- 本 ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041031537
作品紹介・あらすじ
銀色家は新年を迎え、バタバタと大忙し。半年間、運動をやってみる!と一念発起して、スポーツクラブに通い始めた銀色さんは、新たな発見をすることに。一日を大切に過ごしたい……大人気エッセイ28弾。
感想・レビュー・書評
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銀色さん、今度はスポーツクラブに通いはじめて毎日何時間も、あらゆるクラスを受けている! でも、目的があって行く場所があるのがいい、っていうのはすごくわかる。あと、確かに、運動して疲れれば気が滅入っている時間は少なくなっていいかもしれない。でも80歳とか老人ばっかりのジムってどうだろう……。たぶん都心の高級ジムで、メンバーも少なそう。いろいろな人がいて、銀色さんは人を観察するのをおもしろがって、友達もできるとか喜んでるけれど、なんかわたしだったらまわりの人が気になるのはイヤかも、とか思ったり。
それでもときどき、気が滅入っていると書いているときもあってほっとした(笑)。そんなに運動だけで気が晴れられても困る(笑)。
あと、すごく共感したのは、つねにまわりにうっすら気を遣っているからひとりきりにならないと心からほっとはできない、っていうところ。
彼氏との話はなんか退屈に感じた。なんでかな。ひとりでとか家族や友人とどこかいってなにか食べる話は好きなのに。
銀色さんて今年「ゴローデラックス」とかいうテレビに出てたのか、知らなかった、見たかった。しゃべってるところを見たことないので。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
銀色夏生さんの日記本。途中中断してたのをやっと読めた(^-^;タイトル通りスポーツクラブでみっちり運動の日々が綴られています。1日に3〜4個クラスに出てハードな運動しててすごい。銀色さんて結構ひとつのことにのめり込んでそれを突き詰めるタイプだなぁと思う。マイブームみたいにそれがコロコロ変わるから面白い。彼氏?のクマちゃんとの描写に興味津々。不思議な関係だなぁ。これから結婚したりするのかしら?続きもなるべく早く読みたいです。
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半年間ほぼ毎日運動をしている銀色さんに脱帽。しかもけっこう激しい運動のようで、かなりの意志がないと続かないと思います。日常作っておられるお料理も参考になるので、これからも読み続けようと思います。
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前回、どうせ運動なんて続かないんだろうと思ってしまった私。ごめんなさい。銀色さんは半年、きちんと運動していました!主にスポーツジムでのスタジオプログラムを受けていますが、一日3つから5つなど、私も昔ジムに行っていましたが相当運動していることがわかります。プログラムをいくつか受けて一旦家に帰ってご飯を作ってからまた夜も行くなども。
また欠かせないのがクマちゃんとの日々。後半はクマちゃんの禁煙も手伝って毎日のように会っては食事をしています。そんなに毎日会って嫌にならないのかな…外食にこんなにお金使ってクマちゃんも同じくらいの収入なのかな…他人事ながら心配になります。節約しようという話になった後気分が塞いだり、銀色さんと付き合うのは精神的にもそうだけど特に経済的に価値観が合う人じゃないと難しいと思いました。 -
銀色さんが運動に目覚めている。
ジムで一日に4コマ~6コマくらいクラス受けてるよ。
それをほぼ週6日。
それで3kgくらい痩せたって・・・
そんなくらいしか効果ないの?
今まで内向的世界、内向的世界に向かっていた銀色さんが、
体を動かしていることが新鮮。
でも、「思考」することをやめることがないのは銀色さん。
印象に残ったのは、
『マシンガンまっつん。エネルギーが無尽蔵に湧き出ている。こういう人はどんどんそのエネルギーを外へ流さないとかえって具合が悪くなるんじゃないかと思う。
エネルギーというのは限られた体の中から出てくるのではなく、限りない空間から人を通って流れてくるんだと思う。』
私もそのタイプなんじゃないかな・・・って。
今の私は体内のエネルギーが枯渇しているように感じているけれど、
エネルギーは外を巡っているんだ。
それを吸収すればいいのだ。
そう思った。
ハマリにハマってる運動だけど、
ジムの経営が変わってしまうし、
銀色さんが最初から決めていた
「運動の半年」という期限もくる。
そのあと、銀色さんはどうするのか。
これ、9月発刊だったのだけど、
読むのが遅くなってしまって、今の読了になってしまった。
その分、次が早く読める!
次は、3月?
楽しみ! -
今回はほとんどが通ってるスポーツクラブのお話だったので、
いまいち興味が持てず。。
新しい恋人クマちゃんとはこの先どうなっていくんだろう?
とても不思議な二人の関係。 -
こんなスポーツクラブが近くにあったら私も通いたい。
周りは心にも懐にも余裕のある高齢者ばっかりって言うのが、居心地のよさのポイントかも…。
若手として可愛がられてる感じがいい。
くまちゃんとは、もうだめなんじゃないかなーと思ってたら意外としぶとく続いていた。
一緒に住まず、今みたいな時々ごはん食べに行ったり旅行する関係の方がこの二人はうまく行くと思うんだけど…
ゆくゆくは一緒に暮らすつもりらしい。
たぶん銀色さんが嫌になっちゃうんじゃないかなーと思うがどうなるだろう。
スポーツクラブで具合の悪くなったおじいちゃんがいて、
奥さんも同じ教室にいたけど気にせずに運動を続けていたというエピソードが妙に心に残った。
夫婦ってそんなもんよ、というコメントも。 -
思い立ったら、とことんやるのが銀色流!
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タイトル通り、半年間みっちり運動された様子。失礼ながらあの銀色さんが(夕飯作りながらワインチビチビ、とか)こんなに運動されるなんて!と驚きと、読み進めて行くウチにこちらまで爽快感を感じた。時折、人生指南というか、ピリッとしたスパイスのような一文に触れてホッとさせられるのは変わらない、いつものつれづれ。仕事リタイア宣言が気になる。もう詩は書かないのかなぁ。
著者プロフィール
銀色夏生の作品





