、緊張や、相手への疑い・妄想が湧いていないか。「心の後ろ半分は自分の心を見る」ことに使う。そうすることによってだんだん「不動心―反応しない心」が育ってくる
    ・イヤな記憶を思い出したり、不快な感情に悩まされたりしたときは、「体の感覚に意識を向ける」こと。外を歩く。スポーツをする。お風呂に入る。等
    ・自分のすべきことがわかっている。心をリセットした、集中する。やり遂げた後に、納得が残る。それだけですっきり完結
    ・「道を成就する」うえで、「五つの妨げ」に気をつける。?快楽に流される心、?怒り、?やる気の出ない心、?そわそわと落ち着かない心、?疑い。その対処として、「反応に逃げない」。たとえばちょっとした隙に、テレビをつけるとか、ネットを開くといった反応を止める。小さな反応が積み重なると、成功の可能性は遠くなってしまう
    ・わたしを肯定する
    ・嫉妬から自由になる。まず、相手に目を向けている状態から「降りる」。相手は見ない。「相手は関係ない」と考えて、怒りからも降りる。「他人と同じ成果を手に入れたい」という妄想からも降りる。「今自分に何ができるか」を考える。そうすると、自分自身の能力を高めていくこと、仕事・生活を改善していくことに心が向かうようになる・「脚下照顧」足元を見るという生き方
    ・この世界ではただ自らをよりどころにして、他の何ものもよりどころにしない(依存しない・執着しない)
    ・「納得」を人生の方向性にすえるなら、あとは時間をかけて、近づいていけばよくなる。日々の仕事や家事も、「自分が納得できること」を基準にすれば、外の世界に振り回されることは減っていく
    ・あなたが悩みを抱えたときに考えるべきは、正しい生き方、正しい心の使い方に帰ることです。過去や他人を恨むことではなく、これから先を悪く想像することでもない。自分を責めることでもありません。「この生き方に間違いない。いざというときは、この心がけに帰ろう」そう思えることが、最高の答えです。戻るべき心の場所、よりどころさえ見つかったなら、あとは「時間の問題」です。今日をよく生きることだけ大切にしていけば、きっと「最高の納得」へたどり着けることでしょう

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著者プロフィール

僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで30代で得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、仏教を宗教としてではなく、「仕事・生活の改善に役立つ方法」として紹介。実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。NHK学園、東武カルチュア講師。NTTラーニングシステムズ企業研修講師。ベストセラー著書に『反応しない練習』がある。

「2019年 『こころを洗う技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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