南十字星の誓い (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031667

作品紹介・あらすじ

1940年、外務書記生の繭は、赴任先のシンガポールで華僑のテオと出逢い、植物園で文化財を守る日々を過ごす。しかし、太平洋戦争が勃発し、文化財も戦火にさらされてしまい――。

感想・レビュー・書評

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  • シンガポールでの日本軍の所業の数々は許し難いものであり、当時の軍政に腹正しさを感じた。
    武士道の崩壊と明治維新が悔やまれる

  • 史実に基づく創作。ということで、戦時下のシンガポールの話であっても、やはり物語、という感じがあり、でも切実に訴えかけてくる平和への想いを感じ、その入り混じった感じが、さすが森村誠一、と思った。いかにも戦争をテーマに、という作品よりも、こういった作品がもっとテレビとかで放映されて、幅広い層に訴えかけられるといいのにな。

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著者プロフィール

森村誠一
1933年1月2日、埼玉県熊谷市生まれ。ホテルのフロントマンを勤めるかたわら執筆を始め、ビジネススクールの講師に転職後もビジネス書や小説を出版。1970年に初めての本格ミステリー『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞を受賞、翌年『新幹線殺人事件』がベストセラーになる。1973年『腐触の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。小説と映画のメディアミックスとして注目された『人間の証明』では、初めて棟居刑事が登場する。2004年に第7回日本ミステリー文学大賞受賞、2011年吉川英治文学賞受賞など、文字通り日本のミステリー界の第一人者であるだけでなく、1981年には旧日本軍第731部隊の実態を明らかにした『悪魔の飽食』を刊行するなど、社会的発言も疎かにしていない。

「2021年 『棟居刑事と七つの事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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