Elysion 二つの楽園を廻る物語 (下)

著者 :
制作 : Sound Horizon 
  • KADOKAWA/角川書店
3.90
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本棚登録 : 169
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041030929

作品紹介・あらすじ

避けられぬ罪と、悲しき祈りが紡ぐ異なる地平線の全てが今、明かされる! さあ、心に深い傷を負う者よ。その心に深い闇を飼う者達よ。あの仮面を被った笛吹き男が待っている。「──楽園パレードへようこそ!」

感想・レビュー・書評

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  • スターダストの世界観が不思議。
    情報によって同じ楽曲から無数の世界が生まれるのが面白いと思う。

  • Elysionのノベライズ作品。最後まで読むと上巻からまた読み返したくなるような上手な構成だった。Elysionの解釈の一つである、この作品自体も様々な解釈が可能。

  • 幾度も開かれる扉。廻る楽園。仮面の男が繰り返すのは果たして悲劇なのか。
    世界は終わり、そして始まるだろう。娘は収穫を誤り、姉は妹を犠牲にされ、女は星屑に踊らされる。
    果て無き物語にもたらされる答えとは? 避けられぬ罪と、悲しき祈りが紡ぐ異なる地平線の全てが今、明かされる。
    さあ、心に深い傷を負う者よ。その心に深い闇を飼う者達よ。あの仮面を被った笛吹男が待っている。
    「楽園パレードにようこそ!」

    エリュシオン書籍化の下巻。今回はYieldとSacrificeとStarDust、Lの楽園とパレード。
    Yieldは予想通りではあったものの、思った以上に丁寧に、そして結構昼ドラ的な展開ですごかった。あの数式の答えにも納得。
    Sacrificeは妹さんが予想以上に可愛く描かれていたせいで、切なさが倍増。これはお姉ちゃんも復讐したくなる。
    StarDustは予想以上に男の方がロクデナシだった。普通に浮気程度かと思ってたけど、ここまでダメな男だったとは。これはエリスさんキレる。もっと早く見限るべきだった。というかこれだけ箱船が云々でArkと繋がってそうなのが気になった。他の作品もだけど、大災害がどうとか、そこをもっとはっきりしてほしい。
    本筋?であるエルのお話は結局ぼんやりとぼやけたまま終わってしまったのが残念。時代を超えて同じ運命を繰り返していたということだろうか?
    それはそれで切ないけど、出来ればエルとパパは親子のままが良かったなぁ。最後にラフレンツェとオルフェでしたみたいな言い回しは残念だった。あの二人とこの二人は別が良かったなぁ。
    あくまでも解釈の一つということなので、これはこれで面白かったと思う。

  • 3-1+1-2。この「3」がこんなに歪んでいたなんて。
    Sacrificeは嫌だ嫌だと思いながらも覚悟して読んだけど、ああ、嫌だ。
    赤いドレスのあの人の話は、少し意外だった。
    忘却の泉。
    そしてパレードは続く。
    しかしこれなら幸せなのではないだろうか?

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著者プロフィール

作家。北海道大学文学部卒。
『純潔ブルースプリング』で第7回角川学園小説大賞・特別賞を受賞。
主著に『薔薇のマリア』シリーズ、「第九高校」シリーズなどがある。

「2013年 『マイワールド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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