魔女の宅急便 新装版 キキの恋 (4) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2015年6月20日発売)
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本棚登録 : 192
感想 : 10
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041031896

作品紹介・あらすじ

17歳になったキキ。遠くの学校へ通っているとんぼさんが、夏休みに帰ってくると喜んでいたキキのもとに、とんぼさんから「山にこもる」と手紙が届いて……。一歩一歩、大人へと近づいていくキキの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学ってよりも大人にささる読み物な気がする。
    作者の方は天才だよなあ、どうしたらこんな物語書けるんだろうか。
    キキの気持ちの揺らぎとか、風景描写の美しさとか、とても良かった。

  • トンボさんが大学に行ってしまい、キキの遠距離恋愛の話。女の子にとってはボーイフレンドは常に自分を気にしててほしいんだけど、男の人は女の子より趣味優先、うんうん。子供のときに読んでおけば私もこうやって遠距離は乗り越えられたんだろうか?  でも淡々と毎日のことをこなして、トンボさんを思うキキは素敵だな。と思った。

  • 4巻も良かった!!1から順番に読んで(Audibleで聴いて)います。
    17歳のキキ。人並みに若い子が楽しむようなこと、したいよね。浮かれたり劣等感を覚えたり。17歳の夏は一回しかないもの!
    楽しい予定が潰れそうでイライラしたり、疑心暗鬼になったり。キキの心は忙しい。
    好きな人とずっと一緒にいたいのに、山に籠もっちゃうなんて(笑)トンボさん!!って感じでしたが、会えない時間が愛を育むんですね。
    暗闇の中で自分を拾って。ジジの伏線が回収されたり。
    お互いの気持ちを確かめ合って、精神的に安定したキキ。良かったね。まだまだ浮かれてるけどね。赤面無しで読めなかったです////
    ヤアくんとノノちゃんはキャンプのお別れの時に約束したんだな。
    最後、とってもドキドキしましたが、魔女のくすりぐさは凄い!次も楽しみにしてます。

  • トンボくんに恋をしているキキ。
    遠い学校に進学したトンボくんとはなかなか会えず。
    そんな初めての夏休み、友人から弟の世話を頼まれる。

    子供たちからは大人とみられ、親からはまだ半人前と。
    中途半端なキキ。
    失敗から大人になる?

    ゆらめく思春期の主人公の成長物語。

  • キキもとんぼさんもどんどん大人になっていて、胸が疼く。
    ほほえましく恋の行方を見守りつつ、暗い森の中の出来事については自分に置き換えて考えてしまった。
    続きが楽しみ!
    ーーー
    宅急便屋さんも順調で、17歳の夏を迎えたキキ。遠くの学校へ行っているとんぼさんにひさしぶりに会えると、楽しみにしていた彼女のもとへ、とんぼさんから「山にはいる」と手紙が届く。離ればなれで、とんぼさんとなかなか会えないことに、いつになく落ち着かない気持ちになったキキは、届けものの途中で、暗い森のなかにはいりこんでしまい……。一歩一歩、大人へと近づいていくキキととんぼさん、ふたりの甘酸っぱい恋の物語。

  • 2017年9月23日読了。キキの恋が書かれてました。もちろんお相手は・・・(笑)キキの焦る気持ちがよくわかりました。とんぼは女心をわかってないんですよねー、基本的に。最後のお母さんの話はドキドキしました。快方に向かってよかった!

  • ノノちゃんとヤアくんが少しおませさんだけど可愛くて微笑ましい。そしてフクオさんは素敵なパパだなぁと思った。それに比べてキキとトンボが幼くみえちゃう。

  • ついに遠くの街の学校に通っているトンボさんとお互いの気持ちを交換できて、一歩オトナになった二人。映画の4年後?3年後?の世界。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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