天佑なり (下) 高橋是清・百年前の日本国債 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 77
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031728

作品紹介・あらすじ

日露戦争の戦費調達を命じられた高橋是清は、ロンドンで日本国債を売り出し、英語力と人脈を駆使して成功を収める。蔵相、首相をも歴任、金融恐慌の鎮静化にも尽力するが、そこへ軍国主義の波が押し寄せる。

感想・レビュー・書評

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  • 高橋是清の伝記として面白かった。小説としての是非には触れないが読む価値は有る。それにしても二・二六事件前夜の日本が、今の日本にどうしても被って見えてしまい暗くなる。暴走するのが軍ではなく一政党と言うことだけが違うのだが。

  • 高橋是清は、若い頃はやんちゃでしたが、歳を経るに従って、活躍の度合いが深まっていったんですね。晩年に、何度も何度も大蔵大臣に引っ張りだされたりしてね。高橋是清の様な、しっかりとした国家観を持つ人物が、跳ね返りの軍部の凶弾に倒れたのは、惜しいです。

    と言うか、いまの日本に必要なのは、高橋是清の様な、国の将来を憂いて、無私の心しっかりと考えて行動する人物。党利党略で、右往左往する政治屋じゃ無いんですよね。あぁ、いま高橋是清が居れば・・・

  • 明治から大正、昭和という激動の時代にこんな強い日本人がいて、今の日本があることを改めて感じました。
    さらに、今の時代にぜひ、再来してほしい人物だとも思います。
    政治家には見習ってほしい。
    大河ドラマやってほしいです。

  • 幸田さんにしか書けない視点が多く盛り込まれていた。高橋是清の先見性と国を思う志に感動した❗すべての国会議員と公務員に読んでほしい。

  • 日本経済を何度も救った男の後半生を詳細に描く。
    政権交代、関東大震災、世界的恐慌という背景の中、是清氏が向き合った財政問題は現代日本と類似している。
    高齢にもかかわらず、大蔵大臣を7回農商務大臣を1回、そして総理大臣を1回務め我が国を救った男は2,26事件の凶弾に斃れた。そして陸軍は第二次世界大戦に突入する。

  • 少年時代の英語学習と海外生活の内容が面白かったです。
    後半は、経済用語満載で難しかったですが勉強になりました。
    経済的にもギリギリの状態で日露戦争が開戦され、その舞台裏で金策に奔走した高橋是清の様子がとても印象に残りました。

  • 上下巻、完読。

    人となり、モノの見方、人との関わり方。
    ここまで貫き通せる人だからこその功績なんだろう、と。
    信念を持って行動する、これって言うは易し、とても難しい。でも、信念を持って行動する、これができた方が結果、苦しくても生き易いのでは。だって己の中に信ずるものがあるなら、迷うということがないから。
    でも、信念という根幹から生まれる努力。これが伴っていなければ、話にならない。ただの頑固者だ。

    もちろん規模は違うかもしれない、でもこんな風に生きたい、素直にそう思った

  • 高橋是清の名前を少し知っていた程度だったのだけど、驚くほど波乱な人生を送っていた。
    是清の人となりと信念が相まって、明治から昭和の危機を救って来たのだろうけど、最期が無念。ああやって日本は第二次世界大戦に向かっていったのか、、、。
    また自分にもう少し金融の知識があれば、なおのこと深く読めたのでは、、、と、なんだか無念。

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