されど時は過ぎ行く (角川文庫)

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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031520

作品紹介・あらすじ

酒場“ブラディ・ドール”オーナーの川中と街の実力者・久納義正。いくつもの死を見過ぎてきた男と男。戦友のため、かけがえのない絆のため、そして全てを終わらせるために、哀切を極めた二人がぶつかる。

感想・レビュー・書評

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  • 話の筋に無理があるな~と思いつつ、読んでしまう。今どきの世相だと受け入れられないけど。

  • 久納の爺さんと川中の意地…
    最後にはジジイが吶喊で全てをかっさらうが。
    川中の意地の張り方もだが久納の爺さんもかなりのもの。
    そして、これが実質最終巻か。

  • インフルのお供に

  • 約束の街 8/8

  • 約束の街シリーズの第8弾。前作から大分間が空き、単行本刊行から6年目にして、ようやく文庫化。当初は約束の街として独立したシリーズとしてスタートしたのだが、途中からブラディ・ドール・シリーズと融合し、面白さが増した。

    今回一人称でストーリーを語るのは、姫島の長老・久納義正である。久納は戦友の息子・野本精一を救おうとするのだが…

    登場人物の誰もが、ひたすら自分の道を歩き続け、信念と強い維持を持つが故、時にぶつかり合い、時に解り合うという男臭いハードボイルド小説。

    久しく現代小説から離れ、時代小説を上梓し続ける北方謙三であるが、果たして、続編が描かれる時が来るのだろうか…

    以前に比べると文章から荒々しさが消え、角が取れて魅力が半減してしまったように感じる。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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