乙女の日本史 文学編 (角川文庫)

  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 131
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031650

作品紹介・あらすじ

教科書で習ったあの名作も、乙女の目線で読み解けば、こんなにスキャンダラスで面白い。肉食系女流歌人に、悶絶ラブレターを書いた文豪まで。書き下ろしコラム「明治〜平成・イケメン文豪図鑑」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの通説には、「オッサン史観」が多い!と思う。
    どうも男性優位的な解釈が多く、それってなんか違くない?と思うこともしばしば。
    それをガツンと言ってくれる本書は、我が意を得たり!
    とはいえ......。自分に都合のいい解釈だけを、快いからと言って無闇に信じ込まないようにしないとね。

    さて、ギリシャ神話にも天岩戸伝説と類似エピソードがあるという(18頁)。
    いきなり衣をはだけ、下半身を見せる、だと!?
    お盆芸なんてレベルじゃない。
    娯楽の少ない時代、裸芸は東西共通の笑いだったということか。
    今も昔も、ではあるが、嫌がる人には無理強いは禁物。

    『日本霊異記』『本朝文粋』が下ネタを含む本だったとは。
    古文漢文は好きだったが、どちらもあまり面白くない本だったように記憶していたが、それは当たり障りのない、勉強用のエピソードだったようだ。
    ああ、十代で知っていれば、もっと面白く思えたかも!
    でも、こんなこと、学校で教えられるわけもないか。

    『壇ノ浦夜合戦記』はさらにひどい有様だ。
    「それ行かんとす。ああ、それ行けり」だもの。
    二次創作本だというが、作者がビッグサイトでのイベントを見たら大喜びするだろう。

    そして明治期には男同士の固い友情という名の妄想が名著を生み出している。
    『女の子に「呑み込まれ」、不幸になって』(258頁)いく男性たちは、己の心の弱さ、生きにくさをマッチョの衣をまとい必死で覆い隠すと、「オッサン史観」が生まれたのかもしれない。

  • 女性向け、文学の歴史解説。
    ゴシップ要素が強く、コミカルに解説しているので、軽く面白く読めます。
    従来とは少し違った視点から、文学、作家を見つめ、解説しています。
    本書内で解説された文学が読みたくなってきます。

  • 再読です。ゴシップっぽいのは前作から変わらずですが、分かりやすくとっつきやすいです。日本人の感覚、昔から変わってないなぁと思うところもあれば、途中で変えられたところもあったことを知りました。古典もこれから読んでいきたいです。

  • 概ね楽しく読了。

    谷崎を「勝気な美少女が乗りこなす、おじさん型モビルスーツ」というなど、比喩が卓抜。

    ただ、何か所か、あれ?というところもあった。
    例えば、芥川龍之介の夫人、文についての説明。
    本書では久米正雄の妹となっているが、そんなはずはない。
    確かに彼女は芥川の友人の縁者だったが。
    彼女の旧姓は塚本。
    文の母の実弟、山本喜誉司が、芥川の中学時代の親友。

    ここだけならいいけれど、一つ見つけてしまうと、他の部分もにも間違いがあるんじゃないか…と疑ってしまう。
    そこが残念。

  • 上代文学→平安文学→中世文学→近世文学→近現代文学と奈良時代から20世紀中盤までの「日本文学」を「乙女」の目線で読み解く文学論です。 ―― http://bookmeter.com/cmt/53423327

  • 文庫本書き下ろしコラムが読みたくて、図書館から借りたけれど……面白くなかったかな(苦笑)。

  • 時代が変わると文学作品の見方も変わる、っていう考察が面白かった。
    昔々学校で習った文学史は、この作品は何派で…なんて覚えるだけのもの。
    けれどきちんと文学史を知りたいと思ったら、その土台となる時代の背景も理解しなきゃいけない…当然だけど。
    日本史編もそうだったけど、ちょっと品が良くない点はあるこのシリーズ。
    それでも、今まで通りじゃない新しい見方を教えてくれるのは新鮮です。

  • 合う合わないが分かれそうなシリーズ。私には合いませんでした。他のは読まないことにします。何か勉強になることはあるはずだと意地で読みましたが、前作と同じく時間がかかりました。私は「おじさん史観」の日本史のほうが楽しいです。

  • 面白かった

    乙女の…というにはちょっと下世話というか
    下ネタ多いけど(笑)

    近代文学の割合がもっと多くても
    江戸時代も興味あるからもっと詳しくても

  • ミーハーに楽しめる。

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