新装版 魔女の宅急便 (6)それぞれの旅立ち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 151
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031872

作品紹介・あらすじ

キキととんぼさんが結婚して15年。13歳になって旅立ちのときをむかえる双子の姉弟と、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たちの新たな旅立ちが、さわやかに描かれる。大人気シリーズついに完結!

感想・レビュー・書評

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  • 2017年10月7日読了。最後の2章が感動的で素晴らしかったです。この2章のためにそれまでの章があったと言っても過言ではないくらい。キキととんぼの子ども(双子の女の子と男の子)の話です。キキが一気にお母さんになっちゃいます。とんぼものんびりしたいいお父さんです。たくさんの人に見守られながら双子ちゃんは成長していきます。内容は語らないようにしますね。ただ最後が素晴らしかったことはお伝えします。6巻に渡る作品でしたが、児童文学にしてはちょっと長いかも知れませんが、考えさせられるいい内容だと思います。

  • 母親になったキキと、その双子の子どもニニとトトの成長を見守る巻。
    私自身母親なので、考えの浅いニニにイライラしながら読みました。
    きっと角野栄子さんの子育て経験も生かされているんでしょう(娘さんも児童文学作家だそうです、素敵!)。
    でも、13歳ってこんなもんですよね。
    13歳で旅立ちって今の世の中から考えると早いなーって思うんですが、実際に家を離れなくても、色んな意味での旅立ちが始まる年齢なのではと思います。だから、また子どもが13歳くらいになってきたら読みたいと思いました。
    キキからすると、同時に娘も息子も居なくなるなんて寂しすぎる!泣いちゃうよね。
    ニニとトトが中心で、キキの話があまりなかったのが残念でしたが、ケケが(手紙だけど)たくさん出てきたのが嬉しかった!ケケとトトの物語も読みたいな〜
    一旦これでキキの物語は完結ですが、スピンオフも読んでいこうと思います。

  • キキがお母さんになったなんて。
    そしてキキの子供は双子ちゃんなんだ。アニメを見てずっとこの先のトンボさんとの恋の行方を知りたかったので、この六巻は出合えてよかった!

    子どもたちがおおきくなったら絶対に魔女の宅急便の本買う!そして一緒に楽しみたいな。

  • 図書館で借りて読んだ。
    いつかまた読み返したとき、感想が少し変わるような気がする。
    今は母になったキキのこともそのこどもたちのこともハラハラしながら読んでいた。
    でも穏やかな気持ちで最終章を読み終えられて、私はやっぱり魔女の宅急便が好きだなと思った。
    この作品が伝えてくれるメッセージを、じんわりしみこませるように心に留めながら暮らしていきたい。

    新装版の表紙や文庫サイズがかわいくて、手元に置いておきたいくらい。いつも携えて読むのに本当に良かった。

  • 12歳の男女の双子を持つ、キキととんぼ。
    双子は性格も違う。
    女の子のニニは快活、皮肉屋。
    男の子のトトは、優しく、気働きができ、本が大好き。

    魔女の独り立ちの年齢に近づくと、俄に問題が。
    ニニは、魔法を見せびらかしたい、いつでもやめていい?と聞くし。トトは何故、男の子は魔女にはなれないのかと。

    本当は魔女になりたい。
    トンボさんはそんな二人を観察し、本人たちの意思を第一に導く。


    あの騒がせ魔女のケケも、今回トトの相談役として出演。

  • 魔女の宅急便シリーズ最終巻。今回はキキとトンボさんの双子の子供たちをとりまく話。男の子だから魔女を継げないというトトの戸惑いから旅立ちまでがよかった。シリーズはここで終わりだけど、また続編を期待してしまうような幕引きなのでどうなるかなー。続編があるならまた読みたい。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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