- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041031049
作品紹介・あらすじ
人間業とは思えない首斬り殺人事件が発生。新任刑事の心経琴枝は、猟奇殺人と巷で話題の恨みビジネスの間に関係を見出し、捜査を進めるが!? 超行動派女刑事・琴枝がたどり着いた驚愕のトリックと真相とは?
感想・レビュー・書評
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「みんなの丑の刻参り」という通信販売が殺人を次々と引き起こす。その裏には思いもかけない真相が潜んでいた。どちらも訳ありの過去を持つ大型バイクを乗り回すじゃじゃ馬の心経琴枝とベテラン刑事の頃切り順平のコンビがなかなか魅力的で読み進んでしまった。複雑に思われた事件も最後には終結を見るが、まだ警察内部の巨悪が残されている。さてさて次巻があるのかな。
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警察モノとしては警察捜査そのものの設定があまりに荒唐無稽過ぎるかと思うが、そこはエンタメと割り切ってしまえば、面白く読めるのではないかと。文章のテンポはイイし、丑の刻参りビジネスや連続首斬り事件など煽情的で刺激的な事件を扱っていて、読む側としては上手く惹き込まれてしまう。また、いろいろ詰め込んだ割には、最終的に大半が上手く繋がり、その点も良かった。ただ、事件背景には更に裏があるようで、それが今後のシリーズ化に繋がっていくのだろうと思われるが、変に今回の事件をややこしくさせ、現実味を失わせている気がして、その点はちょっと不満に思った。
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これはヒット!かなり面白かった!いったいどんなトリックか?と先が気になり、一気読み。キャラクターも好感が持てる人ばかり。是非とも続編お願いします。
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「キルマ1945」の作者。今度は警察小説ですか。発端はおどろおどろしくてよいです。
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あの『セオイ』の作者による警察ミステリー小説。オカルティックな味付けがさらに物語を面白くしている。
『みんなの丑の刻参り』という怨恨ビジネスを巡り、連続する首斬り殺人事件。哀しい過去を持つ、心経琴枝と黒霧順平の二人の刑事が事件の真相に迫る。
読みどころは心経琴枝のアマゾネスのようなハードな捜査と後半の事件の真相に迫る畳み掛けるような展開。少し詰め込み過ぎのように感じるが、広げた風呂敷は全て回収されており、なかなか面白い。
シリーズ化されるのかも。 -
疾走感溢れるエンタメ小説。やはり、心経琴枝のぶっ飛んだキャラクターに尽きるでしょうか。続きそうなので、次作も楽しみにしています。